「フキノトウ」をようやく見つけた。トキの島で雪が残る流れの端に、フキノトウが芽を出しているのを見る。群馬辺りではもっと早く目を出しているのではないかと思い探していた。我が家の庭(畑)の一角、カミさんの実家の畑のクロなど確実に春になると芽を出す場所を探したが見つからない。登山道脇などで蕗があった場所も覚えているが、今は雪の中だろう。
フッーと思い出した。毎日通勤していた道路の脇にあった!畑の土手に、自生しているのではないが、殆ど自然のままで生えていた。高速道路の側道ぞいのその場所に行って見た。残念ながら未だ生えていないと諦めかけたが、1個だけ目が膨らんでいるのを見つけた。乾燥していおり、みずみずしさがないが間違いなく蕗のトウだ。
フキノトウはフキの花芽なのだと思う。フックラとしており、花茎を少し伸ばして花をつける。花茎はぐんぐん伸び綿毛をつけた種子をつけ、風で飛ばす。タンポポの花のように。
フキノトウは山菜として天ぷらや味噌汁の具、フキノトウ味噌など食べる。私はフキノトウ味噌が大好きだ。ネット上で「葉や茎も食べる」という解説があったが、私の感覚ではむしろ“茎を食べる”のが主流。トキの島では茎が柔らかいうちに採り、茹でて食べたり、塩漬け?にして保存食にしていたと思う。
少しずつだが春が近付いている。