みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

雑木林ビオトープの正しい観賞法

2006-06-20 22:08:35 | 日々の戯れ
「ミクロキッズ」と言うアメリカ映画がある。
ずいぶん前にテレビで放映されたのを、断片的に見ただけだから良くは分からないが、何かのはずみで、縮んでしまった子供たちが、家の周囲を冒険するという話だ・・と思う(^^;
たまたま見たのが、小さくなった子供が芝生の庭を、横切る場面だったのだが、そのビジュアルがなかなか面白かった。
昆虫サイズまで縮めば芝庭も立派な密林である。

昔、少年マガジンで連載されていた漫画「釣りキチ三平」に、ビッグゲーム(大物釣り)を求めて、なぜか東北の山里にやってきた、アメリカ人の釣り人を、三平少年がタナゴ釣りに連れて行くという話があった。
これのどこがビッグゲームなのだと怒るアメリカ人を、ぶっとい仕掛けででっかい魚を釣るのがビッグゲームなら、繊細な仕掛けでちっこい魚を釣るのもビッグゲームだとやり込める。
ガキの屁理屈だと言ってしまえばそれまでだが、確かに一理ある。

で、我が家の雑木林である。
雑木林とは言っているが、庭のフェンスに沿って土を入れ、苗を数本植えてあるだけだから、他人には、作りかけの生垣か手入れをしていない花壇にしか見えないだろう。
裏山で掘ってくるなり、造園業者を頼むなりして、ちょっと手間と金を掛ければ、それなりの木も植えられなくはないが、それでは面白くない。
私は、木々や生き物が生まれて育っていく過程を観察するのが好きなのだ。
とはいっても、自分の背丈より低い木ばかりでは、少々物足りないのも正直な所。

そこで話が冒頭に繋がる。

木が小さいのなら自分も小さくなればいいのだ。
まあ、小人さんになるのは難しいが、目線を低くすることは簡単だ。
しゃがめば良い。
地上数十㎝の高さから見渡せば、小さな庭も立派な雑木林だ。
手前のプランターに植えてあるミニトマトも、妙に迫力がある。
日本の雑木林というよりは、腐海に近いような気もするが、それはそれで面白い。
私はジブリも嫌いではないのだ。

目線を低く!
これが雑木林ビオトープの正しい観賞法なのだ。
二日酔いの朝に長時間しゃがんでいると、立眩みを起こすのが難点だが・・。
コメント (4)

最近、お気に入りのフレーズ

2006-06-17 21:15:55 | 日々の戯れ

地球に優しいアイツより、火を吐くゴジラが大好きさ!

こんなこと書くと、またどっかで性格異常者がヒステリーおこすんやろな。
言動が矛盾だらけですからね、あのヒト・・。
ね、エミリィ。
コメント (2)

禁煙の話(4)

2006-06-04 20:41:48 | 日々の戯れ

ニコチンが切れるとイライラすると言われているが、このイライラが禁断症状なのだろう。
しかし、私に言わせれば、この程度のイライラは、「腹が減ってイライラする」「車だから酒が飲めなくてイライラする」といった日常的なイライラと同程度である。
今まで習慣だったことを、突然やめる訳だから、違和感があるのは当然だが、これを禁断症状と表現するのは言葉が大げさすぎる。

禁煙して一週間、まっさらのマイルドセブンを眺めてしばらく考えたが、もったいないので吸ってしまう事にした。
しかし、久しぶりに吸った煙草は紙臭くて苦くて、煙はイガイガと喉を刺した。
口中には不快感が残り、頭がボーっとした。
それが、今のところ私が吸った最後の1本になった。

以来、現在にいたるまで、私は煙草嫌いである。
我ながら極端な性格だと思うが、実際そうなのだから仕方がない。
煙草を吸わずにその臭いだけ嗅がされるのは、はっきり言って嫌だ。
鮒鮨や、ドリアン、くさやにヤギ汁。
まあ、その手の食べ物を口に入れずに臭いだけ嗅いでいる感じを想像して欲しい。
身勝手な話だが、そうなると現在の嫌煙ブームはありがたい。
若い女性の喫煙者は増加傾向にあるらしいが、ブームのおかげで全体に喫煙マナーは良くなっているように思える。
とはいってもまだまだ厄介な奴らはいる。
「オヤジ」だ。
今や人混みで煙草を吸っているのは、たいていオヤジである。
まったく迷惑この上ない。
人混みで日傘さして歩いている「オバハン」とセットで消えてくれたら、世の中もうちょっと良くなることだろう。

最後になるが、煙草をやめたら太るというのは迷信である。
私は禁煙してから、体重、体脂肪率ともに減少した。

つづく・・かも

コメント

蜘蛛の子を散らす

2006-06-03 21:11:37 | 生き物の話
妻は我が家のことを「蜘蛛屋敷」と呼ぶ。
といっても、別に蜘蛛を飼っているわけではない。
ごく常識的に暮らしているだけだ。
当然、蜘蛛や蟻やヤスデやダンゴムシなど、たいして害のない生き物を殺すための化学物質などは噴霧していない。
これだけ、環境ホルモンだのシックハウスだのが社会問題となっている時世だというのに、いまだに家の回りに殺虫剤を撒き散らす人間が少なからず存在するのだから訳が分からない。
まったく非常識な話である。
非常識といえば、非常識に繁栄している昆虫類を別にすれば、地上でもっとも繁栄している節足動物はクモ類であろう。
我が家にもたくさんいる。
もちろん通路や室内などに張られた巣は邪魔だから取り除くが、それ以外はそのままである。
別に取る必要もない。
だから、軒下やベランダやフェンスは蜘蛛の巣だらけである。
ま、地上では当たり前の光景だ。
それを蜘蛛屋敷などと、あたかも特異な家のように表現されても困ってしまう。
夏から秋にかけて、だんだん大きくなっていく蜘蛛さんを見るのは実に楽しいものだ。
昆虫のように飛び回らずに、ほぼ一ヶ所に定着するので同一個体を観察し続けられるのも嬉しい。
木枯らしにも負けずに卵を育み、初雪を見ることなくひっそりと死んでゆく。
ベランダの隅で仰向けに倒れているジョロウグモの死骸と、打ち捨てられたアシナガバチの巣ほど、哀愁を誘う初冬の風物は他にない。

あれから半年。
命を受け継いだ子蜘蛛たちが、ベランダで一斉に孵化しはじめた。
新たなドラマの幕開けである。
間もなく、文字通り蜘蛛の子を散らすようにそれぞれの生活をスタートさせることだろう。
がんばれ!
コメント

ブログ村 リンクバナー

にほんブログ村 酒ブログ 家飲みへ
にほんブログ村 観賞魚ブログ ヤドカリへ
にほんブログ村