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農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

紫の丘 爽やかに香る

2025年09月02日 12時36分30秒 | 地域
 北海道・富良野地方でラベンダーの花が見頃を迎えている。
 中富良野町の観光農園「ファーム富田」では8日、満開の
 花が丘一面を紫に染め上げ、爽やかな香りの中で多くの観
 光客が写真の撮って楽しんでいた。 約5㌶の畑には、5
 種類のラベンダー計6万株が広がる。晴れ渡った空の下、
 来園者は身をかがめて香りを満喫したり、フォトスポット
                    に並んだりしていた。

  「還暦祝いの旅行中という東京都の男性は「見頃で天気も良くてラッキー」と妻とベンチに座り、鮮
   やかな紫色に目を細めた。 ラベンダー目当てに北海道を訪れた神戸市の女性は「香りとこの景色
   来たかいがあった」と夫と写真を撮った。 同園によると、ここ数年は開花が1週間ほど早まって
   おり、7月中旬までが見頃だという。  
   富良野は残念ながら訪ねたことがないので、できれば一度は訪ねたい街です。

「馬術の聖地」ににぎわい

2025年08月21日 12時37分15秒 | 地域
  山梨県北斗市が、馬を生かした町づくりに注力する。 その中心は小淵沢エリアにある
  県馬術競技場で2028年ロサンゼルス五輪を目指す選手らには「総合馬術の聖地」と
  呼ばれる。 自然と地形に恵まれており、躍動する人馬の姿は観客らを魅了。 市の担
  当者も「ブランド価値を向上させる存在」と期待を寄せる。

 5月下旬、馬術場にあるクロスカントリーコース。
 選手と馬が木の葉をかすめながら木々の隙間を走り、
 激しく水しぶきを上げながら水濠を駆け抜けた。急
 角度の山道を駆け上がると、観客から歓声が湧いた。

広島被爆電車 平和へ80年

2025年08月15日 12時45分39秒 | 地域
  80年前に被爆した路面電車が広島で運航を続けている。 朝のラッシュ時などに稼働し
   時には子どもたちが平和を学ぶ教材となる。 原爆投下直後の焼け野原を走り、市民の
   暮らしを支えてきた「老車両」は街の苦難や復興の歴史を伝える。

  「車体は焼け落ち、フレームしか残りませんでした」。 7月、広島市内を走る路面電 
   車の車内。 ガイド役の男性が被爆当時の状況を説明すると、広島大付属小の児童約
   30人が真剣な表情で耳を傾けた。 被爆電車を利用した学習ツアーは地元放送局が
   企画した。 JRの駅と近接する広島駅から原爆ドーム前駅までを走行中、街の被害
   の様子を動画や写真を交えて解説。 児童は車窓の景色と見比べ、復興の歩みを学ん
   だ。 戦後70年の2015年から毎年開催。 延べ約3千人が乗車した。 同小3
   年の児童は「平和を考えるきっかけになった。 核がなくなるまで電車が走り続けて
   ほしい」と話した。

  路面電車は1912年に広島電気軌道(現広島電鉄)が運行を開始。 原爆で当時124
   1人いた従業員のうち185人が死亡し、車両123両中108両が損壊した。 電
   柱などの設備も含め壊滅的な被害を受けた。 
 同社は市や軍の協力を得て、原爆投下3日後には
 一部運行を再開した。スピード復旧の背景には、
 西日本随一の軍部として戦況の変化に備える必要
 性があるとする軍の意向も動いたとされる。
 被爆車両は戦後、96両が復旧した。老朽化で順
 次引退し、現在は5両が残る。4両は1942年
 製造の「650形」。木製車体に鋼を採り入れた
 「半鋼製」は当時珍しく、頑強なつくりで被爆に
 耐えた。定員80人と大型のため重宝された。
 クリーム色と緑のツートンカラーの2両は今も運
 行。平日朝のラッシュ時などに市民の足として活
 躍する。既に引退し、被爆当時を再現したグレー
 ト青に塗り直された2両はそれぞれ平和学習など
 の特別運行用、広島市交通科学館での展示用だ。
 残る1両は最も古い1925年製造の「150形」
 で、丸みを帯びた車体が特徴。普段は車庫で保管
 されているが、2020年に約30年ぶりに復活
運行した。 被爆後の復旧から80年となる9日も1日限定で原爆ドーム前などを走行した。

