田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

アーロと少年(The Good Dinosaur)

2016年04月25日 07時33分45秒 | 日記
 good dinosaur
 

 巨大隕石の墜落による恐竜絶滅が起こらなかったらという仮説に基づき、恐竜が地上で唯一言葉を話す種族として存在している世界を舞台に、弱虫の恐竜アーロが、孤独な人間の少年スポットとの冒険を通して成長していく姿を描いたピクサー・アニメーション。兄や姉に比べて体も小さく、甘えん坊の末っ子アーロは、何をするにも父親がいてくれないと始まらない。そんなある日、アーロは川に落ちて激流に飲み込まれ、家族から遠く離れた見知らぬ土地へと流されてしまう。ひとりぼっちの寂しさと不安にさいなまれるアーロは、そこで自分と同じ孤独な少年スポットと出会い、一緒にアーロの故郷を目指す冒険に出る。(映画.comより)

 

 

 久しぶりにチビ息子と鑑賞。恐竜大好き少年だから、るんるん。でも、お話は意外にシリアスだったのです。

そこは、隕石が地球に衝突しなかったから恐竜がず~っと生きて来ている世界。彼らは言葉を持ち、自分の土地を耕し、なんとニワトリまで飼っています。極寒の季節に備えてサイロに食料を蓄えたり、チビ息子(?)のアーロはニワトリへの餌やりが日課だったりします。

文明を持つ恐竜たち。しかし、数は多くないのか、密には住んでません。地球はだだっ広く描かれています。単に田舎なのかもしれませんが。

チビッ子アーロは、小さい上にビビりで、お父さんはいつも彼のことを気に懸けています。アーロだって「このままではいけない」と思っているのですが、なかなか強い恐竜にはなれずにいます。そんなある時、パパはアーロを川沿いに山へと連れ出します。ところが激しい嵐に遭遇。パパはアーロを守って流されてしまい、そのままアーロも流され、見知らぬ土地で目覚めます。ひとりぼっちで、でもおうちへ帰りたい。「川をたどっていけば帰れる」って、確かパパが言ってた。でも、ここはどこなんだろう・・・。そんなアーロの冒険が始まります。

道中、同じくひとりぼっちの少年スポットと出会います。でも言葉を持たない彼とコミュニケートすることはできず(多分言葉を持っててもできないだろうけど)、でも、少年はサバイバルの知識はあるようで、そんなこんなで持ちつ持たれつ、旅してゆきます。

お話は、ピクサーお得意のバディものの域を出ませんが、なんたって画像がきれいです。そして、人間が恐竜より遙かに野蛮という設定に、少しのとまどいを覚えます(笑)。

T-Rexの親子がいい奴だったり、アーロとスポットが友情をはぐくんでゆくほっこり系のお話は暖かくて、癒されたいときにはもってこいです。疲れているときにどうぞ。

コメント
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