啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オトコエシ」と「オミナエシ」

2011-08-27 09:57:45 | 山野草

8月にこんなに不安定な天気が続くのは珍しいのではないか。数日前、仕事の関係で付き合いのあった方々との懇親の場があったが、趣味の“家庭菜園にまで異常が発生している”と皆さん口々に語っていた。異常な天候でも、秋の七草が咲き始め、山野草の世界ではそんなに大きな変化は感じられない。秋の花が主役になってきた。

「オトコエシ」はオミナエシ科の多年草。散歩コースの2千階段(子王山、藤岡市)に咲いていた。小振りなものを選んで写真に撮った。ススキの草原や、日当たりのある林の縁などで良く見かける。オミナエシより大きく、毛深く、強そうに見えるのでオトコエシの名がついているのだそうだ。

地味で目立たず“強そうに見える”とは思えない。静かな存在。草食系の男が増えたというが、植物の世界でも同じか・・・と言うような花だ。がんばれよ!!

「オミナエシ」もオミナエシ科の多年草。自宅の庭に咲いているもので、盛期を終えているがまだまだ元気。それほど、人の目を引くほど目立つ花ではないが、秋の七草に加えられており人気や知名度は高い。漢字で“女郎花”と書くが、意味合いは不明だそうだ。

黄色の花を粟飯(アワメシ)に例え、それが女飯となりオミナエシになったのだと言う。

コメント
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