 広島電鉄の社史編さんに携わった同社の広報担当、"藤田さん"によると、被爆電車は車内
  で被爆した人らの証言を通じて史料的な価値が認められていった。 1980年ごろか
  ら「単なる輸送手段ではなく、車両自体の歴史が注目される機会が増えた」という。
 現存車両はわずかとなり「被爆の実相を伝える文化財としての意義が増す。 歴史の困難
  を乗り越えてきた車両を守り続けたい」と話している。

ダムの貯水率 33カ所で低く

2025年08月04日 12時40分53秒 | 地域
  国土交通省や水質源機構が管理するダムのうち、少なくとも15道府県33カ所の
   貯水率が平年や昨年と比べて低いことが2日までに分かった。 降雨が少なく気
   温の高い日が続いているため。 7月31日時点の国交省まとめによると15水
   系19河川で取水制限など渇水への特別態勢を敷いている。 長引けば農作物の
   不作や断水につながる恐れがある。
   国交省は2017年以来8年ぶりに渇水対策本部を設置した。 農業用水確保に
   向け、自治体から要望があればポンプ車や給水車などを派遣する方針を決めた。

 国交省が各地方に置く出先機関などへの取材を基
 に集計した。平年より低いのは北海道1カ所、東
 北14カ所、中部4カ所、中国7カ所、九州1カ
 所。近畿は6カ所が昨年と比べて低かった。東北
 14カ所のうち、岩手県の御所ダムと宮城県の鳴
 子ダムは「0%」。東北地方整備局によると、わ
 ずかに残った水をくみ上げている状況で、農業関
 係者らが節水しているほか、時間を区切って農地
 に水を引く「番水」をしている。 島根県の尾原 
 ダムも貯水量が低下。国や自治体などでつくる協
 議会は7月31日、放出量を制限し斐伊川の下流
 部での流量を70%まで減らすことを決めた。
  生活用水の減少が避けられないとして、流域の住民に節水を呼びかけた。 九州で
   は、福岡県の寺内ダムなどで低下傾向が見られ、節水への協力を求めている。
  関東は平年を上回っている。 北陸と四国、沖縄は個別ダムのデータを明らかにし
   なかったが、いずれもほぼ平年並みか平年をやや上回っていりと説明した。
    〔関東は北関東によく起きている雷雨らの影響が大きいのではないでしょうか?〕

関東、梅雨明けは来週以降

2025年07月13日 12時45分28秒 | 地域
  日本付近に勢力を広げていた太平洋高気圧は後退し、列島は低圧部に入りつつある。 南海上から日本にかけて
  暖かく湿った空気が北上する通り道になっている。 前線や上空の寒気、低気圧の影響などを次々に受けて天
  気は安定せず、来週も太平洋側を中心に大雨の可能性がある。 関東甲信などの梅雨明けは週の後半以降に持
  ち越されそうだ。 今週は梅雨前線が一時的に復活した。 西から東へ延びてくるやや変則的な形となった。
  大平洋高気圧の勢力が弱まる一方、オホーツク海高気圧が北日本やその東海上に勢力を広げ、両者の境目に前
  線が現れた。、

