小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

治療の内容

2010-09-27 06:06:00 | 歯科話

ツイッターで歯科関係をフォローしているといろいろな意見を訊くことができます。

            

中には明らかな宣伝、自己アピールがありますが、こういうのは無視です。

                  

                      

微妙な感覚なのは診療内容のツイートを読んだ時です。

   

宣伝しているわけではなく診療の話をしている人がいます。

                

いいことを言っています。

     

でも何か違和感があるのは

「すべての人に当てはまる治療法は存在しない」

からです。

                           

たとえばインプラントやセラミックを勧めている内容のツイートがあったと

しましょう。

                      

それらは良い治療方法でお勧めできるものですが、場合によってはお勧め

できないこともあります。

                     

それを万人に合うかのように勧めるのは医療ではありません。

              

その人に治療を勧めるかどうかは実際に診察しないとわかりません。

                

ですから一般論で語ることが危険な場合があります。

        

そのため、私はツイッターでは治療の話はしないようにしています。

                         

その分、このブログで思いっきり語ろうと思っています。                 

              


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インフォームドコンセント

2010-06-08 08:05:00 | 歯科話

診断や治療方針を患者さんに伝える場合、話の内容はほとんど専門的な内容に

なります。

                  

医療の現場ではよくあることですが、医者が話した内容を患者さんが100%理解

していることはなかなかありません。

               

内容が専門的であるがためにきちんと理解することは難しいのです。

                 

そのため、患者さんも知識をもっていなければなりません。

                     

このブログもそのために開設したものですが、やはりきちんと伝わっていないことが

あります。

                   

                   

例を挙げると

             

顎のためにガムを噛んだ方が良い

「ガムを噛んで顎を鍛える」という逆説的なタイトルをつけたために、勘違いを

させてしまったようです。

ガムは顎に悪い食べ物です。

          

親知らずを抜くと顎が細くなる

これもタイトルにしてしまったためにきちんと伝わっていませんでした。

親知らずを抜いても顎は細くなりません。

               

               

歯周病は簡単に治る

初期の歯周病は患者さんの努力で劇的に治ることを強調したために、歯周病自体

が簡単に治るというイメージを与えてしまったようです。

そのイメージ自体はよいのですが、「歯周病は簡単に治るのだから、悪くなって

から治療すればよいですね。」という間違った考え方を与えてしまったようです。

歯周病は早め、早めに対応すべきです。


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レントゲンを携帯で

2010-03-29 09:37:00 | 歯科話

先日レントゲンを撮った時に、患者さんに「写真とってもいいですか?」と

聞かれました。

           

もちろんOKなのですが、いいアイデアだと思いました。

                  

最近の携帯電話についているカメラなら保存に耐えうる十分な画像が

得られます。

           

200万画素以上あればパソコン上で診断できるくらいの画像になります。

            

Photo_2

           

自分のレントゲンをiPhoneで撮ってみました。

                

300万画素ですがそこそこ診断できます。

         

転院する場合や、セカンドオピニオンを得たい場合のためにも自分で

レントゲン画像をもっているのは良いことだと思います。


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突貫

2009-12-30 09:06:00 | 歯科話

12月は毎年忙しくなります。

               

まず、年内に治療を終えたい患者さんで一杯になります。

         

また、お正月休みに歯にトラブルが生じるのが心配になって検診に来る患者さん

が増えます。

                         

            

こちらもなるべく年内に治療を終えて気持ちよく新年を迎えていただきたいので、

12月は治療のペースを上げるよう努力します。

                      

ですが、治療終了が年内ギリギリになりそうな方は来年に持ち越していただく

ことにしています。

             

治療には常に余裕をもって臨みたいからです。

                    

         

今年もたくさんの患者さんに年越しを了解していただきました。

                       

でも、1月は逆に時間にゆとりが出ますので(年初めだけ忙しいですが)、じっくり

と良い治療ができます。

               

                

お正月に、患者さんの歯にトラブルが起きないことを願っています。

             

そして皆さん、よいお年を。

                


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仮の詰め物

2009-10-14 09:48:00 | 歯科話

               

                 

歯科治療では「仮の詰め物」を多用します。

                

