みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

バブルな焼き鳥!

2015-05-30 22:11:36 | 新・ほろ酔いキッチン

むか~し昔「BLACK」で売ってたようなコンビのパンク・シューズを履いている女の子を駅で見かけて、「いつの時代の少女やねん」・・と、感動していたのだが、どうやら近頃80年代のファッションが若者に再評価されて流行ってるらしい。
管理人にとっての80年代とは、ディスコでおててつないで、プラネット・アース踊りしてた、「おっしゃれ~」なカップルに象徴される、楽しくも、こっ恥ずかしい時代だったもんで、あんまりほじくりかえさずに、そっとしといてほしいんやけど(^^;

ま、それはそうと・・。

あの頃、全国的だったかどうかは知らないけど、焼き鳥をアテにカクテルを飲ませる「焼き鳥Bar」なる「おっしゃれ~」な店がちょっとだけ流行っていた。
仲間とボンバーズ(ローラーゲームの東京ボンバーズじゃなくてバーボンをさかさまにしただけね)なるチームを組んで飲み歩いていた硬派(!)の管理人は、表向きそんな軟弱な店には入らない・・ことになっていたのだが、そこはそれ(笑)
ウエストがキュッとしまったデュランデュラン風のパンツも持ってたし、
車には浜省のテープも積んでいたしね(^^;

で、当時JKだった(元)少女が、カンテキをはさんだ目の前にいる。
当然、モスコミュールだのマンハッタンだのソルティードッグだのジントニックだの・・と、馴染みがあるわけで、これまたいとおかし。

まずは、当時を思い出しつつ、トマトにモッツァレラチーズをのっけてバジルソースをかけたサラダからスタート。
う~ん80’S。
続いてメインの焼き鳥。
格言「焼き鳥屋に美味い焼き鳥なし」
臭い、かたい、不味い。
切り身が小さすぎるから火が通り過ぎてカスカス。
やたらと甘いたれ焼は酒飲みの食うもんやない。

というわけで、みーばい亭の正しい焼き鳥レシピ!

肉は目の前で〆た地鶏。
「保健所がうるさいさけ言わへんけど、うちのは生でも食えるで」と、かしわ屋のおっちゃんが豪語するもも肉、胸肉、ささ身にレバー。
今夜はもも肉を大きめのサイコロに切って岩塩をふり、かんかんに熾った炭火で裏表を焼しめる。
と、あら不思議、肉片が餅のようにぷくーっと膨らんでくる。
そこで、粉山椒をふりかけて、パクっ。
皮はパリッ!
肉汁ジュワー!

管理人はビールをグイッ!
相方はモスコミュールをグビッ!

ん・・なんや、この既視感は?
もしかして、俺ら夫婦、30年前と同じことやってんのか?

ま、ええか。
「おっしゃれ~」な焼き鳥Barより美味いし・・なにより安い!
おまけに、ウオッカとジンジャーエール、同量ですから(酔死)

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俺たちは小粒じゃない!

2015-05-23 21:46:45 | 新・ほろ酔いキッチン

このところ拙ブログは磯水槽ネタばかりで、さては管理人休肝中かと穿った見方をされている読者もおられるかと思うけど、さにあらず。
筍、えんどう豆、わらび・・と、あちらこちらから切れ目なく旬の食材が届くおかげで、みーばい亭の酒ストックは順調に減り続けております(^^;
念のために書いておくけど、えんどう豆とは遊郭の・・ではなくて、正真正銘、畑で採れたえんどう豆のことだから誤解のなきよう。
独り身の頃はともかく、今現在管理人の身辺は水洗便所の如く清らかなのだ!

