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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

辺野古のボーリングを急ぐ政権

2014-08-18 | 政治と金

沖縄防衛局は18日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた海底ボーリング調査を開始した。市民らの反対運動などで、中止14818された2004年以来の掘削調査である。
11 月30日までに計16地点で調査を実施する予定である。市民らは18日もカヌーなどで海上での抗議活動を実施したが、10年前の教訓を生かし、フロートを浮かべたり海上保安庁のゴムボートが多数警戒に当たり、作業現場には近づけなかった。14816_2 10年前は、海上保安庁は流血の事態になると協力しなかった。
8月は、2度の原爆投下がありそして終戦記念日があり、その後のお盆の時期で、いわば国民が鎮魂のシーズンである。終戦記念日も日曜日もお構いなく急ぐ、ボーリング調査の足場となる台船を設置した。

敗北することが決まっている、沖縄知事選前に既成事実を作り上げておきたかったのである。そして、知事選は国政とは関係ないと、民意を蔑ろにするお決まりの説明が待っている。
「時間をかけて丁寧に説明したい」
という言葉を、安倍首相と関係者は口にしていたが、今回の作業はその言葉とは全く逆のことだと言える。
安倍首相は、7月に関係者に辺野古のボーリング調査を、感情的に机を叩いて促したと言われている。
知事選挙は、辺野古移設が最大の焦点になる。敗北の後ではより移設は困難になる。大量のお金を出してせっかく懐柔した、現知事の任期の間にボーリングぐらいはやって、後戻りできないという風潮を作りたかったのである。
日本が辺野古に普天間移設を口実にして空港と軍港を兼ね備えた巨大な基地をアメリカに作ってあげる、政治でも外交でもない、県民の意思をどこにも反映しない行為を何時まで続けるつもりなのだろうか。

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