みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

魔貝堕つ

2020-08-29 20:37:48 | 生き物の話

てぃだSUNSUN!

と、沖縄風に表現したいような陽ざしだけれど沖縄にあらず。
いつもの日本海の散歩道でございます。

ほんの少し涼風が立ちはじめた夕暮れ時。
陽ざしにほてり、泳ぎに疲れた気怠い身体に、「梵 特別限定純米酒 磨き五割五分」を涼冷えで注ぎ込む。
この至福のひとときを、何に例えればいいのだろう?

ほろほろと盃を重ねる酒の相方は、日本海の磯からあがったばかりのメバルやイシダイ。

同じような場所に棲んでいるけど、岩陰や砂の上であまり動かずにぼんやりしているメバルは、脂がのってこってり、常に忙しく泳ぎ回っているイシダイは身が締まってあっさり。
魚の生態と対比して肴の味を楽しめるのはダイバーならではの特権でございます。

もちろん残渣は水槽の連中にお裾分け。

白身魚に目がないケブカヒメヨコバサミもご満悦。
その後ろから、ゆらりと現れたのが水槽暮らし16年の大御所ヒメヨウラクガイのBJ1号・・なんだけど、なんか動きがおかしい。
よく見ると、開口部からのぞいているのは、ストライプの眼柄と毛むくじゃらの脚ではありませんか。

虎は死して皮を残す。
貝は死して殻を残す。
16年間、ご苦労様でした。

そして、続々とハッチアウトするベリジャー(トロコフォア?)幼生。
魔貝の血脈未だ絶えず。


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砂と岩の間で

2020-08-23 10:47:20 | 生き物の話

裏山の尾根道も捨てがたいけど、猛暑の中、山歩きもしんどいので、涼しい磯と砂地の狭間をのんびり散策。
岩場と砂地の生き物を同時に観察できるお気に入りの散歩道でございます。

まずは砂地の代表、左ヒラメの幼魚。
大きくなったらまた会おうね、食卓で(笑)

岩場に目をやると、今や居るのが当たり前になったミノカサゴ。
昔、仲間と冗談混じりに話していたけど、日本海が珊瑚礁になるのも、そう遠い未来じゃないかもね。

そして岩と砂の狭間ならではの2ショット。
ヒメジはよく見かけるけど、ウミヒゴイはちょっと珍しかったので、写真に収めようとしたら、岩場の主キュウセンが乱入。
滅多に見られない、岩と砂の邂逅。

仲良きことは美しきかな。

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苦瓜・ゴーヤ・命薬

2020-08-15 19:22:49 | 新・ほろ酔いキッチン

♪ご~や~、よいこだ ねんねしな

Tシャツに腕を突っ込んで弥蔵をきめた酔っぱらいが、出鱈目を唄いながらそぞろ歩く江戸の町・・じゃなくてみーばい亭(笑)

はい、盛夏の候、ゴーヤが盛りでございます。
どんどんできるから、夫婦二人の所帯でノルマが一日2~3本。

と言っても、定番ゴーヤチャンプルーに使うのはせいぜい一本。
毎日チャンプルーでは豆腐がなんぼあっても足らんので、ここが貧乏人のない知恵の絞りどころ。

まずは、バナナとゴーヤと牛乳をミキサーにかけて、ぐびっと一本。
続いて酢漬けで一本。
佃煮で一本。
薄くスライスして熱湯に10秒くぐらせて、塩とオリーブオイルで一本。
同じく、鰹節と醤油で一本。
続いて・・

あれっ?
ノルマ、何本やったっけ(笑)

♪ゴーヤチャンプルー 夏(なち)負けの薬(くすい)

と唄ったのは、今は亡き「てるりんさん」こと照屋林助師匠。

暑い季節の過ごし方は暑い島に学ぶが良し!
沖縄直伝の「命薬(ぬちぐすい)」で、酷暑を元気に乗りきろう!

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真夏の湯豆腐

2020-08-09 20:35:51 | 新・ほろ酔いキッチン

梅雨時分から鳴き始めたニイニイゼミを皮切りに、ヒグラシ、クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミと来て、最後に控えしツクツクボウシも登場した盛夏の候、皆さま如何お過ごしでしょうか?
本来ならば一潜りして、泳ぎ疲れた気怠い身体に冷酒などを注ぎこんでいるはずだったのだけど・・・。
東シナ海あたりを北上中の台風の影響か、日本海はうねりを伴う荒れ模様というわけで、今週も外出自粛のみーばい亭。


というわけで、海の幸はないけれど、夏魚香魚国魚清流の女王!はい、鮎などを焼いております。
まあ、この季節、日本のご家庭の四割五割は夕餉に鮎を焼いておられると愚考いたしますが、ここから先がみーばい亭風。

はい、食べ残しの頭と骨をカリッと炙って鍋に入れ、熱湯を注いで5分ほどに出すと黄白色の濃厚な出汁がとれます。
この出汁を土鍋に入れてぐらぐらと煮やしたところに豆腐を入れて蓋をし火を止めて待つこと5分。


真夏の湯豆腐でございます。
この鮎出汁で温めた豆腐の甘いこと甘いこと。
こればっかりは食べてもらわんとわかりまへんな。
是非、お試しを。
あ、その辺のグルコなんたらとかいう凝固剤を使ったニセ豆腐じゃなくて、ちゃんとしたお豆腐屋さんのお豆腐でね。
ニセ豆腐って見た目だけで味しませんから。

ま、それはともかく、エアコンガンガン効かせたDKで、湯豆腐を肴に冷酒を頂く。
分不相応だけど、なんやかんやと自粛しているから、これくらいの贅沢は許されるよね?

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土用干し

2020-08-01 20:19:36 | 新・ほろ酔いキッチン

長かった梅雨もようやく明けた八月朔日。
さっそく常滑焼の甕から紅に染まった梅の実をつまみ出して土用干し。
ほどよい塩気とみなぎるクエン酸で、今年も夏を乗り切るのだ!

朝一番、ひと仕事終えたところで、ふと考える。
待ち望んだ夏の陽射し。
干すのが梅だけではもったいなくないか?

というわけで、小浜直送のカマスをGET!
水っぽいカマスはそのまま焼くより、干した方が断然美味いので、サクッと開いて塩水に漬け、干物籠へ投入。

夏の陽射しを浴びて、熟々と熟成した開きをカンテキで炙って、涼冷えで一杯一杯 復一杯。





むしむしパワーでゴーヤも撓わに実ったし、素麺の友夏茗荷もボコボコ生えてきたし。

さあ、いよいよ夏本番!

 

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