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紅葉登山 天候急変に注意

2023年11月07日 12時34分21秒 | 遊び
  栃木県那須町の朝日岳(1896㍍)で登山客4人が低体温症により死亡した事故は、遺体発見から
  まもなく1カ月になる。 本格的な紅葉シーズンの到来で登山客の増加が見込まれ、遭難のリス
  クも高まります。 命を守るために何が必要か。 山岳関係者は、万全な装備や計画によりも重
  要なのは判断力だと指摘。 「悪天候なら登らない。 それが全てだ」と注意喚起している。

  「とにかく生きていてほしいとの思いだった。 もう少しで救助できたのに‥‥」。 10月中
   旬、栃木県警那須塩原署の斎藤地域課長は、事故があった朝日岳の登山道を歩きながら、悔し
   さをにじませた。
  事故は10月6日正午過ぎに「同行者が動けなくなった」との通報で判明した。 救助へ向かっ
   た署員らに立ちはだかったのは「人が飛ばされそうなレベル」(斎藤課長)の強風。  捜査打ち
   切りを余儀なくされた。 活動を再開した翌7日朝、登山道付近で65~79歳の男女4人の
   遺体が発見された。 うち3人は一緒に登っていたとみられる。

 朝日岳を含む那須連山は、強風や突風が吹く山として知ら
 れる。4人が着ていた一般的な登山服は、天候の急変に耐
 えられるものでなかった。県警は「寒い山中で一晩過ごせ
 るかどうかが生死を分ける。最悪の事態を想定して準備す
 べきだ」と強調する。 県警などは、雨にぬれても保温性
 が高い中間着や下着、十分な防水加工が施された雨具や手
 袋を推奨。ツエルト(簡易テント)や非常食、水、携帯電話の
 予備バッテリーも携行するように勧める。「登山計画書を
 出す一番大きな目的は、遭難事故の防止だ」。こう語るの
 は栃木県山岳・スポーツクライミング連盟の植木理事。
 登山者も意識を高める必要があるとして「自らの技術や体
 力にあった山を選び、きちんと計画を練ってほしい」と呼
                   びかける。

  関係者によると、10月の事故で亡くなった4人のうち、計画書を提出したのは1人だけだった。
   県警は、遭難救助は時間との闘いだといい「計画書さえあれば、遭難範囲が特定でき、捜査活
   動の一助になる」と訴える。
  10月下旬には、迅速な救助に向け登山地図アプリの運営会社「ヤマップ」と協定を締結。 ア
   プリからの電子申請の他、登山口に置かれたカードへの記入といった方法も遭難時の手がかり
   となるという。
  装備と計画がそろえば、避難事故は避けられるか。 植木理事の答えは「ノー」だ。 最も重要
   な要素に判断力を挙げ、天候不良が予想される場合は登山自体を中止すべきと主張。 低体温
   症に陥れば、正常な判断が不能となり「登山前の判断で99%は決まる。 いくら良い装備を
   持っていても太刀打ちできない」と話している。

   実は私ももうだいぶ前ですが、茶臼岳から三本槍岳・朝日岳を登りました。 夏登山でしたの
    で寒さはなかったですが、尾根へ出たらもの凄い強風にあったことを覚えています。