ま、それはともかく・・。

そんなわけで、木の芽和えだ!鯛飯だ!えんどう豆(畑のね)の玉子とじだ!と、情け容赦なく新芽を毟られながらも、けなげに花を咲かせ実を結んでくれた裏庭の山椒木。
♪ サンショは小粒でシリリと シリリと辛いけど・・
と、歌にあるけれど、今年は例年よりも大粒で薫り高い極上の実山椒。
となれば、することはひとつ。

極上の実山椒たっぷりの極上のちりめん山椒。
となれば、酒は当然地元の定番酒「浅茅生 特別純米」もちろん酒米は「吟吹雪」。

これを、お気に入りの信楽焼の徳利で人肌に温めて、薫りと香りを楽しみつつグビッと。
ちりめん山椒だけでは口が醤油辛くなるので、酒に合わせて湖国の至宝「鮒ずしの古漬け」と「鮒の仔まぶし」と鮒づくし。


我は湖の子さすらいの 旅に出ずともほろほろと・・。

てな具合に、善良な市民たる管理人が、善良な市民として、地産地消に励んで地元の経済活動に貢献しているというのに、市民の血税でのうのうと暮らしている役人の不祥事が、また紙面を賑わせていた。

ええかげんにせえよ、カス公務員どもがっ!

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魔貝がくる!!

2015-05-17 12:26:00 | 生き物の話

コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ
別に誰かを恨んでいるわけではないと思うのだけど、いつもながらそんな台詞を纏ったような登場ぶりである。


で、今回の犠牲者はこの方。


たった一晩でこのありさま。
現場の状況からみると、地底の住人も犯行にひと役買っているように思われる。
種々雑多な住人が入り乱れる都会の環境に順応できずに、はじき出された田舎娘・・・なのだろう。
環境は安定しているけれど、自然の磯より明らかに人口密度(?)の高い水槽は、ある意味「都会」ともいえるしね。

そういえば、この前つれづれにツベころがしをやっていて、懐かしい歌を見つけた。
パンクをよく知らない人がパンクと聞いて思い描くであろうステレオ・タイプのパンク・ファッションというのは、オリジナル・パンクの終焉後にどこかの田舎で突然変異したものであって、ピストルズもクラッシュもストラングラーズも、あんなわかりやすい恰好はしていなかった。
ここに登場する少女たちは、雑多な環境の中でオリジナリティを獲得できずに様式の中に逃避した、愛すべき落伍者なんだろう。

この数年前に、「BLACK AND WHITE」というパンク・ロックの最高峰ともいえる名盤を創りあげた彼らが、
「どこへ行くんだい?」
「どこへ行くのか分かっているのか?」
と、語り掛けるこの歌を聴くと、鬱陶しい親の家を出て水槽(社会)の中でもがいていた当時が否応なく思いだされる。
あの頃は、まわりの人間がみんな敵に見えて睨みつけながら歩いていたもんなぁ・・(^^;
あれから幾年過ぎたことやら・・・。
へらへら酒飲んで能天気に暮らしている今の俺と、あの頃の俺は本当に同一人物なのか(笑)

ま、そんなことはどうでもこうでも、生きてりゃそのうち納まる所に納まるし、時には良いことだってある。
思いがけず鯛の切れ端を独り占めできたりするもんね、ヨモギちゃん。
ヨツハちゃんの分までせいぜい楽しく長生きしておくれ。

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ヨモギの証明

2015-05-09 22:24:56 | 生き物の話

我々ヤドカリ愛好家には忘れ得ぬ伝説のサイト、「やどかり研究所」の潮溜まり観察員ことサンタマルターエイジさんの、「超ヤドカリ図鑑」の解説には、「指節に黒いバンドが入る点、ツメの先もオレンジのマニキュアを配す」と、記されているのだが、前回の画像では特徴が分かりにくくて「ケアシやん」と、突っ込まれても「ヨモギやもん」と涙ぐみながら俯くしかない。
で、そんな悔しい思いをする前に、ヨモギの証明をアップしておく。

安物のカメラやし、指節基部を狙うと、顔が999の車掌さんみたいになるのはご愛嬌ということで(笑)
ちゃんとオレンジ色のマニキュアしてるでしょ。
ちなみに、翻訳サイトに「ORANGE」と入れると「オレンジ、橙」と出る。
橙とは鏡餅の上に乗っかっているあの橙。
冬を越しても実が落ちずに、新しい実と一緒に何年も木に付いているから「代々」と称されるめでたい果物である。
いやー、めでたいめでたい!

