みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

頂点!

2019-10-26 19:34:20 | 新・ほろ酔いキッチン

10月は運動会で酒が飲めるぞ~!
ヤドカリたちも組み体操特訓中。
ヨモギホンヤドカリと頂点争いを繰り広げているのは意外な伏兵ユビナガホンヤドカリ。
普段は地を這うイメージだけど、ここ一番には張り切るタイプだったのね。

と、いうわけで秋真っ盛り!
秋刀魚、秋茄子、秋鯖、秋鮭と多々ある秋の味覚の中でも、万人が認めるぶっちぎりの頂点といえばこちら。

焼きたてをあちあちと裂いて柚子をぎゅっと絞って厳かに・・ぱくっ。
官能的な歯触りと馥郁と立ち上る香気に陶然となる口中に流し込むのは、北川本家の蔵開きで仕入れてきた「富翁 純米大吟醸 無濾過生原酒」。今季仕込みの新酒も新酒、タンク直汲みである。
マツタケオールと濃密に絡み合うカプロン酸エチルがたふとし秋風となりて我が体内を吹き抜ける。


朝から蔵開きでたっぷり飲んで、昼は鳥せいで焼き鳥をアテに生原酒を酌み交わし、夜は松茸を焼きながら五感を駆使して新酒を愉しむ。
そんな休日の最後を飾るのはもちろん松茸御飯。


たまにはな~んもか~んも忘れて思いっきり堕落しよう!

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ヤマトホンヤドカリ✕ベニホンヤドカリ

2019-10-19 20:12:17 | 生き物の話

波長の長い赤い光は水に吸収され波長の短い青い光は散乱する・・というのは、小学校の理科で習いましたね。
まあ、そんなことは実生活を営むに当たってはどうでもいいことで、管理人もダイバー講習を受けるまですっかり忘れていたんだけれど、実際に海に潜ると「あーそうなんだ」と実感することしきりである。
例えば海中で流血すると拡散する血は赤ではなく緑がかった黒色に見える。
水深が深くなると真っ黒である。
そんないろんな水深で流血してるんか、おまえは。
と、いう声が聞こえてきそうだけど、はい、いろんな水深で流血しております(^^;
そこらをベタベタ触って海中環境にダメージを与えるのを防ぐためにノーグローブで潜るのは上級ダイバーのたしなみであって、管理人も駆け出しの頃から30年来上級者ぶってノーグローブを通しているのだけど、持って生まれた好奇心は抑えきれずに、素手であちこちベタベタ触って、岩や貝でサクサク切ってダラダラ血ィ流しているのだから・・・アホである(^^;

閑話休題(まあ、それはともかく)

ヤマトホンヤドカリとベニホンヤドカリである。


ご覧の通り、照明の強い水槽撮影だと一目瞭然で同定できるのだけど、赤色が発色しない海中となると見分けるのは至難の業。
鉗脚掌部の形状が若干違うけど、そこで見分けるのは初心者には難しいだろう(私はできる)。
ただ見た目は似ているけど、性格は正反対と言っていいくらい違っているので、捕まえてみるとすぐにわかる。
どちらも基本的に夜行性で、日中は岩の隙間などに隠れていることが多いので、観察のために宿貝をつかんで引っ張り出すと(そんなことをしてるから岩で手を切る羽目になる)ヤマトホンヤドカリは宿貝の奥に引っ込んでなかなか出てこないのに対して、ベニホンヤドカリはすぐにウニョ~と体を乗り出してつかんだ手をはさみに来るし、時には激しく体を出し入れしてバチバチと大きな音を立てることもある。
飼育下においてもヤマトホンヤドカリが岩組の隙間に隠れていることが多いのに対して、ベニホンヤドカリは岩組のてっぺんに陣取っていたりする。
食性もヤマトホンヤドカリは魚肉やイカ肉、アサリなどを食べることは食べるけれど、気難しくてちょっとでも気に入らないと1口囓っただけでプイッと捨ててしまう。
一方ベニホンヤドカリは、何でもよく食べるし手渡しでも愛想よく受け取ってくれる。
おなかいっぱいで食べきれないときでも、鉗脚でしっかりキープして時間をおいて食べる。
こういうヤドカリは餌のやりがいがあるし、飼っていても楽しい。
だったら、ヤマトホンヤドカリは飼っていて楽しくないのかといえば、そんなこともなく、餌食いの悪い気難しい個体に、いかに効率よく給餌するかに飼い主のスキルが試されるようで、これはこれで飼い甲斐がある。

そんなヤマトホンヤドカリが、珍しく水槽前面で旨そうに食べているのは、タンク・メイトのイソスジエビ。
がっつり食べてくれるのは、飼い主としてうれしいんだけど・・・、ちょっとフクザツ。



