みーばい亭ブログ

言いたい放題! 飲み放題!

嫁取り、家盗り

2016-02-27 22:14:39 | 生き物の話

さて、このホンヤドカリの画像。
ヤドカリ愛好家の読者諸氏は、どう判じられるだろう?

両手に1匹ずつ「交尾前ガード」とは、この好き者、絶倫男、うらやましいぞこの野郎・・などという、単純な話ではない。
右鉗脚でホールドしているのは、実はオスなのだ。
この画像のシチュエーションを素直に解釈すれば「バイセクシャルのマッチョを頂点にしたややこしい三角関係」である。
おおっ!長年ヤドカリ飼ってるけど、これは初めての見物やな、おもろいやんけ。
と、酒盃片手に水槽前かぶりつきの管理人。
今日も平和だ!みーばい亭(笑)
で、観察結果を報告すると・・・。
このマッチョ君、左鉗脚で交尾相手のメスをホールドしながら、右鉗脚で押さえつけたオスにラッピングを仕掛けた。
つまり、宿貝を奪いにかかったのだ。
要するに、嫁と新居を一気にゲットしようと目論む、せっかちな欲張り君だったわけ。
たかだか50リットルの水槽でも、いろんなドラマがあるなぁ。これやから、水槽趣味はやめられまへん。
結局、右手のオスには逃げられて、宿貝は奪えなかったけどね。
そうそう、結婚即新居なんて人間社会でもありえないんだよ。
まあ、金持ちの親でもいれば別やけどね(笑)
飼い主なんか、家持つまでどんだけ掛かったことか・・。
正確に云えば銀行に借金がたんまり残っているから、いまだ「持ち家」ではないんやけどね(^^;
本当の意味で「持ち家」になるのは、管理人の命が果てて保険で決済された時・・・。

オトコはやっぱりツラいものなのだ。

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白菜百菜

2016-02-20 20:23:18 | 新・ほろ酔いキッチン

「畑の白菜ぜ~んぶひいたさかいにいるだけ持っていき。」

エンゲル係数が高止まりしている我が家にはありがたい話ではあるのだけど・・・。
夫婦ふたりの所帯でどないすんねん、この白菜の山。
と、いうわけでこの週末、白菜消費指令が緊急発令されたみーばい亭。
昨日の金曜日は、塩糟に漬けてあった鶏の胸肉と一緒に蒸して、自家製のポン酢をかけ回して、浅茅生の純米を温燗でほろほろと・・。
今から思えば余裕があったなぁ(笑)
で、明けて休日の土曜日、明日の日曜日は同じような理由でキャベツも消費せなあかんのでお好み焼き!と決めつけられて、今日一日で白菜ひと玉のノルマを課せられたわけ。
さてと・・・。
まずは、タイムサービスの牛ロース切り落とし190g330円を使って、すき焼き風煮に。
白菜は蒸し気味にして水を出し、ごくごく薄味に整えてすき焼き風にザラメと醤油で焼いた牛肉を投入。
と、なると豆腐は外せないところなんやけど、豆腐を入れると白菜の量を抑えないといけないので、ここはぐっと我慢して、代わりに丁子麩を少しばかり。

これでなんとか半分。

残りは、ざくざくと細切りにしてじゃーじゃーと炒め、別焼きにした鮭の切り身(もちろん特売品)と一緒に味噌をからめてちゃんちゃん焼き風に。

よっしゃ、ノルマ達成!
やれば食えるもんやなぁ(笑)
あとふた玉か・・・。

ま、そんなわけで、今日はヤドカリたちにおすそ分けはなし。

そんな目で見られても・・
白菜食わへんやん。
ワラジー絞めたるさかいに我慢しとき。


こちら磯水槽のヨモギホンヤドカリちゃん、ボサツガイちゃん、スジエビモドキちゃんは、とりあえずの冷凍イワシ頭を美味しそうに御喫食。
そうそう、何でも文句言わずに楽しく食べるのが長生きの秘訣なんだよ(笑)

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春遠からじ

2016-02-13 20:19:27 | 生き物の話

裏の雑木林の高い処から聞こえるイカルのさえずりにウグイスの初鳴きが重なるシーナ姐さんの一周忌前日。
温い雨の降る午後、なにげにメダカ池に目をやると・・・。

泳いでるやん!