こちらはクリルを胸(?)いっぱい食って、胃袋が橙色になったスジエビモドキさん。
美味いもんを腹いっぱい食える毎日。
いやー、めでたいめでたい!


橙つながりということで、橙色のヒメダカ登場。
このブログには出番が少ないけど、裏庭の片隅でもう10年近く代々命をつないでいる。
いやー、めでたいめでたい!


休日の夕暮れ時。
味噌糟漬けの猪肉を、橙色の炭火で炙りながら、ほろほろと冷酒を飲む。
いやー、めでたいめでたい!

のんびり暮らしたくて、無理して買った土地と家のローンに追いまくられてるけど、とりあえず飢えてないし、それなりに酒も飲めてるし。
いやー、めでたいめでたい!

ノーテングーに夜は更ける・・・。

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ヨモギホンヤドカリ見参!

2015-05-05 21:46:12 | 生き物の話

物の本によると、今時は「うつ病」だとか「適応障害」だとか、病名をはっきりつけないと、患者さんが納得しないみたいやから、言葉として生きてるのかどうか知らんけど「五月病」の時節ですな。
寝られない?頭痛い?食欲ない?だるい?吐きそう?胃ィ痛い?
ふつうストレスかかったら誰でもそうなるんちゃうん?
病気か? それ。
酒だ!パンクだ!ダイビングだ!・・と、能天気に騒々しく生きてきたと思われがちな管理人でも、そんな経験くらい何度もしている。
胃ィ壊して血ィ吐いたこともあるし、胸が痛くて息するのがしんどかったこともある。
さすがにそん時は病院行ったけど、「自律神経失調症」とか言われて、薬ももらえずに帰された(笑)
だから、転職やら引っ越しやら転勤やら部署移動やら、節目節目にしんどい思いはしてきたけど、こんなもんは病気でも何でもない、単なる「生理現象」なんやと思って我慢してたら、そのうち楽になった。
しんどいのは自分の居場所が定まらないからで、我慢して居続けていれば、そのうちそこが自分の居場所になる。
自分の居場所ができれば、まわりからの攻撃(干渉)を防ぐための防壁も築けるし、銃眼を穿って反撃に転ずることもできる。
痛かろうがしんどかろうが、闘う(稼ぐ)ことをやめたら知らない土地で野垂れ死ぬだけやからね。
まあ、野垂れ死ぬってのは言葉のアヤで、幸い我々は秩序ある文明社会に生きているから、失職して街中でぼんやり突っ立てても、四肢をもぎ取られて甲殻を剥がされ、寄って集って貪り喰われるわけではない。
時折海に潜って、天然自然の理が罷り通る「荒磯」をの生態系を垣間見ていると、ヒトに生まれて良かったとつくづく思う。
そんなわけで、新入りさんたちが各々居場所を定めるまで、しばらくは水槽から目が離せないわけで(笑)


まず、心配なのが種不明のこのカニちゃん。
ほとんど海藻の塊やけど・・・、

この角度やとカニやとわかるかな?
未だ居場所定まらずにうろうろ徘徊中。

だから、こんな目に合う。
厳しいやろけど、なんとか生きのびておくれ。


こちら親戚筋(?)のヨツハモガニさんは、緑藻の中に居場所を定めたみたいやけど、さて、この緑藻が食いつくされたらどうすることやら・・。


一方、こちらのヒライソさんは心得たもので、藻石の隙間にサンゴ砂とアオサを持ち込んで隠れ場所を自作。
ここ5年ほどイソガニが幅を利かせていたのでヒライソガニを連れてくるのは控えていたのだけど、こののほほんとした風情が捨てきれずにこの度久々にお迎え。
なんとか共存してくれることを願う。