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大御所さま、逝く

2019-10-14 10:27:15 | 生き物の話

2019年10月14日。
満月の日の朝に、ムラサキオカヤドカリの大御所ゴリさんが、しめやかに旅立った。
2001年の6月初めに来亭してから18年と4ヶ月。
小さな甲殻類とはいえ、ここまで長く付き合うと心が残る。
夜半から降り続く涙雨があがったら、ジューンベリーの根元、かつての盟友トラの隣に埋葬してやります。


盟友トラと。右端のナキオカヤドカリは宿敵であり好敵手でもあった暴君メイ。


2002年頃。
若かりし日の脱皮明け直後の呆け顔。



暴君メイに宿貝を奪われて、一時期入居していたトゲ付きサザエ。


多肉植物を食べる。
この発見で餌の確保がずいぶん楽になった。
現在オカヤドカリ愛好家の間では多肉植物の給餌は常識になっている模様。
これも大御所さまの功績。


来亭直後、盟友トラと宿敵メイとの3ショット。
あれから18年も経ったのか・・。
一番年上のゴリさんが一番長生きだったけど、それも今日でお別れ。

大仰な言い方かもしれないけど、一つの時代が終わったような気がする。

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大御所さま、危篤

2019-10-13 20:03:56 | 生き物の話

9月のはじめ頃から脱皮モードに入っていた来亭19年目の大御所さまが帰ってきた。
ただし、裸で。
で、その宿貝にはいっているのが、昨年の1月から同居している2015年生まれの息子(娘?)。
状況から推察するに脱皮後の安静期に我が子の襲撃を受けて宿貝を奪われたのだろう。
脱皮モードの個体が他個体に宿貝を奪われる事故は、オカヤドカリを複数飼いしていれば必ず起こりうることなんだけど、被害者と加害者が実の親子となると、ちょっと感慨深いものがある。

まあ、起こってしまったことは仕方がないので、とりあえず大御所さまをケージから取り出し、砂をはらって保温した容器に予備の貝殻と一緒に収容したのだけれど、腹部に大きな裂傷を負っていて内臓がはみ出しているような状態だから、そう長くは持たないと思う。

人間界において尊属殺は、地域や時代を問わず、通常の殺人より科せられる罪が重いのが常なのだけれど、大脳を持たない甲殻類にはどうなのだろう?
年老いて弱った個体は若い個体の糧となることによって世代交代、言い換えれば種としての新陳代謝を促すために生を終える。
これすなわち自然の理なり・・とは簡単には割り切れないなぁ、18年もつきあってると。

今はただ、心静かに大御所ゴリさんの復活を祈るのみ。

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チーズ・イン・鮒ずし

2019-10-05 20:11:56 | 新・ほろ酔いキッチン

神藏である。
しかも、限定品の中汲み無濾過生原酒である。
年に一度、あるかないかの贅沢である。
管理人の大好物なんだけど、なかなか難しい酒でもある。
もちろんお値段のせいもあるが、それ以前に肴を選ぶのだ。
「酒」としての完成度が高すぎて、酒そのものが完結してるのだ。
こんにゃくの炊いたんとか小芋の唐揚げとかの和物では肴として力不足なのだ。
もっと力のある肴!
と、いうわけで、みーばい亭では神藏には、古株牧場のナチュラルチーズ「つやこフロマージュ 」を合わせるのが定番になっている。


鮒ずしである。
湖国の肴カースト最上位に君臨する栄光の鮒ずしである。
何といってもグラム3000円なのである。
鮒ずしに馴染みのない他国の読者の方のために云っておくと、小ぶりのもので1尾3000円、大ぶりだと5000円が相場である。
ただし、子持ちのメスの場合。
腹子のないオスは1000円くらいで叩き売られている。
というか、それ以前に漬けられることもなく漁師さんに捨てられているという。
オトコとは不憫な生き物なのである。
そんな気の毒なオスの似五郎鮒の腹に卵の代わりに古株牧場のナチュラルチーズを詰め込んで熟成させたのが、近江八幡の奥村佃煮さん。
これを、神藏に娶せずしては三途の川は渡れまい!
と、往復三時間の道行き。
琵琶湖を半周して買いに行ってきましたがな、わざわざ。

はい、腹子の代わりにチーズがみっしり。
炭酸のマイクロバブルに弾け散るアミノ酸!
似五郎鮒から米へ、米から生乳へと酵母がつなぐ夢の懸け橋。
まさに万国津梁の味!
神蔵のために生まれてきた肴やねぇ・・。

と、書いてるうちに至福の酔いが醒めてきたので、冷静に苦言など。
鮒ずしとチーズの組み合わせ、これは発想としては申し分なし。
ただ、鮒ずしが野趣溢れる湖東風なのが玉に瑕。
大津人の管理人としては、やっぱり阪本屋さんの優しく上品な味わいの鮒ずしが好きだし、つやこフロマージュとの相性も数段良いのではないかと思う。
湖西でも「チーズ・イン・鮒ずし」を作ってるらしいし(というかこちらが元祖)、しばらくあちこち食べ比べてみますか。
おこずかいの範囲でね(^^;ハァ・・)

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