時代は変遷します。
大学を卒業して27年経ちましたが、技術革新と材料の進歩には目覚ましいものがあります。
以前は、奥歯は金属が主流でした。中でも金合金、言わば「金歯」がもっとも優れた歯科材料でした。
現在は金歯を使うことがほとんどなくなりました。材料費が高くなるのと見た目の問題で嫌われるようになったからです。
そして、奥歯も白い歯で治療することが一般的になりましたが、それにより問題もかかえることになりました。
白い歯にはセラミックを用いるのですが、セラミックは割れる危険を持ち合わせます。
特に噛む力が強い人にセラミックをいれると、割れるというトラブルが生じることはよくあります。
そこで、割れない白い材料、ジルコニアが登場したのが10年前です。
https://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080310
そして、3年前から私もジルコニアを治療に取り入れるようになりました。
https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/5a251d9508cac78101fea29d926a090a
昔金属で行っていた治療はすべてジルコニアに置き換えることができます。
患者さんの「白くしたい」という要望に完全に答えることができるようになりました。
もちろん、昔ながらの金属を用いた治療の方がいい時もあって白い歯をお勧めできない場合もあります。
選択肢が増えたという点で、技術革新の恩恵はとても大きいです。
小幡歯科医院
http://www.obatadc.sakura.ne.jp/