長野県の高峰高原、車坂峠近くの駐車場に車を止め、歩き出して10分ほどのアサマ2000スキー場の辺りから、これから登る東籠ノ塔山方面を撮った。「午後から雨」の天気予報だが、歩き出したのが午前10時15分。雨具装着覚悟の歩き。
山のデータ(標高と漢字の表示)を確認しようと思って、ガイド本を出して調べると、漢字の表記が異なっているのに気付いた。東籠ノ登山の表記について「籠の登山」(上毛新聞社=群馬の山歩き130選)「東籠ノ登山」(上州山歩=読売新聞社前橋支局)「東篭ノ登山」(山と渓谷社=花の百名山登山ガイドの中の高峰山の項目の行程表示)と微妙に違う。
確か、東篭ノ塔山の山頂表示板では“登”ではなく“塔”だったような気がして確認すると塔の表記だった???
写真が小さくて確認しにくいが、間違いなく「塔」になっている。小諸の市役所観光課に聞いてみた。若い女性の方で責任ある解答ではないが「市が発行しているハイキングマップ(観光MAP?)では“塔ではなく登”になっている。お隣の東御市さんも同じ表記」と教えてくれた。私は各社が共通している「水ノ塔山(ミズノトヤマ)」の塔(ト)と山頂表記に敬意を評し「東籠ノ塔山」にした。「篭とノ」の表示は気にしない。
「水ノ塔山」(2202M)「東籠ノ塔山」(2227M)「西籠ノ塔山」(2212M)気軽に2千メートルの歩きができ、大展望と豊富な高山植物が楽しめる。車坂峠近くの駐車場→高峰温泉→水ノ塔山→東籠ノ塔山→西籠ノ塔山を往復した。東籠ノ塔から多彩な植物が楽しめる「池の平(湿原)」「三方ガ峰」に下るのも楽しい。車坂峠駐車場から西籠ノ塔の往復で、昼食を含め行動時間は約5時間45分だった。
歩きはじめてスズラン、マイヅルソウ。高峰温泉から水ノ塔にかけてはコケモモやクロマメノキ、ガンコウランやクルマバツクバネソウ・・・。東籠ノ塔に歩くとアズマシャクナゲ、ミヤマスミレなど。西籠ノ塔に向かうとツバメオモトなど嬉しくなるほど種類が多かった。「西のガレ場にコマクサが咲いていた」ということ。探すのに苦労したが、一株だけ咲いていた。