啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「カケス」

2011-02-15 07:30:47 | 野鳥

当ブログを良く見ていただいている知人から「最近は鳥が多いね」と言われるようになった。200ミリの交換用レンズの使い方が少し判ってきたこと、毎日カメラを持ち歩くようになったことで、チャンスを捉えやすくなったことなどが理由だろう。そして、新年を迎えてから山野草が殆ど枯れてしまったことが最大の原因。“鳥を加えないとネタが続かない”のだ。撮るのが大変だし、撮って見ると可愛くて楽しくなる。「ようやく撮れた程度の画像」で恥ずかしいが・・。

庚申山公園で「カケス」を捉えることができた。30メートルほど離れた場所で3,4羽が「ギャー、ギャー」と泣き叫びながら飛び交っており、そのうち1羽が静止した。カケスの最大の見どころ?は、黒と白と鮮やかなブルーが混じった羽。横向きになるのを待ったが、そのまま飛び去ってしまった。カケスと識別できる独特な羽色が撮れていないが、鳴き声で確信できるので自信はある。

カケスをネットで調べてみると、鳴き声を「ジャー、ジャー」と表現している。私の耳には「ギャー、ギャー」と聞こえる。トキの島で過ごした子供の頃。稲刈りを手伝いながら山で遊び、アケビ採りをすると“俺の縄張りを侵すな”と言うように、ギャーギャー騒いでいた。別種の鳥の鳴き声をまねるほか、飼われたものは人の声まで真似るという。私は実家の近くで、猫の鳴き声を真似たのを聞いたことがある。間違いなく、カケスだった。

里山の林の中、登山道脇の雑木林など鳴き声はよく聞くし、遠景で飛んでいる姿も見る。ただ、プロ仕様のバードウウォッチャー氏が言っていたが“なかなか近付いてくれない鳥”なのだそうだ。確かに、ピーピー鳴いて人目に姿を晒すヒヨドリなどに比べると、写真を取れる距離には近付いて来ない。
コメント
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