みーばい亭ブログ

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ヤドカリに癒し癒されみぞれ鍋

2015-11-28 20:40:04 | 生き物の話

ヤドカリに癒し癒されみぞれ鍋

というわけで、寒波襲来の日本列島。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

今朝の室温は11℃
オカヤドカリたちには命にかかわる寒波だけど、日本海生まれのホンヤドカリには快適なようで、大潮サービスのアサリ爆食中(笑)


飼い主も肖るわけじゃないけれど、貝つながりということで、今宵のほろ酔いキッチンは、抜きたての冬大根と旬を迎えた白菜で、牡蠣のみぞれ鍋。

牡蠣の旨味のしみた大根おろしに沈んで、ほっこりと温まった豆腐がまた絶品!
少し熱めに燗をつけた酒をほろほろと嚥下して、吐息と共に心身に溜まった浮世の憂さをほぅ~と吐きだす初冬の夕べ。

ほろ酔いでご機嫌を伺うのは、この夏に生れたムラサキオカヤドカリの子供たち。

すでにふつ~にヤドカリである(笑)
ついこないだまで、プランクトンやったんやけどな~。


こちらは、父親のご老公。
脱皮後の肥立ちも順調で、いよいよ迎える来亭15回目の冬!
アンタとも長い付き合いになったねぇ。


一方のナキオカヤドカリ槽に君臨するのは、永遠のライバル暴君メイ・・の、息子メイJr.
近頃、ますます親父に似てきたけど、性格はいたって温和。
同居しているのが兄弟姉妹ばっかりやから、暴れがいがないのかも(笑)
ま、爆殖されても困るんで、気の毒やけど当分禁欲しといてね(^^;


もちろん、癒しの総本山!ブチヒメちゃんも、大潮ということで活動開始。

「可憐というか奥ゆかしいというか、繊細で気品がある。控えめで自己顕示がない。奥が深いんだ。」

Web上では、ユビワだのコモンだの南方系のケバケバしいヤドカリがよく紹介されているけど、意外と和ヤドカリの露出が少ないように思う。

「ケッ、色のケバケバした見てくれだけの・・ありゃ、女子供のオモチャさ」

括弧内はつげ義春の「鳥師」に登場する小鳥屋のオヤジのお言葉。

御意!

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荒磯!

2015-11-21 22:37:36 | 新・ほろ酔いキッチン

海は荒波、向こうは朝鮮民主主義人民共和国!
と、いうわけで、晩秋の越前海岸でございます。

♪今はもう秋。
釣り人はおろかサーファーもひとりしか見なかった荒磯なんだけど、みーばい亭の管理人は、だてに長年「波風」のハンドルを名のってはいないのだ!
波の「間」を見極めながら、さっと網を入れると、イソスジエビがピチピチと!
調子に乗って網を振り回せば、唐揚げで一食分くらいはゆうに・・(笑)
普通種でも、いっぱい捕れるとやっぱり楽しい!けど、ここで一線を越えるのも何なんで、小ぶりで尻尾の模様の綺麗な個体を10匹ほど残して放流。
波の荒い日はイソスジエビが豊漁なんだけど、スジエビモドキの姿は全く見ない。
逆に、スジエビモドキがピョコピョコ泳いでいる凪の日にはイソスジエビの姿が消える。
う~ん、磯はまだまだ奥が深い。

それと・・、お土産の緑藻にくっついてきた米粒くらいのホンヤドカリも2匹お持ち帰り。
お馴染みのメンバーだけど、今シーズンは、これで打ち止め。
あとは湧き物待ちと、いうことで、楽しみ楽しみ。

もちろん管理人の酒の肴にも、磯の幸をたっぷりとお持ち帰り。

まずは、砂地の夜の友「ホウボウ」の甘~い白身を刺し身で堪能。


御目々キラキラの朝どれ秋サバは、さくっと三枚におろして塩をまぶし、程よく締まった所で千鳥酢に潜らせて生(き)ずしに・・。


スーパーなんかには合成酢で長時間カスカスに締めた「シメサバ」なんかが売られているけど、あれは食えたもんやありまへんな。
サバは、酢ではなく塩で締めのだ!
口に入れたら体温でほろりと蕩ける。
これが生(き)ずし!
って、いちいちルビを打つのがもどかしい(^^)

酒は、このところお気に入りの「越前岬」。
ここまでで、四合瓶残りわずか。
本日のメイン・デッシュに間に合うか?
と、いうわけで、最後に控えるのは・・ドン!

お約束で言っとくが「雲丹」ではない。
飼ってもそれなりに面白いけど、やっぱり「海栗」は食いもんさ~!
あ、こうなったら「海胆」と書くべきかな(笑)

コメント (6)

昼酒ほろほろ奇居虫かりかり

2015-11-15 10:11:57 | 生き物の話

昼間っから堂々と酒が飲める!
まさに小原庄助的ユートピアというかシャングリラというかイーハトーブというか、沖縄風に言えばニライカナイかパイパテローマか。
ま、とにかく「伏見の清酒まつり」ということで、大手筋商店街をお猪口片手に、2~3往復(!)して、ぴっちぴちの新酒や飲み頃の大吟醸をたらふく聞し召して、ほろ酔いご機嫌さんの管理人でございます。
肴はその場で食ったし、空いた小腹は駅そばで満たしてしまったから、ヤドカリさんたちにはお土産なし。
で、かりかりと不機嫌な顔で勢ぞろいして居るわけ(^^;
ここのところ、贅沢しすぎだからたまには我慢しなさいな。
みーばい亭の「ヤドカリの飼い方」にも、こんな記述があるからね。