  太平洋高気圧の周縁部はただでせさえ天気が崩れやすい。 そこに前線、北からのやや冷たい空気、さらに上
   空の寒気の影響が加わり大気の状態は非常に不安定となった。 梅雨末期に九州など西日本でよく見られる
   現象に似ている。 大気の不安定さは空を見ていてもある程度わかる。 10日は朝から積雲や積乱雲が多
   数、浮かんでいた。 これらが背の高い雲に成長し、空が暗くなってきたら要注意だ。 頭上は明るくても
   たとえば北の空が急に黒っぽくなり、こちらへ向かっているように見えたら天気が急変する恐れがある。
  ビルに囲まれている都心部などでは雲が見えにくいが、高層階の窓や歩道橋、坂道の上などから周囲を見回す
   と空の様子がわかる。 夜間は遠くで稲妻が光りだし、頻度が増えてくるようなら、雷鳴は聞こえなくても
   危険が迫っている可能性があり、屋内など安全が場所に移動するのがよい。
  今後オホーツク海高気圧は南下しながら太平洋高気圧と一体化し、前線もはっきりしなくなる。 大平洋高気
   圧は少しずつ勢力を盛り返すとみられる。 ただ日本付近の低圧部はしばらく残り、熱帯低気圧もあるため
   天気のぐずつきはすぐに解消しないだろう。

 晴天時に比べ、曇りや雨の日は気温がやや下がる。関東や東北の太
 平洋側は一時的にオホーツク海高気圧からの北東風も入った。日本
 の東海上の海面水温は平年より5度以上高く、30度近い異常な状
 態だ。気温を下げる効果がそれだけ薄れている可能性もある。 気
 温が多少下がっても湿度が高かったり風が弱かったりすると熱中症
 のリスクは残る。簡易的に日射の影響を除外して暑さ指数を比べる
 と、気温約31度、湿度約95%の場合と、気温約37度、湿度約
        55%の時とで暑さ指数はほぼ同じになる。蒸し暑く風通しの悪い屋内などでは注意が必要だ。

  この先、日本付近の気圧配置が典型的な夏型に移行するにはきっかけが必要だ。 強力な台風が通過し状況を
   一変させることもあるが、今回は少し違う。 来週、上空の気圧の谷の接近に伴い低気圧が発生し、日本付
   近を通過して広範囲に大雨を降らせる見通し。 これが転機となるかもしれない。
  関東甲信、北陸、東北の梅雨明けはその後になる。 6月末から今週前半にかけて大平洋高気圧が勢力を強め
   た際には、すぐにも梅雨明けしそうにみえた。 実際に梅雨明けを発表してもよいのではないかと思われる
   局面もあったが、平年より遅くなる可能性も出てきた。
  梅雨明け後、再び猛暑になるだろうか。 上空の偏西風が普段より数百㌔㍍北を流れ、暖気が北上しやすい状
   態は当分の間続くとみられる。 また、数値予報によるとインドシナ半島からフィリピンの東海上にかけて
   上昇気流が活発となり、その北側の高気圧を強める。 加えて、今月初めのように、欧州の異常高温と関係
   する偏西風の蛇行が伝わってきて暖気の勢いがさらに増すシナリオもあり得る。 厳しい暑さへの警戒は解
   けない。

クマ被害深刻、猟銃緩和へ

2025年06月22日 12時40分18秒 | 地域
  クマによる人的被害の多発を受け、市街地で猟銃を使う要件を緩める改正鳥獣保護管理法が今秋までに施行される。
  捕獲や駆除を担ってきたハンターは高齢化が進み、専門家は「猟友会頼み」の仕組みを変える必要があると指摘。
  生活圏への出没を防ぐため、自治体がクマの生態に詳しい専門職員を育成する動きも出てきた。

