みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

SCARBOROUGH FAIR

2006-10-26 22:04:36 | 日々の戯れ
中学生の頃だったと思うが、閉館が決まった近所の映画館が最後の数ヶ月間、過去の人気作品を週替わりでリバイバル上映していたことがあった。
当時はもちろんレンタルビデオなどなくて、古い映画を観たければ、テレビで放映されるか名画座にかかるのを気長に待つしかない時代だったから、映画少年だった私もこの機会にと映画館に通ったのだが・・。
正直な所、往年の名作などというものは、中学生にとっては(今でもそう思うが)古臭くて退屈なものでしかなかった。
そんな中で、唯一印象に残った映画がある。
アメリカ映画「卒業」
ストーリーはともかく、そこには「アメリカ」の圧倒的な豊かさが映し出されていた。
それは長屋の小せがれには憧れの対象にすらならない異世界の映像だった。
主人公は大学を出たばかりのブ男のくせに、真っ赤なスポーツカーを乗り回し、プール付きの家に住み、親からアクアラングを贈られる。
劇中に流れる歌もなにやら異文化的でよくわからない。

スカボローフェアへ行くのかい?
パセリ、セージ、ローズマリーとタイム・・。

なんやそら?
パセリとはアジフライの横にちんまりと乗っているあのパセリなのか?
ということは、セージやらタイムやらローズマリーとやらも野菜なのか?
そんなもん、角の八百屋には売ってへんで。
アメリカのアジフライ定食にはそんなハイカラなもんが乗ってんかいな?

何せ実物を見たことがないから、中学生の妄想は暴走気味に果てしなく広がり、しまいには皿の上でグリーンモンスとケロニアが手をつないで踊っているようなシュールなアジフライ定食が脳内で映像化されてしまったりした。

あれから30年。
裏庭には、パセリはもちろん、セージもタイムもローズマリーもあたりまえのように茂っている。
それを時々妻がむしってきて、糸で縛って鍋に放り込んだりしているのだ。
今は地味なワゴン車だが、真っ赤なクーペを乗り回していたこともあった。
アクアラング社製ではないが、一応潜水器材も一揃い持っている。
ここまで遊び半分で生きてきた自覚しかないが、そう思うと俺もけっこう頑張ったようだ。
さてと、あとはいっちょうプール付きの家を建てて・・って、そんなもん一生実現するかいな!
コメント

カマキリの積雪予報は当るのか?

2006-10-22 21:14:45 | 生き物の話
みーばい亭(我が家の屋号)は蜘蛛屋敷であると同時に蟷螂屋敷でもある。
オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリの3種はいつでも見ることができるし、先日は、珍しい緑色のコカマキリも現われた。
蜘蛛も蟷螂も我が家の庭では生態系の上位に位置する生き物だから、それだけ餌になる昆虫が多く生息しているということなのだろう。
喜ばしいことだ。
さらに嬉しい事に、今年は次々に庭で産卵してくれる。
鳥に食い破られたと思われる卵鞘の残骸も散らばっているが、今のところ玄関脇の月桂樹と、裏庭に出している鉢植えのガジュマルに産み付けられた2つは無事である。
月桂樹はオオカマキリ、ガジュマルの方はハラビロカマキリだと思われる。
産み付けられた高さを測ってみるとどちらもぴったり1メートル。
この冬はここまで雪が積もるのだろうか?
ここ大津で1メートルも積もれば、パニックは必至だが(笑)
コメント

秋まっさかり

2006-10-15 19:55:21 | 日々の戯れ
10月も半ばを過ぎ、忙中にも多少落ち着きが出てきたようだ。
昨日はぶらりと湖東方面へと出掛けて両手にいっぱいの秋桜を摘んできた。
沖縄から持ち帰った古酒瓶に活けて玄関に飾ってみると、これがなかなかの風情。
昨夜は夫婦で玄関先に座り込み、秋の桜を愛でながら遅くまで酒をすごした。
今日は朝から裏山へ入って柴栗拾い。
皿に盛った焼き栗を食べながら、午後は庭仕事やパソコンのデータ整理をのんびりと片付ける・・。

まさに、秋まっさかり。
コメント

ブログ村 リンクバナー

にほんブログ村 酒ブログ 家飲みへ
にほんブログ村 観賞魚ブログ ヤドカリへ
にほんブログ村