ぼんやりと、ホンヤドカリを眺めている。
ぼんやりと、ナキオカヤドカリを眺めている。
「暇そうにしているけど、精神的にはけっして遊んでいる気分ではないのだよ。」
などと、独りつぶやいてみても何の説得力もない。
とにかく今週はよく飲んだ。
クライマックスを迎えた昨日の土曜日などは、午前中から飲みはじめて、昼過ぎには店に腰を落ち着け、そのまま夕方まで飲んでいたのだから、何を言っても「何を言わんや」・・である(爆死)
で、出かける金も気力も失せて、ぼんやりとヤドカリを眺めている日曜日の午後。
ぼんやりしてても夜は来る。
夜がくれば・・・。
天呼ぶ、地呼ぶ、酒が呼ぶ!
鬱を晴らせと俺を呼ぶ!
そこまで言われれば仕方がないんで、睦月最後の一杯を。
ちなみに睦月の睦とは宴の意。
これぞまさに我が意を得たり!
と、いうわけで買い置きの越乃寒梅をもっきりで。
アテは、風呂吹きとおそらくこの冬最後の千枚漬け。
ほのかな塩味に甘みを引きたてられ、グルタミン酸たっぷりのフコイダンがとろりと纏わる聖護院をシャクっと噛み切る。
表面張力の限界まで盛り上がった冷酒を口から出向いて啜りこむ。
嗚呼、よみがえる気力と肝機能!
やれやれ、明ければ月初の月曜日。
がんばれ、チヨジ!
がんばれ、俺!