そして、今回のトピックがこちら。
ホンヤドカリの群れに混じって赤い触角が見えたので、ケアシホンヤドカリの亜成体かと思って気楽に連れ帰ったのだが、水槽に入れてよく見ると、歩脚に黒いバンドが!
越前海岸にもいたのね、ヨモギホンヤドカリちゃん。
管理人の採集ポイントでは、ホンヤドカリ、ユビナガホンヤドカリ、ベニホンヤドカリ、ヤマトホンヤドカリ、ケアシホンヤドカリ、クロシマホンヤドカリ、ホシゾラホンヤドカリ、ブチヒメヨコバサミ、ケブカヒメヨコバサミに続く、記念すべき10番目のヤドカリである。
ヨモギは日本を代表するハーブやし、もぐさにもなるし、沖縄では「体にいいから食べなさい!」とかめーかめーオバァおすすめの健康野菜やし、あやかるわけやないけど、ヨモギの名を冠した小さなヤドカリをのんびり眺めて、浮世のストレスに疲れた心身を癒しましょうか。
とはいっても、このヤドカリ、繁殖期が終われば夏眠に入るそうで、そうなったら秋までやきもきとストレスの溜まる日々が続くような気が・・(爆死)


コメント (9)

磯はじめ

2015-05-03 21:42:40 | 新・ほろ酔いキッチン

昨日みたいなかんかん照りやったらちょっとしんどいなと思ったけど、幸い薄曇りで風もあって過ごしやすい一日だった。
沖縄で言うところの「うりずん」ですな。

で、今シーズン磯はじめの収穫は・・・。

ただいま、水合わせ中。
スガイちゃん、ヒライソくん・・、そこにいるのはヨツハモガニちゃん。
あら、ヨモギちゃんのお顔も見えるわね。

そういえば、こないだケロンパお姉さんの旦那さんの訃報を聞いたなぁ。
ヤマトの訃報は報告しそびれてたけど・・(^^;

ま、それはともかくとして・・・。

磯だ!漁港だ!海の幸だ!
と、テンション上げたいところなんやけど、昨日天神さんの屋台で散財したもんで、鯛や平目はお預け。
予算内で・・・、キラキラした目が合ったのは、今朝方定置網からあがったばかりと思しきこのヒト。

もちろん、さくっと三枚におろして刺身に造ったんやけど、貧乏性の管理人としては、中骨に残った身もスプーンで削ぎ削ぎ。
こいつを、濁醪でゆるめた西京味噌で和えて、磯で拾ってきたワカメを添えた一品が、本日のクリーン・ヒット!
廃物利用やけど、みーばい亭の定席メニュー入り決定!

酒は、若狭の早瀬浦をキンッと冷やしてガラス盃で。
ちなみにこのガラス盃は、昨日の「上方日本酒ワールド2015」のイヴェント・パス。
すっきり、さっぱりの本醸造で、魚介との相性ばっちり。

もちろん、グルメな魔貝もまっしぐら!

って、その伸ばしてんの口吻じゃなくて生殖器では?
食い気より色気でっか、おっちゃん(爆)

コメント

上方日本酒ワールド 2015

2015-05-02 18:28:13 | 新・ほろ酔いキッチン

お日さまかんかん、砂ぼこりもうもう、酒飲みぞろぞろ。
と、いうわけで今年も来ました天神さん。
ゴールデン・ウイークにここで飲んだくれているってことは、今年も大きなイヴェントを組めなかったということで。
昔は那覇やコザの飲み屋にボトル置いてたりしたもんやけど、沖縄もずいぶん遠くなったなぁ・・。

とはいうものの、気候は沖縄並の「亜熱帯」大阪!
いやー暑かった。
相変わらず、こってり系の酒を燗で出す屋台が多かったけど、燗酒で暑気払いも限度があるわけで。
今年の一押しは島根の「開春 袋吊り生」。
先日、友人の店で飲んだ時はえらい辛い酒やな・・と思ったけど、この暑さと乾きの中ではこの手のスッキリ系がうれしい。
正直言うと、ビールにも心が動いたけど(^^;

さて、日本海つながりということで、明日は越前海岸に出撃予定。
地物の魚を仕入れて残りの休日もひたすら飲みますか(笑)

コメント (2)

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