Mars&Jupiter

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フランシス・ミニョーネの「コンガーダ」を聴く、そしてカルテンシュタドラーのハーバーフェルトトライベン

2012-09-27 06:24:23 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
やっと2年の間、待ちに待った本が届いた。
カルテンシュタドラーの『ハーバーフェルトトライベン』である。
「ある慣習儀礼の歴史と神話」という副題がついている。
現在ドイツにおけるハーバートライベン研究の第一人者、
カルテンシュタドラー(Kaltenstadler)先生の著作である。
今回はカラー写真も豊富で、一般向けなのかとも思われるが、
そう言う訳でもなく、今までの研究成果を示しているように思える。
ハーバーフェルトトライベン(Haberfeldtreiben)を、
民俗慣習としての側面も強調しつつ、その歴史も踏まえ書いている。
本文はドイツ語で書かれているが、これからじっくり読んでいこうと思う。

昨日も一日忙しくウォーキングを休みました。
今回とりあげるのは1897年生まれのミニョーネの作品。
イタリアから移住したフルート奏者アルフェリオ・ミニョーネを父に持つ彼は、
サンパウロで生まれ、サンパウロ音楽院とミラノ音楽院で学び、
ブラジルに帰国してからは、作曲活動を続ける一方で、
リオ・デ・ジャネイロの国立音楽院で教えるなどした。
「コンガーダ」は1921年にイタリアで作曲された。
この作品はリヒャルト・シュトラウス指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団により初演されたようだ。
演奏はガブリエル・カスターニャ指揮、
ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
軽快なリズムに乗って明るく陽気な旋律が奏でられる。
ラテンアメリカらしいリズム感と、
イタリアらしい明るさが融合したような音楽で、
盛り上がりをみせていきながら、最後は力強く終わる。
コメント
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