探していたのだがなかなか見つからなかったツクシを自宅前の畑で見つけた。雑草に負け消滅してしまったかと思っていたギョウジャニンニクの芽が出ているのが嬉しく、眺めているとその脇にひょっこりと頭を出していた。まだ寒さが残るが、繰り返す雨と太陽の角度で春を予感するのだろうか・・。春の野草の芽生えが始まっている。
「ツクシ」はシダ植物のトクサ科トクサ属スギナの胞子茎なのだという。早春にツクシ(土筆)と呼ばれる胞子を放出する茎を伸ばす。ツクシの成長後に地下茎で繋がった“栄養茎”を伸ばす。これがスギナと呼ばれるもので光合成を行う。ということは、スギナという胞子植物の胞子を放出する器官(種子植物の花にあたるところ)?がツクシで、植物としての名はスギナということか??
寒さが残る地面から顔を出した頃は可愛い。一方で、地下茎は地中深く良く伸び、雑草としてはしぶとい。退治するのが容易でない。地表に出てきた部分を駆除しても、次々と芽を出してくる。掘り起しても地下茎を放っておくとすぐ生き返る。
ツクシは食材になるというが食べたことは無い。茎にできる袴状の部分を除き、茹でて灰汁を抜き煮たり佃煮にするのだそうだ。また、乾燥させたものは生薬となり利尿作用などある。花粉症対策としても有効と発表されているというが、効果はまだ確認されていないそうだ。