  4月下旬、滋賀県長浜市の住宅地で60代の女性がクマに左腕をかまれるなどし、重傷を負った。 散歩中にクマ
   に遭遇し、襲われたという。 クマは冬眠から目覚める春先から活動を始める。 青森県内では4月の出没件数
   が過去5年平均の2倍を上回り、5月1日に出没が確認された場所には近づかないなど注意を促す「ツキノワグ
   マ出没警報」を出した。 里山の利用縮小や耕作放棄地の広がりを背景に、人里に下りて住宅街で食べ物を探す
   「アーバンベア」の出没が近年相次ぐ。 2023年度は全国で210人がクマによる人身被害に遭い、06年
   度の統計開始以降で最も多かった。 被害が深刻になるなか、環境省が打ち出した対策の柱が猟銃使用の要件緩
   和だ。 これまでは住宅が集まる地域での猟銃使用は原則禁じられ、人に危険が迫ったときに警察官職務執行法
   に基づいて警察官がハンターに発砲を命じていた。

  4月の成立した改正鳥獣保護管理法は「迅速に捕獲できる他の手段がない」などの条件を満たせば、市町村の判断
   で特例的に猟銃ができる。 クマがスーパーなどの建物内にとどまった場合、銃による捕獲がしやすくなる。
   だが、そもそも緊急時の対応を担うハンターの確保に苦労する自治体は多い。
 環境省によると、20年度の狩猟免許の所持者数は約21万人で、1975年
 度(約51万人)の4割に減った。 免許所持者の高齢化も進み、60歳以上が全
 体の6割を占める。わな猟の免許を持つ人が最も多く、クマなど大型の動物を
 仕留めるために必要な火薬銃を使えるのは4割ほどにとどまる。
 山形県村山市は24年度、成獣のクマを捕獲した際の1頭あたりの謝礼を3万
 円まで引き上げた。担当者は「捕獲活動に携わる人手を確保したい」と話す。
 県は5月に県内市町村との協議会を立ち上げ、猟友会の高齢化をはじめとする
 今後の課題への対応について議論を始めた。 改正法の施行は4月25日の公
 布から6カ月以内。環境省はクマの出没が増える前の9月までの施行を目指し
 ハンターの情報を自治体間で共有する「クマ人材データバンク」を今夏に始め
 る予定。 人手が足りない自治体が近隣のハンターと関係を築く狙いがある。

  駆除に至る前に、人の生活圏に近づかせないようにする対策も欠かせない。 環境省は24年4月、クマを農産物
   や生活環境に被害を与える「指定管理鳥獣」に加えた。 絶滅リスクが高い四国のツキノワグマを除き、都道府
   県の生息状況の調査や専門人材の育成を国費で後押しする。 秋田県は20年、県自然保護課に「ツキノワグマ
   被害対策支援センター」を設置。 鳥獣に関する知識を持つ専門の職員が市町村への指導や助言、知識の普及な
   どの対策全般を担うの
  東京農業大の"山崎教授(動物生態学)"は「猟友会の協力を前提とする仕組みは転換期を迎えている。 自治体の専門
   職員や行政が認定した事業者が権限と責任を持って対応する形に変わっていくのが理想だ」と指摘する。 「捕
   獲や駆除はクマ対策の選択肢の一つ。 集落に近寄らせない対策を進めるため、自治体の中に捕獲事業者と調整
   してクマ対策を進められる若い人材を育成することが望ましい」と話す。

アザラシ、野生復帰促す

2025年06月14日 12時43分38秒 | 地域
  オホーツク海沿岸の北海道紋別市に、衰弱するなどして岸辺に打ちあがったアザラシを救助し、野生に
   復帰を促す施設がある。 地元で「漁業被害をもたらす害獣」との見方が強かった中での活動を始め
   約40年で200頭超を保護してきた。 職員は情が移らないよう名付けをしないなど、海に戻すこ
   とを第一にする。