「余談ですが、最近の養殖漁業では、たっぷりと餌を与えて常に満腹させておくより、間隔をあけて最低限の餌で育てた方が吸収効率がよくなり、丈夫で肉質の良い魚に育つことが確認されているそうです。
また、餌の量を減らすことによって、食べ残しや糞による海洋汚染が緩和され、赤潮の発生が少なくなるという二次的な効果もあったとか。
生体を健康に育て、水質を安定させるために、養殖漁業に習って餌の与え方を工夫してみるのも、ひとつの方法だと思います。」

ちなみに「ヤドカリカリカリ」とは、かつて株式会社トミー(現タカラトミー)が、ハーミーズクラブという生体虐待玩具を発売した時の、宣伝媒体用タイアップ曲。
中学生くらいのお子様タレントが「ヤドカリカリカリ、やりたがり」と歌う、書いてるだけで脱力しそうなアホ・ソング。
空調と照明でドライアップして、ブリスターパックや小さなプラケの中、息も絶え絶え・・、中には完全に息絶えて異臭を放っているオカヤドカリが陳列された悲惨な店頭で、繰り返し流されていたものだ。
思えば、この歌からオカヤドカリの悲劇がはじまったんだけど・・・、あまりにも情けなさすぎるなぁ。
日々粗食でも、ゾエアからここまで育ててもらったキミらは幸せなんやから、一食抜いたくらいでかりかりせんように!

コメント (2)

湖国豊穣

2015-11-07 22:31:36 | 新・ほろ酔いキッチン

ハン・ソロが惑星べスピンでカーボン・フリージングされたのは、もう30年以上も前のことか。
まもなく、彼らの次世代のエピソードが公開されるらしいが、制作元がディズニーやしねぇ(--;
人類史上最も贅沢な自主制作映画だったウリがなくなるのは仕方がないとして、よりによってディズニーとはねぇ。
はぁ・・。
と、氷漬けの鮎を眺めながらため息をつく管理人(^^;

ちなみにこのアユの素姓はこちら

このところ福井や伏見に浮気していたので、秋上がりした浅茅生を心ゆくまで堪能しようという趣向で、今週は川ものづくし。

まずはスジエビの唐揚げと季節の銀杏で、人肌に温めた吟吹雪仕込みの浅茅生を一献。



続いて鯉の仔まぶし。

普通は鮒でやるんやけど、鯉でやるとさっぱりした風味でまた格別。

ふっふっふ、此度の娘は上玉でございましたなぁ、お代官様。
これ近江屋、鯉(声)が高い。
鮒は安うございますよ。
ぶは、ぶは、ぶはははは。

てなわけで、贅沢贅沢(意味わからんが(笑))

アラはもちろん味噌汁にして、ずるずると啜りながらまた一献。

とかなんとか、遊んでいるうちに、メインの鮎が焼きあがり・・

海もええけど湖もええなぁ・・。

湖国豊穣!
めでたいめでたい!


もちろん、オカヤドカリたちにも湖の恵みをおすそ分け。

こちら、保育ケージのちびヤドさん。
8月の終わりに上陸してから、すでに10倍くらいのサイズに成長している。
この調子で、どんどん大きく・・なられても困るんやけど(^^;

そういえばオカヤド騒動賑やかしきころ、アホ業者やその取り巻きが、「飼育容器」という意味で「ゲージ(gauge)」という単語を使っていて、古参の愛好家から「それを言うならケージ(cage)やろ!」と、さんざんツッコまれていたものなんやけど、あれから10年以上経った現在も、愉快なオカヤド飼いさんはおられるようで。
「珊瑚礁」といい「生態系」といい、他所から見たらオカヤドカリ愛好家ってアホばっかり・・って、思われてるんやろな(- -;
アホ業者の呪縛が思いのほか強かったということか。
やれやれ。

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寝そびれカナちゃん

2015-11-03 13:45:49 | 生き物の話

月初の月曜日・・といえば、普段なら勤め人の例にもれず気鬱な一日なのだけど、火曜日が休みだと一気に気持ちが和やかになる。
で、バタバタはバタバタなんだけど、報告書類やなんやを、やっつけで片付けていそいそと退社。
我が家に待つのは、先週末、仕入れてきた田烏のなれずし!
お気に入りの徳利で燗をつけた越前岬を一杯一杯復一杯。
この場合の一杯は「たくさん」と解釈してもらってもさしつかえない(笑)
限度一杯飲んで家計は一杯一杯、酔っ払って悪いやつに一杯食わされないように要注意!
日本語は楽しく日本酒は旨い。
てな具合に、ほろ酔い機嫌で入る湯もまた格別。
身も心もほろほろぽかぽか温まってお床入り。
ふうと息を吐くと同時に眠りに落ち、気が付けば休日の遅い朝。
寝るが宝楽、銭いらず・・なのだ。


そんな朝に、裏庭を散策していると足元を弱々しげに歩くカナヘビが。
サイズからすると、今年生まれの個体らしい。
どうやら寝そびれてしまったようだ。
気温は12℃。
うまく冬眠に入れなければ、このまま凍死するか鳥の餌食になる運命。
可哀想だが野生動物なので管理人が手出しする筋合いはない。
なんとか試練を乗り切ってくれることを祈るのみである。

一方、こちらはヒーターでポカポカに保温された飼育ケージでのんびり育つムラサキオカヤドカリ。
孵化から104日。
上陸から75日。
自由はないが、寒さに震えることも飢えることも天敵に怯えることもない。

同い年のニホンカナヘビとムラサキオカヤドカリ。
生物としては、どちらが幸せなんだろう?

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