この小さな小鳥が「エナガ」。冬になってよく人前に姿を現すが、チョコマカと素早く動き回り、なかなか捉えることができない。前橋市の嶺公園で、小集団で目の前を飛び回り何とか撮ることができた。
バードウォッチングを始めた昨シーズンから、この鳥の名は覚えていた。ヒガラ、シジュウガラなどと混じって小集団で枯れ枝など活発に飛び回る。このグループの中に、一番小さな啄木鳥のコゲラが混じっていることが多いので、目を凝らして注目していた。この中で、シッポが長く頭が白く見えるのが「エナガ」だ。ヒガラも似ているが、頭周辺の白さが少ないこと、頭の毛が逆さだっているように見えることなどで区別している。シジュウガラは知り尽くしている?からわかる。
啄木鳥を追いかけていると、10メートルほどの至近距離でエガラのグループに遭遇。レンズを向けるがなかなかチャンスが回ってこない。ようやくの思いで2枚撮れた。トリミングしてようやくこの状態だが、初めて撮れたので仕方がない。
トリミングして“これがエナガ?”と心配になった。目視では間違いないのだが、羽の色が何だかスズメ色。「もっと白い鳥、頭まで白く見えるはず」と心配になった。尻尾の短さは角度で仕方がないが“もっと白い鳥”のはずだった。図鑑でほぼ真上から撮った写真が載っていたのを見て、間違いないと確信した。いつも下から見ているので、白く見えるのだろう。