虫歯をとりあえず進行させないための詰め物

虫歯に薬を効かせる期間の詰め物

型をとって義歯を入れるまでの期間の詰め物

根の治療中にばい菌が入らないようにするための詰め物

           

                  

「仮の詰め物」にはいろいろ種類があって用途に応じて使い分けています。

                        

もつ期間は3ヶ月くらいです。

              

それ以上経つと詰め物として機能しなくなり、虫歯になったりばい菌が入る

危険が生じます。

                        

仮の詰め物のまま放置しないようにしましょう。


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噛むと痛い食べ物

2009-10-11 09:36:00 | 歯科話

           

            

歯が弱っている時に食べられないものがでてくることがあります。

               

歯が弱くなると固いものが食べられなくなると想像しがちですが、実は固いもの

よりも食べにくいものがあります。

                

フランスパンやスルメなど一見固くはないけれども、噛み切るのに苦労する

食べ物です。

                

そういう意味で、お新香は意外に噛むのに苦労する食べ物です。

                        

お新香が食べられなければ歯が弱っているといえます。


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差し歯が取れて接着剤でつけたときの副作用

2009-09-23 09:33:00 | 歯科話

             

                   

歯科医院がやっていない時間帯に差し歯が取れたり、どうしても歯科医院に

行けない時に差し歯が取れたら、どうしますか?

             

アロンアルファで差し歯をつけるのではないでしょうか。

                  

「とりあえずつけておいて歯医者でちゃんとつけてもらおう。」

            

と考えるのだと思います。

               

ところがアロンアルファでうまくつけると、けっこうしっかりつきます。

                

取ろうと思っても簡単に取れないことがあります。

                 

結局、「また取れたら来てください。」となってしまいます。

                  

           

それはそれでいいのですが、、、、、、。

               

ずれてつけてしまうことがあります。

                         

ずれたままでは問題がありますので取ろうとしますが、それでもしっかりついて

いると、、、、、、。

               

やり直しになってしまいます。

                   

                     

できれば差し歯はそのまま持って来ていただいて、歯科医院でしっかり

つけるようにした方がよいです。

         

          

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

                  


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鋭い質問

2009-08-31 09:32:00 | 歯科話

当院のブログを読んで来院される方が多くなりました。

                 

よく読んでいる方の質問は鋭いです。

               

                     

この部分ポケットが4ミリ以上ありませんか?

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20071114

                  

私はこれから虫歯になりにくくなるんですよね。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080821

                   

この虫歯は経過観察できますか?

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20090316

                    

この歯は歯根膜炎ですかね?

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/d/20080329

             

                        

正直、よく読んでいるなあ、というのが感想です。

            

自分でもどこに何を書いたかわからなくなってきたくらい、たくさん書きました。

             

現在550の記事があります。

            

閲覧数も38000を超えました。

                         

メジャーなことはだいたい書いたので、これからは重箱の隅をつつくような

内容が多くなると思います。


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犬歯

2009-08-25 09:43:00 | 歯科話

                  

犬歯は動物の牙のなごりのような歯ですが、とても重要な歯です。

              

                   

八重歯になってしまうと見た目は悪くなってしまいますが、犬歯がきちっと生えて

いると歯並びが引き締まります。

                 

また咬み合わせにおいても重要な役割を果たしています。

              

犬歯には前歯と奥歯の中間に位置していて両者を橋渡しする機能が

そなわっています。   

          

ですから犬歯を失うと前歯も奥歯にも悪影響が及びます。

               

ですから八重歯だからといって簡単に犬歯を抜いてはいけません。


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自分で治せなかったら(初期の虫歯)

2009-07-24 09:00:00 | 歯科話

初期の虫歯の進行を止めることができなくて進んでしまったら治療しなくては

ならなくなります。

                 

虫歯が進行して中等度の大きさになってしまったら、早めに治療する必要が

でてきます。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/caries.htm


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病気は自分で治せる(初期の虫歯)

2009-07-15 09:56:00 | 歯科話

初期の虫歯(表面的な虫歯、わずかに穴のあいた虫歯)は自分で治すことが

できます。

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/caries.htm

            

「治す」というよりは「虫歯の進行を止める」といった方が正しいかもしれません。

               

