閑話休題・・・「姥」と「姨」の違いは???
バス旅行での話。ガイドさんが“姨(オバ)捨山PA”で休憩すると告げた。私は「オバステ」ではなく「ウバステ」だと思い込んでいた。自分の“正しさ”を確認するため、現場への到着を待ちかねた。長野自動車道に入って間もなく・・。何と私の間違いで”姨捨山=OBASUTEYAMA)”が正解。ずーっと昔から、老いた母をを捨てるため背負って山に登り、それができず連れ帰った伝説の場所は「ウバステヤマ=姥捨山」だと思っていた。
旺文社の国語辞典で調べても正解は「姨(オバ)捨山」のようだ。姥(ウバ)捨山も掲載されているが「→姨捨山」となっている。姥は老女のほかに祖母とか乳母などの意味があるとか。姨は老女のほかに伯母の意味があると解説しているネットの書き込みもあった。しかし、この事典で漢字の「姥(ウバ)」は載っているが「姨(オバ)」は見当たらない。
「キツネノカミソリ」はヒガンバナ科の多年草。水仙に似た緑の葉を早春に伸ばすが、花茎を伸ばす夏になると消えて、30-40センチの花茎の赤橙色の妖艶な花を咲かせる。私には、何だか薄気味悪い花に感じてしまう。久し振りで歩いた、二千階段(藤岡市)の駐車場近くに咲いていた。
この花を最っと派手で妖艶さを増したように見えるヒガンバナ(マンジュシャゲ)は良く似ているが、咲くのが彼岸の頃で狐より遅い。また、咲いている場所も林の縁などの肥えた場所にキツネが多いのに対し、ヒガンは草むらが中心と微妙に異なる。