似たような形状が多く、地味な姿の山野草は苦手。中々識別できないから。上高地の梓川沿いの遊歩道に、大正池から遊歩道に入って間もなく、カミさんに写真の花の名を聞かれた。すかざず“オオカニコウモリ”と答え、昨晩までそう思っていた。ところが、ネットで調べようとするとヒットしないのである。カニコウモリ、コウモリソウはあるのだが・・・・。
「コウモリソウ」はキク科コウモリソウ属の多年草。深山の湿った場所に咲く。草丈は60-70センチほどで、周囲の草を上回って高く、目立つ存在。白い筒状の地味な花をつける。3方に先が尖った奇妙な形をしている葉が、翼を広げたコウモリに似ていることからこの名がついたのだという。
良く似た草で、カニコウモリという種を日光白根山に登った時に知った。コウモリソウより草丈が低く、自生する環境など似ているが、よく調べて見ると葉の形がかなり異なっている。どこかでいつか、カニコウモリより草丈が大きく、似たような花をつけるオオカニコウモリがあるということを覚えていたような気がしていた。
昨晩調べた結果は“コウモリソウ”。ただ“翼(葉先のことか?)が発達した変種でオヤマコウモリソウがある”とも書いてあった。素人に区別はつかない。