Mars&Jupiter

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カンデラリオ・ウイサルの「イマジネス」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2012-09-05 06:39:35 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
昨日は三枚町から西谷まで歩きました。
1882年に生まれたカンデラリオ・ウイサル(Candelario Huízar)の作品。
彼はメキシコのサカテカス州ヘレス・デ・ガルシア・サリナスに生まれ、
子供の頃からギターを独学で習得し、
1892年より故郷の楽団のメンバーになり、サクソフォンを演奏した。
やがて、エンリケ・エレーラの弦楽四重奏団でヴィオラを演奏するようになり、
アウレリオ・エリーアスから和声学を学んだようである。
その後サカテカス州の楽団のメンバーなどとして活動したようだ。
1914年のメキシコ革命の際には、パンチョ・ビリャの軍に参加した。
そしてメキシコシティーの楽団で活動するようになり、
作曲家のエスタニスラオ・メヒアに和声を、
グスタボ・エルンスト・カンパなどに作曲を学び、
1920年代以降も国立音楽院の教授を務め、
交響楽団のホルン奏者となるだど活躍したようである。
途中聴いた曲は彼にとって最初の交響詩「イマジネス」である。
1919年に作曲され、1927年に初演された作品である。
聴いたCDはアロンドラ・デ・ラ・パーラ指揮、
フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズの演奏による。
煌くような星を思わせるハープやチェレスタ(?)で始まる音楽は、
幻想的であり、美しくもあり、鳥のさえずりを模倣する音も現れたあと、
行進曲風の華やかで力強い音楽になっていく。
その音楽が終わるとイングリッシュホルンの歌うような旋律が現れ、
その旋律をもとに他の楽器が受け継ぎ、情熱的に盛り上がっていく。
いったん静まったあと再びチェロが歌うように旋律を奏でていき盛り上がり、
軽快で弾んだ旋律がオーボエによって示されるようになる。
そして金管楽器と弦楽器によりに盛り上がり、最後堂々とした感じで終わる。
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