みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

愛より青くはないけれど・・・

2016-09-24 21:22:26 | 新・ほろ酔いキッチン

台風一過さわやかな秋晴れ・・とはならなかったけれど、時折り薄日がさす、まあまあな空模様の越前海岸。
海中は掻き回されたせいで、少々薄濁りなれど、こういう海況の日は魚影が凄い。
渦巻くように群れをなすグレ、表層を埋め尽くすスズメダイ、それに突撃するハマチの小隊。
棚の下には巨大なコブダイ、そして大小10匹以上のキハッソクの群れ!
長年この海に潜っているけれど、キハッソクが群れているのは初めて見た。

魚影が濃いのは海中だけではない。

厨漁港でやってた「越前さかなまつり」の会場をちょいと覗いてゲットしたのがこちら。

尺アジのひらき。
干物とは思えない脂ののり!
レギュラーサイズのひらきとは別物である。

炭火に落ちる脂の香ばしい煙で、ビールをグビッ!
焼きたて熱々の身をほぐしながら、今シーズン一押しの「越前岬 純一絵」をグビッ!
そして、生姜醤油をからめたほぐし身を炊きたてご飯に乗っけて紫蘇の実を振りかけた「アジ丼」!
管理人は、これが大好物なのだ!

ただ困ったことに、〆飯なのにさらに酒が飲めちゃうんよね~。
こまったこまった浅草姉妹(笑)

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シーズン到来!

2016-09-17 21:24:04 | 新・ほろ酔いキッチン

ノンダイバーの読者諸氏は「ヘっ?」と思われるかもしれないが、日本海のベストシーズンは秋である。
例の傍若無人な「夏の思い出作りバーべキュー軍団」が姿を消すのもありがたいが、何よりも海である。
台風の影響さえ受けなければ、海はべた凪、視界はクリア、水温25℃気温28℃で暑くもなく寒くもなく。
おまけに今日は天気予報の雨模様という誤報もあってか、ホームゲレンデの磯には人影もなく、のんびりゆっくり楽しく思う存分、秋の日本海を堪能した管理人でございます。
南方からの無効分散ミノカサゴもすっかり大きくなって迫力満点。

まもなく吹き荒れる北風に掻き回されて水温が急低下するまでの命・・という、近々の未来を知る管理人としては、ちょっと切ない気分になるが、そんな憂いを吹き飛ばすのは、もちろんこちら。

越前の地酒「越前岬」!
しかも今日は定番の本醸造じゃなくて純米を奮発!
これがまた思いがけない美味さで、アテを大量に残して完飲!
ちなみにアテは、ナメラ、マダイ、ハマチにサザエ、アワビにガマエビ、アオリイカ・・てな、鮨ネタ酒ネタ的には殺人的なラインナップだからしゃーないか。
なんせ、老衰極まって死にかけのイソガニ爺さんも、このとおり巣穴から飛び出してくる有り様やしね(^^;

あんた、歴史上もっとも幸せなイソガニでは?
・・と思う、今日この頃の管理人(笑)

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ファイヤー!

2016-09-10 21:48:20 | 新・ほろ酔いキッチン

という、掛け声で変身するのは往年の円谷ヒーロー「ファイヤーマン」。
一応、断わっておくが「消防士さん」ではない。
幼少の管理人は、その虫っぽい顔つきが気に入っていたのだが、あまり人気はなかったようで・・。
ま、虫顔の本家本元「仮面ライダー」全盛期だから、陰になるのは仕方がないか。
それはともかくとして、虫と言えば今日庭先で面白い虫を見かけた。

真っ白なハサミムシ。
脱皮直後なのかアルビノなのかは知らないけど、なんとなく瑞兆!
この夏も楽しく遊んで旨い酒もいっぱい飲んだし、来たる秋にもいいことがあるかな。
と、言ってる先から、秋の味覚第一弾登場!
亭主が庭で秋刀魚を焼き、女房が台所で大根をおろす。
このささやかな幸せも、白いハサミムシの御利益かな。