 施設は「オホーツクとっかりセンター アザラシランド」。「とっ
 かり」はアザラシのアイヌ語に由来する。
 昨年12月末、施設にほど近い港の斜路に雄のゴマフアザラシ1頭
 が放された。ずんぐりとした体をよじらせて道を下り、海に入る。
 時折ひょこっと水上に顔を出しながら沖へ向かい、やがて見えなく
 なった。 斜里町の漁港に打ち上がった個体で、約8カ月で野生復
 帰にこぎ着けた。「ちゃんと生きていけるか不安。でも返せて良か
 った。やりがいがここにあります」。センターの飼育展示係長の"渡
 邊さん"は語る。
 アザラシはオホーツク海沿岸で冬から春にかけて見られ、かつては
 皮や脂肪目当てで乱獲されてきた。1970年代に猟が行わ
 れなくなると、個体数が増えて深刻な漁業被害を引き起こし、
 今度は駆除の対象に。 この状況に一石を投じたのが元江ノ
 島水族館館長の故広崎さんです。87年、紋別市と連携し、
 負傷したアザラシ2頭の飼育を民間の庭先で始め、アザラシ
 を専門的に保護する国内唯一の施設の設立につながった。
 通報があれば車で沿岸に駆けつける。当初は漁網に絡まるな
         どした個体もいたが、近年は赤ちゃんや、餌が取れずに衰弱した子どもが主だという。
  原則1年以内に海に返す。 人慣れを防ぐため、餌の魚は直接手ではあげず、プールに投げ込む。 
   飼育員も距離を縮めないよう名前を付けず、声かけも極力しない。 「それでも愛着は湧いてしま
   いますが‥‥」と渡辺さん。
  保護後、数日で死ぬケースも多く、野生に戻せるのは4割。 目が見えないなど復帰困難な個体は飼
   育に切り替え、現在はゴマフアザラシとワモンアザラシ計約30頭を一般公開する。 職員による
   餌やりや健康状態のチェックなどが見られ、生態を学ぶことができる。

  東京農業大の"小林教授(海生哺乳類学)"によると、北海道沿岸のアザラシは近年減少し、漁業者による駆
   除も減った。 出産や子育ての場となる流水の後退が温暖化で早まっているのが一因で、この傾向
   が続けば今後日本で見られなくなる可能性もあるという。
  センターは市に寄せられたふるさと納税などで運営。 渡辺さんは「一頭でも多く海に返したい。 
   活動を通じ、動物や環境の保護に関心を持ってもらえたら」と話しています。 

「森の妖精」闇夜に光る

2025年06月12日 14時36分58秒 | 地域
 夜の森で闇を淡く照らす幻想的な光が、今年も現れた。 
 和歌山県那智勝浦町の宇久井半島に自生し、夜間に光
 るキノコとして知られる「シイノトモシビタケ」の発
 光が始まり、見頃を迎えている。9月まで観察会が開
 かれる。シイノトモシビタケは「森の妖精」とも呼ば
 れ、かさの直径は約1~2㌢。地元の住民団体「宇久
                   井海と森の自然塾」
が14日、約50個を確認した。
  例年より1週間ほど発光が遅れたといい、自然塾の"西垣さん"は「ようやく見つかりほっと
   している。幻想的な光を楽しんで森の中で英気を養って」と話している。
   お近くでご興味のある方はお出かけになってはいかがでしょうか。
    観察会は5,6,9月の土曜日夜に開催。 7,8月は休みだそうです。 

お遍路 訪日客対応手探り

2025年05月23日 12時42分59秒 | 地域
  四国八十八カ所の霊場をめぐるお遍路さんに、インバウンド(訪日外国人)客が増えているという。 同中にある
  休憩所や宿泊施設の経営者は高齢化が進み、外国語での対応などに苦慮。 徳島市の"増田さん"は「お遍路文
  化を守り、地域の再生も目指す」と課題解消に向け奔走している。

