暑かったり・雨が多かったりと極端な天気が続いた8月もきょうで終わり。 早いですネ~
最終日のきょうは、関東では傘が手放せないような天気で、涼しいどころか寒いほど・・。
(変な見方をすれば、宿題の追込みにはちょうどいいのかな?なんて思えるほど)
きょうのように一気に涼しくなると、この商品はもう「お役御免!」となるんでしょうか?
左の写真のように、蚊取り線香をたく時に使う豚型の容器は
「蚊取り豚」「蚊遣(や)り豚」などと呼ばれ今でも人気がある。
円筒形の胴体に丸い大きな口、2つの小穴が瞳、短い4脚と
耳などが表現された愛嬌のある形です。
(皆さんのご家庭ではいかがでしょうか?使っていないかな)
(私なんぞ田舎でも使ってましたし、今も家にあります)
三重県の万古焼などで生産され続けているそうですが、最近あまり見かけなくなったのは、
電気蚊取りや殺虫スプレーが普及し、冷房が効く密閉された室内で暮らすようになり
需要が激減した為だろうといわれています。
蚊取り線香は近代日本の発明品だといわれているそうだ!
1886年(明治19年)にKINCHO(大日本除虫菊)の“上山英一郎氏”が除虫菊栽培に成功。
90年に棒状の線香を、1902年に渦巻き型の販売を始めた(同社史「金鳥の百年」)。
渦巻き式線香の普及で「蚊やり豚も生まれた!」と思われていたそうなんですが・・
なぜ豚型になったのかは謎のままだったそうです。
ところが、すでに江戸の武家屋敷跡から幕末の蚊やり豚とみられる豚型容器が出土して
いたという? 東京都新宿区の「内藤町遺跡」発掘調査報告書(92年)によると、
今の丸い口を大きくあけた豚とは違って口をすぼませ、胴体はやや長い寸胴の円筒形。
長さ348㍉、高さ230㍉もある大きなものだそうです。
尻部に半円形の穴があくのも特徴なんだそうです。
これとそっくりな豚形の蚊やり器が、幕末の浮世絵や読本類に描かれていることも分かっ
てきたそうです。 尻部から柴木などを詰め込んで点火、口部からモクモクと吐き出され
る煙が部屋中に充満する様子が描かれていて、蚊取り線香以前の蚊やりの様子がよく
分かるんだそうです?
出土品の耳や脚などを除くと酒徳利そのものに見えるという?
実は武蔵野美術大学の民俗資料室には全国から集めた酒徳利約3千点があるそうだ。
通い徳利、貧乏徳利などと呼ばれガラス瓶の普及以前に酒の販売に広く用いられていた
そのうち2升入り徳利が出土品に寸法が近く、口の形もよく似る・・?
(出土品の産地特定は今後の課題なんだそうですが・・)
徳利の底を欠き、ひもで軒に下げて蚊やりに転用した様子を描いた読本の絵もあった?
やがてあらかじめ底を開け、床置き用に脚、つり手用に耳を付けるなどしている間に、
陶工が遊び心で豚に似せて人気を博すようになったに違いない。 (専門家の分析)
渦巻き式蚊取り線香が開発されると小型化され、胴も短くなり口を大きくしたものが
量産されるようになったようです・・?
伝統の形の転用の上に、魅力的な商品が生まれた経緯を垣間見ることができる一品
もし何かの説に見るようなことがありましたら、こんなことを思い出してください。
8月のウォーキング集計(31日)
歩けた日 26日 歩けなかった日 5日 (すべて雨)
最終日のきょうは、関東では傘が手放せないような天気で、涼しいどころか寒いほど・・。
(変な見方をすれば、宿題の追込みにはちょうどいいのかな?なんて思えるほど)
きょうのように一気に涼しくなると、この商品はもう「お役御免!」となるんでしょうか?
左の写真のように、蚊取り線香をたく時に使う豚型の容器は
「蚊取り豚」「蚊遣(や)り豚」などと呼ばれ今でも人気がある。
円筒形の胴体に丸い大きな口、2つの小穴が瞳、短い4脚と
耳などが表現された愛嬌のある形です。
(皆さんのご家庭ではいかがでしょうか?使っていないかな)
(私なんぞ田舎でも使ってましたし、今も家にあります)
三重県の万古焼などで生産され続けているそうですが、最近あまり見かけなくなったのは、
電気蚊取りや殺虫スプレーが普及し、冷房が効く密閉された室内で暮らすようになり
需要が激減した為だろうといわれています。
蚊取り線香は近代日本の発明品だといわれているそうだ!
1886年(明治19年)にKINCHO(大日本除虫菊)の“上山英一郎氏”が除虫菊栽培に成功。
90年に棒状の線香を、1902年に渦巻き型の販売を始めた(同社史「金鳥の百年」)。
渦巻き式線香の普及で「蚊やり豚も生まれた!」と思われていたそうなんですが・・
なぜ豚型になったのかは謎のままだったそうです。
ところが、すでに江戸の武家屋敷跡から幕末の蚊やり豚とみられる豚型容器が出土して
いたという? 東京都新宿区の「内藤町遺跡」発掘調査報告書(92年)によると、
今の丸い口を大きくあけた豚とは違って口をすぼませ、胴体はやや長い寸胴の円筒形。
長さ348㍉、高さ230㍉もある大きなものだそうです。
尻部に半円形の穴があくのも特徴なんだそうです。
これとそっくりな豚形の蚊やり器が、幕末の浮世絵や読本類に描かれていることも分かっ
てきたそうです。 尻部から柴木などを詰め込んで点火、口部からモクモクと吐き出され
る煙が部屋中に充満する様子が描かれていて、蚊取り線香以前の蚊やりの様子がよく
分かるんだそうです?
出土品の耳や脚などを除くと酒徳利そのものに見えるという?
実は武蔵野美術大学の民俗資料室には全国から集めた酒徳利約3千点があるそうだ。
通い徳利、貧乏徳利などと呼ばれガラス瓶の普及以前に酒の販売に広く用いられていた
そのうち2升入り徳利が出土品に寸法が近く、口の形もよく似る・・?
(出土品の産地特定は今後の課題なんだそうですが・・)
徳利の底を欠き、ひもで軒に下げて蚊やりに転用した様子を描いた読本の絵もあった?
やがてあらかじめ底を開け、床置き用に脚、つり手用に耳を付けるなどしている間に、
陶工が遊び心で豚に似せて人気を博すようになったに違いない。 (専門家の分析)
渦巻き式蚊取り線香が開発されると小型化され、胴も短くなり口を大きくしたものが
量産されるようになったようです・・?
伝統の形の転用の上に、魅力的な商品が生まれた経緯を垣間見ることができる一品
もし何かの説に見るようなことがありましたら、こんなことを思い出してください。
8月のウォーキング集計(31日)
歩けた日 26日 歩けなかった日 5日 (すべて雨)