啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「タラの芽」の芽?

2011-02-16 08:18:05 | 山野草

まだまだ固いままだがここ数日の雪で、心なしか少し芽が膨らんで来たような気がする。「タラ」の芽の写真を撮ってみた。藤岡市内の庚申山、竹沼など散歩コース脇にも良く見かける。カミさんと「この芽を誰が採るのだろう」と言いながら、チャンスを窺っている。

テレビのニュースでタラの芽の出荷が始まった(沼田市)という映像が流れていた。小さな芽がビニールの袋に入って店頭に並んでいる。残念だが、あまり山菜としての味と言うか“香り”がしないのである。歳を取るまで山菜にあまり興味がなかったが、タラの芽の天ぷらやゴマ和えはもちろん、フキノトウやコゴミなど“香りや食感を楽しみながら”良く食べるようになってきた。

タラの芽は“山菜の王様”と言われるのだそうだ。ふくよかなタラの芽をゲットしたいと思い、春になると目を凝らして歩いている。ところが・・・・散歩コース周辺はもちろん、登山道脇のタラの木など殆どが“芽を欠かれている”。痛々しいくらいだ。1個や2個の芽をとっても、調理するのが面倒になるだけだと思う。残しておこう!!

タラの芽は一番上にある「頂芽」とその脇にある「脇芽」が2番芽。幹の部分に付く「胴芽」があるのだそうだ。タラは“2回まで芽をとっても新しく芽が出るが、それ以上は木が枯れてしまう”と聞いている。新芽は昨年伸びた枝にしか出ないと言うことを知ると同時に「芽の候補が残っているかを確認」してから採るようにしたいものだ。

公園内のタラの木、あの場所にあったと記憶している秘密の場所、登山道脇などいつの間にか木そのものが無くなってしまう。良くあることだ。山菜取りの名人は無茶なとり方はしないという。そうすることで、次の年にも確実に採れることになるからだろう。皆で名人になろう。
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