小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

食いしばりの治療薬

2010-11-20 06:15:00 | 医科と歯科

                  

歯ぎしりや食いしばりを薬で治せるのでしょうか。

              

答えはNoなのですが、一応どのような薬が実際に使われているのかお話し

ます。

              

歯科で歯ぎしりや食いしばりに対して薬を処方することはほとんどありません。

            

よく医科に顎関節症の患者さんが訪れた時に薬を処方されることがあるので、

それについて解説します。

            

                    

まずは精神安定剤です。

                    

歯ぎしりや食いしばりは気持ちが興奮状態にある時にひどくなりますから、精神を

落ち着かせるために処方します。

              

また精神安定剤には筋肉をリラックスさせる作用もありますから、それが顎周りの

筋肉の緊張を和らげます。

               

            

そして筋弛緩剤です。

       

これは直接筋肉をリラックスさせるもので、肩こりの薬にもなっているものです。

                 

                         

最後に消炎鎮痛剤です。

               

これは一般的な痛み止めのことで、歯ぎしりや食いしばりによって顎周りに痛みが

生じている場合に処方されます。

            

                           

つまり、精神安定剤、筋弛緩剤、消炎鎮痛剤が歯ぎしり食いしばりに対して処方

される薬です。

                              

ただし、当院で薬を出すことはありません。

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