ココナッツオイルがブームになっているようです。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸を多く含む中鎖脂肪酸です。
飽和脂肪酸は動物性の脂肪に多く含まれるのですが、ココナッツミルクから抽出したココナッツオイルには飽和脂肪酸が豊富に含まれています。そして飽和脂肪酸は酸化しにくいので体の中でも安定しています。
中鎖脂肪酸は体の中で代謝を受けずにすみやかに肝臓に運ばれます。
そしてエネルギー源となるケトン体が生成されます。
このケトン体は脳のエネルギーになるので、アルツハイマーに予防になると宣伝されているのです。
さて、成分表をみてみましょう。
このココナッツオイルにはラウリン酸が含まれています。
このラウリン酸には抗菌作用があります。
また、カプリル酸という脂肪酸が含まれるココナッツオイルもあります。
カプリル酸にはカンジダというカビの一種の菌を殺す作用があります。
このカビは口の中や腸の中に住みついていて、多くなると悪さをします。
そのカビ退治にもココナッツオイルが有効というのです。
エネルギー源となり、菌を殺す作用のあるココナッツオイル。
試してみる価値はありそうです。
小幡歯科医院