啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

稲村山から高岩方面

2011-02-02 09:01:48 | 里山

上信越自動車道を松井田ICから軽井沢方面へ。碓氷峠に差し掛かって間もなく、巨大なアーチ型の橋脚を越えた辺りの右手に、端正な三角形をした目立つ山を見たことがある人もいると思う。ここが「稲村山」(952メートル)。岩でゴツゴツした妙義の山々のなかでは異色。

国道18号碓氷バイパスに入って間もなく、前記の橋脚を越して直ぐわき道を左折。数件の民家があり、小猿2,3匹を連れた猿の家族が餌を漁っている。洗濯物を干している老人がいたが“猿も老人も”お互いに無関心の様子だった。つい先日、逃げ出した猿の捕り物を、間抜けなテレビ(面白ければそれがベスト)が、連日報道していた。山あいの小さな集落の人と動物の“不思議な距離感”は何なのだろう。猪や狸を含め、動物たちには農作物などかなり被害も受けているはずだが・・・。

わき道に入って5-7分。赤坂橋と書かれた小さな端の手前に駐車スペースがあり、ここが登山口。林道に沿って歩き出す。カチカチに凍りつき歩きにくい。15分ほど歩くと「八風平」方面との分岐点を左に分け入ると、ようやく登山道らしくなる。カラマツ林に差し掛かると薄っすらと雪が残っている。10分ほどで鞍部にでる。ここからは広葉樹林に変わる。端正な三角形の姿を見せるだけに、登りの手応えはある。登山口に「約40分」と所用時間が書かれていたが、丁度40分で山頂に着いた。

山頂の展望は素晴らしい。目の前に高岩がドンと構え=写真=その彼方に榛名の連山。北西側には細い噴煙を上げる浅間山。奥(裏?)妙義の岩峰も威容を誇っていた。


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