こんがりと焼きあがった秋刀魚に合わせるのは「萩乃露」の特純。

先週のきき酒会のブラインド審査で、意外な高得点だったのが「松の司」と「萩乃露」。
どちらもみーばい亭では今までノーマークの銘柄だったので、味覚や好みが変わったかなと思ったのだけど、浅茅生や初桜など好みの定番酒にも相変わらず高得点をつけているから、そういうわけでもなさそうで、新たに好みの酒が増えたということで、めでたいめでたい。
で、さっそく仕入れてきたのがこの特純。
採点シートには「後味に酸味が残るもバランス良し」という記載が残っているが、微かに感じる酸味が爽やかさを醸し出して、ややすればくどくなる秋刀魚の脂臭さを中和してくれる。

さて、ここでお集りの皆々様!
管理人が若い頃、酒の師匠から伝授された「秋刀魚の食べ方」を、酔った勢いで大公開!
まず、焼きたての秋刀魚の腹に箸を刺し、ジュワっと立ち上る湯気の香りでまず一杯。
お腹がポっと温まったところで、おもむろにハラワタをパクっ。
ジワっとほろ苦みが口中に広がったところで背肉をむしってパクっ!
すると、あら不思議、肉の甘みがお口の中いっぱいに広がりますね。
そこですかさず純米酒をグビっ!
甘露甘露。
ハラワタをパクっ、身をパクっ、酒をグビっ!
と、半身を食べ終わる頃には、すっかり冷めて生臭みを感じるようになるので、すだちをジュっと絞ってパクっ。
本来ならば庭の柚子を使うのだけど、先日知り合いの知り合いが四国のご出身とかでおすそわけのおすそわけを頂いたので、今回はすだち。
柚子よりもくせがなく、純米酒との相性も〇。
持つべきものは気前のいいご近所さんである。
あれっ、大根おろしは?

ちゃんと、厚揚げ焼きに使いましたのでご心配なく。

そして、この季節に絶対外せない定番中の定番。
みーばい亭名物「無花果田楽」。

真っ白なハサミムシの御利益満載の土曜日。

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【復刻版 あーまんの話】 トラ

2016-09-04 10:49:39 | 【復刻版 あーまんの話】

2000年6月のある日、みーばい亭のご近所の若葉さんの家に、沖縄から14頭のあーまん(オカヤドカリ)がやって来ました。
 若葉さんが応募した懸賞の景品だったそうです。
 生き物の好きな若葉さんに大切にされて元気に暮らしていたのですが、20世紀も終わりに近づいた12月のある日、その出来事は起こりました。

その日、ケースの掃除をしていた若葉さんは、砂の中で見つけた、お腹のちぎれたあーまんにすっかり動転してしまいました。
 後で考えればそれはただの脱皮殻だったのですが、若葉さんはてっきり死んでしまったものと思い込み、脱皮したばかりのあーまんが、砂の中にいるのに気づかないまま、バケツで砂を洗ってしまったのです。
その後、砂と一緒にベランダで12月の寒風にさらされ、1週間後砂を片付けようとした若葉さんにようやく発見されたときには、固く殻に閉じこもって全く動かなくなっていました。
 若葉さんは事の成り行きを理解しましたが、今度こそ本当に死なせてしまったと思い、庭にお墓を作って埋めてあげました。

その日の午後、たまたま若葉さんを訪ねてその話を聞いたとき、なんとなくそのあーまんは生きているのではないかという気がしました。今から思うと予感のようなものだったかもしれません。
どうしても気になったので、お墓から掘り出して、暖かい陽だまりに置いて様子を見ていると、しばらくしてかすかに貝殻が動きました。
やっぱり、そのあーまんは生きていました。
けれどかなり弱っている様子でしたので、仲間が大勢いるケースには戻さないほうがいいだろうと思い、若葉さんに申し出てしばらくみーばい亭で預かることにしたのです。

