「フリー・ガイ」「デッドプール」のライアン・レイノルズと「クワイエット・プレイス」のジョン・クラシンスキー監督がタッグを組み、子どもにしか見えない不思議な存在と孤独な少女の交流を描いたファンタジードラマ。
母親を亡くし心に深い傷を抱える少女ビーは、謎の大きなもふもふの生き物ブルーに出会う。ブルーと彼の仲間たちは、かつて想像力豊かな子どもによって生み出された“空想の友だち”だったが、子どもが大人になって彼らを忘れるとその存在が消滅する運命にあった。もうすぐ消えてしまうというブルーを救うため、大人だけどブルーのことが見える隣人の助けを借りながら、ブルーの新たなパートナーを見つけるべく奔走するビーだったが……。
テレビドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズのケイリー・フレミングが少女ビー、レイノルズがビーを助ける隣人を演じ、スティーブ・カレルがブルーの声を担当。さらにマット・デイモン、エミリー・ブラント、サム・ロックウェル、ブラッドリー・クーパー、ジョージ・クルーニーら豪華キャストが声の出演。日本語吹き替え版ではアイドルグループ「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉がブルーの声、「そして、バトンは渡された」の稲垣来泉がビーの声をそれぞれ担当する。(映画.comより)
<2024年6月16日 劇場鑑賞>
(田舎なので吹き替え上映のみ)子供たちの”空想の友達”が大人になると行き場を失う、そしてその”イマジナリー”たちを救おう、という話、ごく最近見たような気もします。やはり永遠のテーマなのでしょうね。でも、その時も書いたかもしれないのですが、私自身はそんな友人を持ったことがないので、大人になっても世界は同じです(笑)。今回は「じゃなんでライアン・レイノルズは大人なのに当たり前のようにそこにいるのか」と疑問に思っていたので、上映時間がちょうど合ったってことも相まって、鑑賞。結論から言うと、ライアン・レイノルズの存在理由は「あぁ!そうなのか!」とちょっとした感動でした。
話はそう目新しいものではありません。少女が成長してゆく物語です。子供の頃に、こういう世界を持っていると楽しいでしょうね。小さい頃から、環境による影響もあって現実的だった私なんかは、ちょっと想像できない部分ではあるのですが。「スタンド・バイ・ミー」がよく理解できなかったのもこの辺に理由があるのではないかと、今なら思います。
映画に出て来る”空想キャラ”たちが魅力的でした。ライアンのうまさも手伝って、最後まで惹きつけられて見ることができました。疲れているときなんかにおすすめかもです。