以前は食生活の中で「砂糖の量」を常に気にしていました。
でも口の中の環境を考える上で血糖値に着目する必要性を知り、「糖質の量」を
考えなくてはならないことがわかりました。
糖質とは砂糖、果糖、ブドウ糖などの糖類やご飯、パン、麺、パスタなどの
炭水化物のことです。
これらの糖質は食べると急激に血糖値が上がります。
急激に血糖値が上がるとその後急激に血糖値が下がりやすくなります。
(これは体質に左右されます。どんな食生活を送っても血糖値が安定して
いる人もいるそうです。)
血糖値が高い時は口の中が酸性になって細菌の活動が活発になり、
血糖値が低い時は甘いものが欲しくなる。
どちらも歯医者的には好ましくない状況です。
そこでタンパク質の登場です。
タンパク質は血糖値をゆっくり上昇させます。
ですから食事も最初に野菜やタンパク質を摂り、血糖値がある程度上がって
から糖質を摂るようにすると急激に血糖値があがることがなくなります。
また、タンパク質は体をつくる基本の栄養です。
口の中でいえば歯、歯ぐき、顎の骨すべてはタンパク質が基本になっています。
体をつくると共に、口の中の健康を維持するにもタンパク質が必要なのです。