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口周りの筋肉強化

2023年11月10日 12時38分21秒 | 雑学
  テレビやスマホを見てリラックスしていると、知らぬ間に口が「ぽかん」と開いていることがある。
  また、子どものそんな口もとが気になった経験はないでしょうか。 口を開いたまま長い時間を
  過ごしていると、口周りの筋肉が衰え、やがて弊害が生じる恐れがあるちう。

  新潟大などのグループは2021年、日本の3~12歳の子どもの3割に、口がぽかんと開いた
   「口唇閉鎖不全」という症状がみられたと発表した。 グループは「子どもの成長期で、口が
   開いたのを自然に治すのは難しいのではないか」と指摘した。
  小児歯科医の“浜野先生”はコロナ禍でマスク着用の時期が長く、口周りの筋力が衰えている可能
   性があると話している。 特に唇や表情を作る筋肉で目立つという。 浜野先生によると、口
   は「食べる」「話す」「表情をつくる」「呼吸する」という四つの働きがある。 これらを支
   えるのが口の周りにある筋肉。
  口が開くことは、唇を閉じる筋肉が弱くなっていることを示す。 口周りの筋肉の一つである舌
   を上げる力も弱くなり、舌先が下の歯につくように下がる。 本来は舌先が上前歯の後ろに触
   れるように上がっているという。

  口が開いたままでいると、歯並びが悪くなったり、高齢になれば、むせやすくなったりする。 
   口呼吸になると、本来は鼻で除去されるウイルスが体内に入り、感染症にかかりやすくなる。

 口唇閉鎖不全は「口腔機能発達不全症」
 の病状の一つと位置づけられている。
 不全症については、18歳以下であれば
 公的医療保険の適用対象になり、歯科で
 治療ができるようになった。小児歯科の
 開業医でつくる全国小児歯科開業医会は
 全身を動かしながら口の周りの筋肉を鍛
 えてもらおうと、「はっけよいアニマル
 体操」をつくった。
  軽快なリズムに合わせ、口に空気を入れて唇やほおをストレッチしたり、舌を上げてポンと音
   を出したりして、口を動かすというもの。
  口唇閉鎖不全を治すには、口周りの筋肉強化だけでなく、体の姿勢を直す必要があるからだ。
   体操は、むせてしまうことに悩む大人にも効果的とされ、親子や高齢者でも簡単にできる。
  
  浜野先生は「全身と口を動かして筋肉の動きを意識してほしい。 健康体操としてやってみて」
   と話しています。  これって子どもだけでなく大人もやってみる必要があるようです。