田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

8ミニッツ(ソースコード)

2011年09月08日 14時35分15秒 | 日記
少し前に、飛行機で見ました。予備知識は全然なかったので、「ソースコード?なにそれ?」って感じでしたが、ジェイク・ギレンホールが主演だったので、見てみました。


<ネタバレありです>


アイデアというか、その発想は斬新だと思いますね。

ヒトって、死んだ瞬間に死ぬのではなくて、脳は少しの間働いているって言いますよね。以前に何かで聞いたのですが、ギロチンで処刑される人に「首を切られてからもまばたきするから、どれくらいでしなくなるかを測ってくれ」と頼まれた人が、本当に測ると数分の間はまばたきしていたとか。

ともかく、この映画は「死んだ人間の脳には、死ぬ寸前の8分間の記憶がしばらくは残っている」という説が前提になっています。そこで、一種のタイムマシンを発明した科学者が、その事実に基づいて、すでに起きた列車爆破事故の現場にいた男性(その事故で死亡)の脳に、別の男性の脳(意識)を飛ばして、事故の起きる8分前に甦らせ、犯人を突き止めさせる・・・そんなお話です。

実は同じ犯人が、味をしめたのか、より大きな爆破の予告をしてきたので、もう起きた事件をくつがえせないとしても、何とかして犯人を突き止めて、次の爆破を防ごう、そんな思惑が上層部にはあったのです。

しかし、意識を飛ばされたほうの人間は(これがジェイク)、最初はそんなことはわかりません。自分の容姿と違う自分にとまどい、目の前にいる見知らぬ恋人に戸惑うのです。

で、軍の上層部に説明されて、何度も同じ現場に送られるうちに、徐々にその使命を理解し、自分の意思で行動するようになるのです。

つまり、うまくいけば、この事故をも防げるのではないか、見知らぬとはいえ、目の前のこの女性だって救えるのではないのか・・・そう思い始めるのです。でも、この辺で明らかになるのですが、ジェイクもなんらかの理由で亡くなっているのです。まだ若い軍人だということで、それ用に保存されているんですね、上半身だけ。
意識の上では生きていただけに、ジェイクも大きなショックを受けます。

しかし、それなら余計にやり遂げなければなりません。ジェイクはそう思い直します。


ジェイクに事の次第を説明する上司にベラ・ファミーガ。好きですねぇ、彼女。カッコイイです!そして、最初は見知らぬ人だけれど、そのうち情が移る彼女にミシェル・モナハン。

科学者にジェフリー・ライト。彼は今回はちょい悪役です。大変優れたものを発明したことはすごいのですが、若者(しかも死者)の意識を自由に操って当然と考え、命令以上のことをしようとするジェイクを責めます。

しかも、ジェイクの試みが成功し、最初の事故をも防げ得たときは(そういう風に描かれていた。しかし、どこまでが現実でどこまでが意識の中なのかよくわからないところもあるので、確信はなし)「こんなこともできる装置をつくったんだぞ!」と言わんばかりに自分の功績にしてしまう。


実際、映画だからお話は美しく仕上がってるけど、こんなことができたら恐ろしい気がします、悪用されたときに。
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世界侵略:ロサンゼルス決戦

2011年09月08日 13時53分18秒 | 日記
少し前に、夏の休暇の時に乗った飛行機で見ました。早くアップしなきゃ~と思いながら、ついずるずると・・・。

さて、結論から言うと、とってもよくできていたと思います。実は、以前予告を見たときは、「また~こんなよく似た映画ばっかり作って~」と、少ししらけていました。

しかし!実際見始めると、あまりの手に汗握る展開に、飛行機に酔いそうになりました。途中息苦しくなって、本気で止めようかと思ったほどです。

とにかく、相手が強い、強い。人間がどんどん追いつめられて、息つく暇もない。たいがいこの手の映画は、所々で人間が盛り返す場面があって、そこで少し「ホッ」として、しかしまた窮地に・・・なんていう感じだと思うのですが、この映画はとにかく人間の側がやられっぱなし。

こんな強い相手が(多分宇宙から)攻めてきたら、もう私たちは絶滅するしかないんだろうなぁ、と見ながら思いました。

こんなに相手が優勢で、いったいどういう風に話が展開するのだろうと本気で心配しました。むしろ、ジョン・カーペンター監督なんかの作品だと、「あ~、このまま人類は絶滅するのかぁ」なんて安心(?)して鑑賞できたのかもしれません。

しかし、今回は主役もアーロン・エッカートですし、そんなはずはありません。彼は、過去に部下を死なせたことがあるとかで、若い軍人さんたちにもちょっと距離を置かれたりもしています。中には、目の敵にするやつも(亡くなった軍人さんの弟など)。

でも、彼は過去に失った部下たちの認証番号や生き様、いろんなことを覚えていて、片時も忘れられずにいることを打ち明け、部下たちの信頼を得ます。

私は素人なので、細かいことはわかりませんが、戦闘に行って命を落とすイコール見捨てられた、ということにはならないと思うのです。軍人なのですから。本当にこんなに根に持つものなんでしょうか。よくわかりません。

ともかく、最後は一致団結して敵に向かいます。いろんな事実を基に、相手の弱点や攻め方を推測してゆくところは、なかなか説得力がありました。やはり、やみくもに攻めるだけではだめなのですね。

強い女性の代表格、ミシェル・ロドリゲスも登場です。意外なところではブリジット・モイナハンも。彼女は戦う女性ではありませんが。

ということで、なんとかボロボロになりながらも、地球は救われました。でも、かなりのものを失っていたので、再生は大変な困難を伴うのでしょうね。
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