早朝に船に乗りトキの島を離れ、10時半過ぎに帰着した。群馬側から三国トンネルを越えると天気が悪いことが多いのだが今日は逆。寺泊港(長岡市)で車に載った時の気温が21度C。天候は曇りで薄日が漏れる状態だったが、三国トンネルを越えると雨と霧で気温は15度C。まっ、こんなこともある。まだ、磐梯山の花が残っている。
「カラマツソウ」はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。高山植物。花がカラマツの葉の付き方に似ているのでこの名が付いている。花期は6-8月。田代山、御荷鉾山などあちこちの山で写真を撮ったが、磐梯山の樹林帯を抜けた辺りから草原や登山道脇などに咲いていたものが一番豊に感じた。
草丈は50-150センチほど。周囲の草から頭1つはリードして高い位置に咲く。細くて線状ののものが集まった花冠が清楚で印象的な植物。白い部分は花びらではなく雄シベが集まったものなのだそうだ。花径は1・5-2センチほど。
「ベニバナイチヤクソウ」はイチヤクソウ科イチヤクソウ属の多年草。花期は6-7月。磐梯山からの下山道で猪苗代スキー場が近くなったあたりで撮ったもの。常緑の根生葉から15-20センチの花茎を伸ばし、先のほうに赤ピンク色の5弁の花をいっぱいつける。小さくて可愛らしい。「カラマツ林の下に多く群生する」と書いてあったが、私が知っているのは広葉樹林の入り口あたりの登山道脇のような気がする。