その小さなあーまんは、沖縄からやってきたときに入っていた、小さなプラケースに入れられてみーばい亭にやってきました。
はじめのうちは、ケースのすみでじっとうずくまっていましたが、年が明けて21世紀を迎えるころには、入れてあげたパンをつまむくらい元気になりました。
みーばい亭ではこのあーまんのことを「トラ」と呼ぶことにしました。
トラとはトライアスロンのトラ。
さまざまな試練に耐えて生きのびた「鉄のあーまん」です。
ケースにヒーターは入れていなかったのですが、さすがに「鉄のあーまん」寒さのきびしい1月2月も何とか乗り切り、3月になると、カサカサと音を立ててケース内を歩き回るようになりました。
こうなると、この狭いケースではちょっとかわいそうです。
それで、せっかく仲良くなったトラと別れるのはちょっと寂しかったのですが、仲間のいっぱいいる若葉さんの家に帰してあげることにしました。
そして、トラを連れて訪れた若葉家で、その悲しい事件を知らされたのです。

それは前の週のことでした。
 若葉邸で、数日かけて行われていた外壁の塗装工事の最終日、その日は風がなく家の中に溶剤の臭いがこもって、若葉さんも少し気分が悪くなるほどでした。
 夕方、あーまん達に餌を入れてあげるときには、誰も動いていなかったのですが、昼間はじっと寝ていることが多いので、その時は特に気にしませんでした。
ところが、次の日も、その次の日もあーまん達はその場所から動きません。
さすがに若葉さんも異変に気付きましたが、トラのこともあるし「そんなに簡単にあーまんが死んでしまうはずがない」と、自分に言い聞かせながら今日まで来てしまったのだそうです。

 結局、トラはみーばい亭で引き取ることになりました。
 動かなくなった仲間達は、裏山にお墓を作って貝殻と一緒に埋めてあげました。
こうして、トラは誰もいなくなった大きなケースに引っ越して、正式にみーばい亭で暮らすことになったのです。
(2001年10月1日)




 はい、昨日は鴨川で床遊び、今日は午後からホテルできき酒会に蔵元さんとの懇親会・・と、妙にセレブリティな週末を送っている2016年9月4日の管理人でございます。
もちろんあたりまえですがとうぜんながらいうまでもなく自腹ではない(^^;
ま、日々安月給で有給も取れずにあくせく働いているわけですから、この程度の役得でもないとやってられまへんわ。
と、いうわけで今週も海はお休み。
とりたてて目新しいネタもありませんので、【復刻版 あーまんの話】奇跡の第2弾でございます。
しかも、今回は記念すべき第1話!
思えばヤドカリとのつきあいも、HP運営も、ここから始まったわけで、ことさら感慨深い記事でございます。
当時は、HMCのとれもろさんやBBSの常連さんたちが、お情けで立ち寄ってくださる程度のアクセス数で、借り物のカウンターが10も回れば御の字でしたが、みなさんあたたかくてやさしくてハートフルな時代でした。
現在、拙ブログは数字だけみれば当時の100倍くらいの方に日々アクセス頂いていますが、どこか「心」が置き去りになっているような気がするのは、ロートル世代の感傷でしょうか・・・。

ま、それはさておき「トラ」でございます。
真っ白な身体の小さな小さなムラサキオカヤドカリ。
長じてもやや赤みの勝った上品なベージュの美しいヤドカリでしたが、ちょっと気の強いところが災いしたのか、2006年頃、ライバルのナキオカヤドカリ「暴君」メイに脱皮中を襲われあえなく鬼籍に・・。
初めて飼ったオカヤドカリですから、それなりに思いも残ったのでしょうが、当時はアホ業者やその取り巻きの相手に忙しく、おまけに不条理に突っかかってくる変態なんかもいたりして、なかなか感傷に浸っている暇もなく、気が付けばいつの間にか10年の歳月が・・・(^^;

そして2016年の夏の終わり。
昨年孵化したムラサキオカヤドカリのケージをなにげに眺めていると、いつかどこかで見たような仔ヤドカリが・・。

真っ白な歩脚や大きさが、あの頃のトラそのまんま。
10年の歳月を経て、この世に転生してきたのでしょうか。
などと考えながら、ふと水槽をみると・・。

ホンヤドカリの脱皮殻が浮遊してたりして(笑)
もしもヤドカリに霊魂があるとしたら、こんな感じでしょうかね。

そろそろ、ひと夏いいかげんに扱われたオカヤドカリたちが、ショップや家庭で力尽きて死んでいく季節。
アナタの周りにも、殺された多くの魂がこんな風に漂っているかもしれませんよ。

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