田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

永遠の僕たち

2012年01月15日 00時03分41秒 | 日記
美しかったですねぇ、本当に。映画も俳優たちも。

デニス・ホッパーも若い頃はもちろん男前だったんでしょうけれど、息子ヘンリーの、この美しさはなに?

ちょっとニコラス・ホルト系の。

とても繊細そうで美しいのに、どこか癒し系の雰囲気もあって・・・。

この美しさと雰囲気はちょっと他にはない唯一無二のものだと思います。この役、彼だから出せた独特の魅力があるんじゃないかな。

あと、ミア・ワシコウスカも。髪を短くしてボーイッシュな雰囲気を漂わせ、それと知らなかったら彼女だと気付かなかったかも。彼女も美しかったですねぇ、「アリス・イン・ワンダーランド」の時より。

さいごに加瀬亮。彼の役、どうせ幽霊なんだから日本語でしゃべっててもよかったな、と思いました。それをヘンリーが理解できたとしても、それは超常現象の一つとして、見逃すということで。

テーマは一貫して「死」。

もうすぐ死ぬミア、事故で両親を亡くし、自分も一度臨死体験をしているヘンリー。そして幽霊の亮くん(神風特攻隊で死んでいる)。

重いはずのテーマが、若く美しい俳優たちを使うことによって、こんなに暖かくきれいに表現できるなんて。ガス監督の力量ですね。

目を見張るのは、主人公たちのエキセントリックさ。凡人の私にはとてもできない発想や行動の数々。さすがだなぁ、と思いました。凡人ゆえ、自分の人生さえ変えることができない私には、ちょっとうらやましい世界でした。

そして、物語はちょっぴり暖かく、せつない方向に収束してゆきます。

でも、こんな風に死んでゆけたらいいな。
コメント
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