赤石岳への山行の足慣らしに、谷川岳の西黒尾根を歩こうと思っていたが「至仏山に行きたい」という御婦人がおり、予定を変更し明日歩くことになった。やや軽いがマァ良いだろう。花の最盛期の至仏も初めてとなる・・・し。花の百名山、磐梯山の植物もそろそろ終盤となってきた。バンダイクワガタは写真に撮れたし、明日はオゼソウなど期待しよう。
「ハクサンシャクナゲ」はツツジ科シャクナゲ属の常緑小低木。亜高山帯からハイマツ帯に分布する高山植物。低い場所では木の丈が3-5メートルになるが、ハイマツ帯では風や雪の影響を受け50センチ足らず。弘法清水から山頂に向かう急坂の低木帯の中で写真を撮ったと思う。
花は白っぽく、場所によっては淡い紅色が差している。花芯に向け緑色っぽい斑点がある。白山に多いとかでこの名が付いている。和名の(白山)石楠花は、バラ科を指しているそうで、間違って名が付いているようだ。バラ科と言っても鮮やかさで見劣りしないほど高貴に咲く。群馬の山を歩いていると「アズマシャクナゲ」を良く見かける。私の見分けのポイントは1、葉が裏側に丸まっているのがハクサン2、花の色が白っぽいのがハクサンで紅っぽいのがアズマ3、葉の付け根に小さな心形がある・・・。
「タニウツギ」はスイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。高さは2-5メートルほど。平場では田植えの頃に咲くので「田植え花」と呼ばれる。新緑、梅雨の時期にピンクの花が映える。7月上旬の磐梯山ではスキー場を抜けた辺りから沼の平辺りまで登山道脇にポツポツと咲いていた。日本特産種で日本海型気候の山地に分布している。