 増田さんは会社員を定年退職後の2017年、「暇つぶしに」と徳島県吉
 野川市の第11番札所、藤井寺近くにある親族所有の荒地を精微。休憩所
 や宿泊施設を併設した「へんろの里」を開設した。「千人に話を聞けばお
 遍路の傾向や課題が分かる」と、利用客から居住地や予約方法などのデー
 タをこつこつ収集。新型コロナウイルス過の収束や円安などでインバウン
 ドの増加もあり、昨年ごろから客の7割は外国人が占めるようになった。
 しかし、宿泊施設などの経営者は多くが高齢者だ。
 外国人がよく使う予約サイトに登録しておらず、突然の英語の電話に対
 応できないこともしばしば、言葉や文化の違いから行動の悪いところも
 目につくようになり、外国人のお遍路さんが厳しい目で見られる状況に
 なっているという。「こんなことは誰も予想していなかったが、今や外
 国人を受け入れないと経営はできない」。増田さんは会社員時代、タイ
 駐在時に習得した英語を駆使。外国人が次の宿を予約する際に代わって
  電話をしてあげたり、お遍路中に荷物を預かり帰国直前に泊まるホテルへ発送したりするサービスをしている。

  へんろの里は仲間6人で運営し、収益は「年金暮らしん小遣い程度」。 今後は地域の観光拠点になるような
   場所にし、6~9月のお遍路のオフシーズンにも人が集まり、きちんとした収益が上がる施設にすること
   が目標だ。 グラウドファンディングで目標を上回る400万円が集まり、案内所も整備中という。
  吉野川市から地域おこし協力隊の派遣も決まったといい、増田さんは「キャンプ場や売店も造り、より楽し
   めるような施設にしていきたい」と意気込んでいる。

  私ももうだいぶ前になりますがお遍路旅をやりました。 遍路の途中では結構なお接待を何回か受けました。
   88カ所達成した痕、弘法大師の拠点・高野山へ廻り結願を報告して終了しました。
   四国が広かったと感じ疲れましが、とっても充実感・達成感を感じて帰ってきました。

クマ出没 例年より増加か

2025年05月19日 12時40分09秒 | 地域
 北海道や東北など各地でクマの目撃が相次いでいる。
 冬眠明けの5月はエサを求めて活発に動き始めるた
 め注意が必要だ。専門家は「昨シーズンは主食のド
 ングリが豊作で、繁殖が活発 だったとみられる。
 例年より出没が増える可能性が高い」として警戒を
上の写真は根室市で自動車と衝突したヒグマ  呼びかけている。

 クマは毎年3~5月に冬眠を終える。それに伴い
 親子連れが動き出し、繁殖期を迎える雄も行動は
 荷を広げる。青森県は今年4月の出没件数が過去
 5年間の平均の2倍を上回ったことから5月1日
 に「ツキノワグマ出没警報」を発表。三重県など
 も被害を未然に防ぐため注意報を出した。

  環境省によると、ツキノワグマの分布域は2018年までの15年間で約1.4倍に拡大。
   本州の多くの地域で人の生活圏周辺に近づいている。 クマの生態に詳しい北海道大
   学大学院獣医学研究院の"坪田教授"は「ハンターが山に入ってクマを追わなくなり、
   人を怖がらない新世代のクマが出始めた。それと相まって、人里に出てくるクマも増
   えている」と分析する。 人里への出没を抑えるため北海道は人とクマの活動地域を
   分ける「ゾーニング管理」を開始した。 山間部などの「コア生息地」や、市街地な
   ど人の安全を最優先にする「排除地域」など4区域に分類。 出没時に捕獲したり保
   護したりと対応を変える。
  国も市街地での対策に乗り出し、4月中旬に一定の条件で銃猟を可能にする改正鳥獣保
   護管理法が参院本会議で可決・成立。 今秋までに施行される見通しだ。
  こうした動きに坪田教授は、人を襲うクマの捕獲には一定の理解を示しつつも。被害を
   防ぐには長期的な視点に立った対策が欠かせないと強調。 「専門家を配置したり、
   豊かな環境を整備したりして、山に返す努力が必要だ」と話している。