虫歯になりにくい環境をつくれば虫歯の進行を止めることができます。

                     

一生進行を止めることができればそれは虫歯が治癒したことと同じです。

                

小さい虫歯は食生活を見直し、歯磨きの仕方を再点検して(これは歯科医院で

チェックしてください。)自分で治しましょう。

                   

         

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/


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こんなもので虫歯に(糖衣錠)

2009-06-23 09:54:00 | 歯科話

もう終わりましたが今年も花粉症になりました。

               

仕事柄鼻水が出ては困るので5年前から花粉症の薬を飲んでいます。

                     

「エバステル」という薬を飲んでいますが、2年前から口腔内崩壊錠(水なしで

飲める薬)になりました。

             

口に入れるとあっという間に溶けて、水を飲まなくても飲み込めるようになりま

した。

             

                

この薬が甘いのです。

                

糖でコーティングされている糖衣錠になっています。

               

糖衣錠も虫歯の原因になる「ショ糖」でコーティングされているものや、糖尿病や

虫歯のリスクを考えて「ショ糖」を使用していないものもあります。

            

                 

さて、花粉症の薬は眠くなる副作用があるので就寝前に飲みます。

                  

一般的にも歯磨きして「さあ、寝よう」という時に飲むのだと思います。

                   

この薬が何でコーティングされているかわかりませんが、水なしで糖質を含んで

そのまま寝る、、、、、、、

                      

明らかに虫歯のリスクファクターです。

                

糖分としては微量ですが、薬は1~2ヶ月服用します。

                        

                       

仕事柄、この薬は水で一気に飲むようにしています。

                    

虫歯になるリスクは0に近いと思いますが、歯が弱い人は水で飲んだほうが

よいでしょう。


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よく噛んで食べる

2009-05-26 09:03:00 | 歯科話

どうやら「逆流性食道炎」になったみたいです。

                

胸やけや食後のむかつきがあって、食道を専門とする同級生に聞いたところ

そういう診断を受けました。

                   

胃に入った食べ物が逆流し、その胃酸で食道に炎症が起きる病気です。

                       

食べる時にも時々痛みがあるので「よく噛んで」食べるようにしました。

                    

よく噛んで食べると痛みは少なくなります。

                 

             

そして気がつきました。

                  

自分はほとんど噛まないで食事をしていたことを、、、、、。

                 

患者さんにはいつも「よく噛んで」食べましょうとお話していたのに、、、、、。

                      

                      

よく噛んで食べると明らかにお腹の調子がよくなります。

                 

皆さん

             

よく噛んでたべましょう。


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口の中は敏感

2009-04-16 09:52:00 | 歯科話

舌の先は人間の体の中でもっとも感覚の鋭い部分です。

              

ヒトは食べものを口に入れるとまず舌先でそれを食べてよいものかどうか確認

します。

                

毒物を体内に入れてしまうと死んでしまうので、これは生きるために欠かせない

感覚です。

                      

               

また、歯は30ミクロンの違いを感じることができます。

                

歯の間に髪の毛がはさまっても感じることができます。

               

また、噛めないような硬いものを噛んだ時にはすぐに噛むのをやめる本能も

備わっています。

          

                        

これらは口の中に変なものが入った時に、瞬時に吐き出せるように

人間に備わった機能であると思われます。

          

                      

こういう繊細な世界で私たちは仕事をしています。

                    


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つめ物が取れた

2009-03-11 09:20:00 | 歯科話

つめ物が取れた場合はどうしたらよいでしょうか。

         

詰め物が金属の場合はとりあえず持ってきてください。

           

虫歯ができていないのが確認できて金属の詰め物が元通り歯に戻るようなら、

再びつけることができます。

                 

虫歯ができていたり、詰め物が元通りに歯に戻らなければ再治療をお勧めします。

           

金属が元通りに戻らないのは不思議に思われるかもしれませんが、硬い金属でも

変形して元に戻らないこともあります。

                 

2回、3回と詰め物が取れるとだんだん歯に合わなくなります。

                 

合わない詰め物を無理やり入れると虫歯になってしまう可能性がありますので、

再治療をお勧めすることになります。

           

取れた詰め物をつけなおすのも、3回くらいが限度です。

                        


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