これはイカンと、慌ててキッチンに立ち、鰤アラと大根で冬の味覚の悪あがき。

合わせる酒は、香の泉の純米を温燗でほろほろと。
やれやれ、なんとか間に合った(^^;

まだ雨水も過ぎていなくて啓蟄には間があるけれど、水槽がなんとなくわさわさしてきたので、ついでにご紹介。

まずは、とっくに殻だけになったと思っていたのに、この春雨に誘われたか曼脚全開のフジツボの不二子ちゃん。
なに食ってるのか知らんけど、意外にしぶといのね。

そしてしぶといと言えば、この方、キクスズメのキクちゃんも口吻伸ばして興奮気味。
宿主のアワビはとっくの昔に管理人の酒のアテになったのに、フジツボさん共々健気に生き延びている。
この手のスズメガイは正確に同定すれば何種類にも分けられるのだろうけど、みーばい亭では、まとめて「キクちゃん」と呼んでるので悪しからず。
実は管理人、キクちゃんよりハナちゃんの方が好みなんだす・・が(笑)

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イワシの頭はカルシウムなのだ!

2016-02-06 21:50:20 | 生き物の話

冬枯れの庭に訪れるメジロをのんびりと眺めている休日の午後。
こないだ正月を祝って鱈腹飲んだばっかりやのにもう立春か・・。
読者の皆様も、今週は節分のイワシをアテにほろほろと熱燗を楽しまれたことと思う。
管理人も節分当日の焼きイワシ、定番のイワシフライ、そして生姜煮とイワシづくしの日々を送っております。

もちろん、水槽の甲殻軍団にもおすそ分け。
うっとこの住人には、鉄やリン酸など、大した問題にはならないと思うけど、一応アクアリウムの基本に乗っ取って、鰓を外して血液を徹底除去。
気のせいか、ホンヤド軍団の喰いつきが、いつもよりいい気がする。
やっぱり、血生臭いのは嫌なのね(^^;


一方こちらは、12月から年をまたいで2か月余に及ぶ脱皮潜りから、本日生還したムラサキオカヤドカリの宇論ちゃん。
ご老公を篭絡した自慢の美脚にますます磨きをかけての年増っぷり。
脱皮後の栄養補給にこちらもイワシの頭を爆食中。
オカヤドカリに与えるイワシ頭は、前述の処理の後、海水に2~30分浸けこんでからキッチンペーパーで水気を拭き、そのまま庭で2時間ほど風干しにして水分を飛ばしておく。
手間やけど、そうしておかないと、翌日取り出す頃にはケージ内が恐ろしいことになっているしね(笑)
ま、手間をかけてもこうして喜んで喰ってくれると報われる・・けど、報われないことの方が多いのがオカヤドカリ飼育。
それが醍醐味っていえばそうなんやけどね(^^;

ちなみに、こちらは昨夏2015年7月22日に孵化した宇論の子供たち。
本日、2016年2月6日時点で、孵化から198日。
上陸から169日。
例によって、サイズに差があるけど、紛うことなき同日生まれの兄弟ヤド。
今のところナキオカヤドカリの亜成体とあんまり変わらないけど、大きくなれば母親似の美ムラサキになるに違いない・・と、期待してるよ、飼い主は。


で、身の方はもちろん飼い主の晩酌のアテに。
いつもは、酒、醤油、味醂でこっくり炊くんやけど、今夜は凪さんがお出かけで独酌になるので、酒飲みながらわしわし喰えるように煮汁に水を加えて、強火でだーっと薄味の煮つけに。
骨まで軟らかいので、そのままガブリ。
笑四季を熱めの燗でほろほろと。
善良な読者の皆様は、玄関の柊鰯を更新されたと思うけど、ご承知の通り信心のかけらも持ち合わせていない管理人には、ただの晩酌のアテ、ヤドカリの餌である(笑)

ま、信心しなくても、とりあえず骨は丈夫になるのだ!

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