農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

クレーンゲーム

2023年11月21日 12時41分47秒 | 遊び
  アームを操作して景品をキャッチするという「クレーンゲーム」がいま好調なんだそうだ。 
  お気に入りのアニメキャラクターを応援する「推し活」が広がり、限定グッズを目当てに若い女性や家族連れも
  ゲームセンターに足を運ぶという。 遊技施設の運営会社が専門店を開業するなど、人気はつり上がっている。

  「ショップにはない限定品がある」。 9月中旬、タイトーステーション難波店を訪れた自営業の”Yさん”は1
   年ほど前から漫画キャラクター「ちいかわ」にハマっているという。 何度も挑戦した末に景品をかくとし
   「家に飾るのが楽しみ」と喜んで話してくれた。

 新型コロナウイルス過でゲームセンターは休業を余儀なくされるなど大
 きな影響を受けた。店舗数はこの10年で4割減少しているが、クレー
 ンゲームの方は成長が続いている。日本アミューズメント産業協会によ
 ると、2021年度のクレーンゲーム市場は10年前から1.7倍の28
 10億円に拡大したという。背景にはアニメの配信サービスの浸透があ
 る。過去の作品を視聴できるようになったことでファンが一段と増え、
 グッズの需要にもつながっている。 トレンド評論家の牛窪氏は「推し
 活の広がりでニッチな作品のキャラクターグッズを欲しがるファンも多
 い」と指摘している。「昔よりも景品のバリエーションが広がったこと
                    がクレーンゲームの売り上げ増加につながっている」と分析している。

 ラウンドワンの杉野社長は「かつてはボウリングのついでに遊
 ぶ人が多かったが、今はクレーンゲームを目当てに来店するよ
 うになった」と話す。同社は7月、東京都調布市に初めての専
 門店「ラウンドワンクレーンゲームパーク調布駅前店」をオー
 プンした。350台ほど設置し、人気アニメのぬいぐるみなど
 の景品をそろえる。従来のゲームセンターに抱きがちなイメー
 ジを覆し、白とピンクを基調とする明るい内装を施したことも
   特徴だ。  これまで十分に取り込めていなかった女性客やファミリー層をターゲットに据える。 初心者や
   家族連れも楽しみやすい1プレー10円と低料金の「10円キャッチャー」のコーナーも充実させている。
  調布市内から遊びに来た小学生のきょうだいはお菓子や玩具を獲得してご満足の様子。 そばにいた母親もここ
   は「明るくて清潔感のある内装で、10円キャッチャーなら子どものお小遣いでも遊べるので連れていきやす
   い」と話していたという。 ラウンドワンでアミューズメント事業を統括する岡嶋部長は「今までとは違う新
   しい遊び場を提供するつもり」ですと話している。 売り上げは既存店のクレーンゲームエリアの平均売上高
   の2倍を目指すという。

  アミューズメント施設「GiGO」を運営するGENDA(ジェンダ)は7月、東証グロースに上場した。 上場
   で得た資金でクレーンゲーム機を約1200台購入し、25年1月までに15店舗を開業する予定だという。
  風俗営業法の改正で、16年以降は16歳未満でも保護者同伴であれば午後10時まで遊べるようになった。 
   22年からは景品1個当たりの上限価格が「おおむね800円以下」から「おおむね1000円以下」に改め
   られ、アニメファンが欲しくなる景品を用意しやすくなったことも人気の一因だという。
  牛窪氏は「コロナ禍が和らぎ、訪日外国人も本格的に戻ってくるなかで、まだ5年以上は市場が伸びるだろう」
   と話す。 一方で、景品の「高額化」はプレー料金の上昇圧力になりうる。 高額な景品はつかみにくくなる
   よう難易度を調整しているそうだ。 そのため、獲得するにはプレーの回数を重ねやすくなるだろう。
  ラウンドワンは「キャッチに苦戦しているプレーヤーには店員が声をかけてサポートしている」と話す。 とり
   わけ未成年が目当ての景品を獲得できるまで過度にプレーを続けないよう配慮は欠かせない。 成長の続く市
   場が健全に伸びていくためには「使いすぎ」を防ぐ工夫も必要のようです。