小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯のヒビの動態②(前歯か奥歯か)

2013-10-29 06:02:00 | 歯のヒビ

前歯に入ったヒビなのか、奥歯に入ったひびなのかによっても

治療方針が異なります。

 

単純に奥歯の歯のヒビの方が難しいです。

 

食事は基本的に奥歯でするものなので、奥歯に入ったヒビを

痛くならないように、それ以上ヒビが広がらないように、する

ことが難しくなります。

 

 

前歯は噛み切ることをしなければ痛くないように食事をする

ことができる場合があります。

 

 

ただし前歯のヒビによる痛みがひどくなれば、食事をすることが

困難になることがあります。

 

 

 

そういう意味で前歯のヒビは様子をみることが多く、奥歯のヒビは

積極的に治療したりヒビが広がらないような処置をすることが多い

です。

 

           

            

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歯のヒビの動態①(歯に神経があるかどうか)

2013-10-26 23:51:00 | 歯のヒビ

歯のヒビはいろいろな方向に入ります。

 

 

そして前歯と奥歯では歯に加わる力の方向が異なるので、

歯にヒビが入るパターンは多岐に渡ります。

 

 

まとめようがないというのが本音で、これがブログで紹介する

のが遅れた理由です。

 

 

ですから、診察室で患者さんにお話しする要領でまとめていこうと

思います。

 

 

もっとも治療の方針に影響するように分類すると、「神経のある

歯のヒビ」と「神経を取った歯のヒビ」に分けられます。

 

 

神経のある歯は元来ヒビに強いです。神経のある歯には血液も

流れていて「生きています」。

 

 

神経のない歯はヒビに弱いです。神経のない歯には血液が

流れていないので「死んでいます」。

 

 

ですから、神経のある歯にヒビが入っていても、凍みていなければ

様子をみることが多いです。

 

 

逆に神経のある歯にヒビが入っていたら、それ以上にヒビが

進行しないように積極的に治療を行う必要があります。

 

 

歯にヒビがみつかった場合、その歯に神経が残っているか

どうかを第一に考慮します。

 

                 

             

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歯のヒビ

2013-10-22 22:58:51 | 歯のヒビ

Photo_3

随分前にお知らせしていた「歯のヒビについてのまとめ」を、

やっと行いたいと思います。

 

 

歯のヒビにはいろいろな動態があるので、なかなか考えを

まとめることができませんでした。

 

 

 

といいますか、しっかりまとめることは不可能に近いので、

実際の臨床の場でどういう風に考えているかをご紹介して

いこうと思います。

 

20131016_15_45_41_2


20131016_15_46_25


これはひび割れた湯のみです。

 

 

問題なく使用できています。

 

 

もしこのヒビがおおきくなり、水が漏れるようになったら

使えなくなります。

 

 

もしこのヒビが大きくなり、湯のみが欠けてしまったら

使えなくなります。

 

 

でも、漏れているところを何かで埋めたり欠けてしまった破片を

もう一度くっつければ、再び使うことができるようになります。

 

 

ただし補修したところが取れてしまえば、また使えなくなります。

 

 

これが歯のヒビの治療のイメージです。

 

Photo_4


最初の写真に戻ります。 

 

 

歯にヒビが入っていますが何の問題もなく食事ができています。

 

 

治療の必要はありません。

 

 

歯のヒビの治療はヒビが入っていても問題なく歯が使えるように

なることが目標となります。

 

 

 

          

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