みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

小さくてもオカヤドなのだ!

2008-09-27 21:40:59 | 生き物の話
9月・・、日本海の海中は夏真っ盛りのベストシーズン!・・なのだが、この週末は前線の影響で波3メートル。
仕方がないので、浜辺は栞ちゃん(サーファーギャル(死語))に譲って、ダイバー波風は昼前まで爆睡しとりました(笑)

で、噂の琴絵ちゃん(ナキオカヤドカリのグラウコトエ)の話。

しつこく海水に浸かっていた2号だが、今日は陸に上がっていたので、すかさず「稚ヤド変態槽」に強制引っ越しさせることにした。
飼い主としては、水槽を一つでも減らしたいのだ。
ちなみに今は、家中のタップ、エアポンプ、ヒーター、総動員状態である。

上陸槽のサンゴ砂を洗い、プラケースをしまって、「やれやれ」と稚ヤド変態槽を見ると・・・、なんと琴絵1号が新入りの2号に襲いかかっているではないか!
成体なら「ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ」と、激しく鳴いているような状態。
あわてて引き離したが、興奮した1号はダッシュで2号に襲いかかる。

何度かピンセットで引き離す攻防の末に、ようやくあきらめたようで大人しくなったが、これって、脱皮明けの仲間にちょっかい掛ける、親世代の行動パターンと同じやんけ。

このふてぶてしい目つき・・。
ちっちゃくてもオカヤドカリなのだ!
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迷いの浜辺

2008-09-23 12:42:50 | 生き物の話
上陸から1週間、ここ数日海水に入っている様子が見られなかったので、そろそろ管理の楽な稚ヤド変態槽(要は成体ケージのミニチュア版(笑))に、引っ越しさせようと、準備万端ととのえて上陸槽を覗くと・・・・、2号がしっかり海中に・・(おいおい)
強引に引っ越しさせようかどうしようか迷ったのだが、ここは当事者の意向を尊重して、陸上に定着した1号だけを新居に移し2号はもう少し様子を見ることにした。
結局、楽するつもりが上陸槽と稚ヤド変態槽の両方を管理する羽目に・・。
その他にもゾエア保育槽が2本、ブライン孵化槽が2本、そしてもちろん成体の60㎝水槽が2本、ついでにホンヤドの海水水槽・・・はぁ~。
ヤドカリ屋敷か、ウチは
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ブリキの太鼓

2008-09-20 22:26:23 | 生き物の話
上陸して5日・・、1匹はイマイチ元気がないがとりあえず生存。
もう一匹は、すっかり一人前のオカヤドカリ気取りで地上を闊歩している。
もちろん、まだグラウコトエなのだが、透明だった体がほんのり赤くなって、心なしか地上での足取りがしっかりしてきたように思える。

無理に大きくならなくてもいいから、このまま10年ぐらい生きてくれませんかね。
子供の姿のままブリキの太鼓を叩き続けて欲しい・・などと、ひそかに願う飼い主は酷薄だろうか?

そういえば、オカヤド戦争が激しかった頃、砂に稚ヤドカリを混ぜて寒い本土へ送り込んでいた酷薄な業者がいたっけ。
あの時アホ業者の浅知恵の犠牲になった子供たちは、今も元気にブリキの太鼓を叩いているのだろうか・・・。
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上陸!

2008-09-16 22:19:23 | 生き物の話
時は1944年の6月6日、ヒトラー率いるナチス・ドイツに占領された西ヨーロッパを奪還すべく、300万もの若き兵士たちがドーバー海峡を渡ってコタンタン半島に結集した・・のは、史上最大の作戦と語り継がれるノルマンディー上陸作戦。
「上陸」とは、かくも大ゴトなのだ!

昨日、上陸槽に引っ越した琴絵さん。
昨夜のうちに電光石火の早業で2匹とも上陸を果たした。

この勢いでナチスを討ち果たすのじゃ!




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裸のままかい!

2008-09-15 20:06:48 | 生き物の話
う~ん・・、上陸したい気持ちはわかるけど、まずは貝殻を背負ってからにしてくれませんかね・・。
飼い主にも段取りっちゅうもんがあるんやから。

とりあえず、本日上陸槽に移しました。

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共喰い

2008-09-13 14:09:13 | 生き物の話
飼い主の焦りから第一陣を壊滅させた後、かろうじて生き残った4匹のゾエアのうち3匹がグラウコトエに変態したのが8月31日。
6日後の9月6日には貝殻を背負いはじめたものの、その後は出たり入ったりで目立った進展もなく、上陸槽への引っ越しのタイミングを計りかねたまま、なんとなく1週間が過ぎた昨夜・・・。

飼い主の目前で2匹の琴絵が示し合わせたように兄弟を襲い、あっさり仕留めてしまった。
ブラインの生き餌、エビ卵、エビ殻、アオサ、スピルリナ顆粒、魚肉・・など、餌は充分に与えているつもりだったのだが、やはり同族の味は格別なのだろうか?
(後天的な教育によって)ヒトにとっては絶対的なタブーになっているが、チンパンジー以下の動物には当たり前・・と、いうことは知識としては分かっているんですけどねぇ・・。

これで、残り2匹。
やっぱり一筋縄ではいきませんな。
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宿借り

2008-09-07 20:21:37 | 生き物の話
8/11に生まれたナキオカヤドカリの琴絵さんが、生まれて初めて貝殻を背負った。
プランクトン生活を終えて、いよいよヤドカリとしての第一歩を踏み出したわけだ。

飼育動物としてのナキオカヤドカリの生涯を通してみると、この時期が一番可愛いかも・・。

とにかく、頑張れ!
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クロシマ!

2008-09-06 21:52:47 | 生き物の話
♪イヤイ~ヤ~ユタカナルユヌウシルシサミエ~・・・と、いえばご存じ沖縄民謡「黒島口説(クルシマクドゥチ)」。
黒島とは、もちろん八重山(エーマー)諸島の黒島なのだが、この唄は重々しい八重山民謡ではなくて軽快な沖縄民謡。
沖縄民謡には八重山民謡や宮古民謡を軽快な沖縄調に改編したと思しき唄が少なからず見受けられるがこの唄もそのひとつだろう。
伝統的な唄をポップにアレンジし直したあたりがけっこう私好みで、数ある沖縄民謡の中でも好きな唄ベスト10に入る名曲である。
残念ながら黒島にはまだ渡ったことがないが、聞くところによるとひなびたのどかな風情のシマらしいので老後の楽しみにしている。

閑話休題(それはさておき・・)
以前、ヤドカリ同士小(ドゥシグァ)車海老さんから、「越前海岸にイソヨコはいないのですか?」と、尋ねられたことがあって、それ以来折を見て越前海岸でイソヨコを探しているのだが、なかなか見つけることが出来ない。
その代わりと言ってはなんだが、今日いつもの観察(採集?)フィールドで、クロシマホンヤドカリを見つけた。同じ場所で2個体採集したので定住しているものと思われる。
生息場所はケアシとほぼ同じ、ホンヤドとケブカヒメの間・・と、いった所。
越前海岸では、ホンヤド、ケアシ、ユビナガ、ケブカヒメ、ブチヒメ、ヤマト、ベニに続く8番目のヤドカリ、エイトマン東八郎である(関係ないがウルトラセブンはウルトラ警備隊7番目の隊員の意味)。
長年越前海岸に潜っているが、浅場で遊ぶようになったのはここ数年。
まだまだ、新たな出会いが待っていそうでワクワクする!

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