落語家の"柳家小三治師匠"は、毎年暮れに高座にあがると噺の枕でこう語りだす。
"年を惜しむ気持ちになるような1年が来ないものかと思うんです"
"ほんとにいい年だったよ!終わるのがもったいないくらいだよ"と国民のみんなが
ニコニコしながら終われるような年が来ないもんでしょうかネ。
記憶にある限りいっぺんもなかったような気がします。
小三治師匠の枕ではありませんが、今年は例年にもまして痛感する年になったような
気がしてなりません。 「コロナ」という言葉を使った記事を検索すると、今年は
ある新聞の朝夕刊だけでも2万9千件余にのぼったという。 19年はわずか24
件だったそうだ。 本来はそれくらいしか登場しない語句だそうで、1989年以
降の30年間でも855件だそうだ。 その名を持つウイルスが、今年は世界に襲
い掛かったわけです・・。
かつて紙面に載った「コロナ」は自動車の名であったり、もともとも意味である太陽
大気の外層でのことであったりした。 11年前の皆既日食のときは、新聞やマス
メディアなどでも「硫黄島から届いた黒い太陽と輝けるコロナの図に息をのんだ」
などと書かれたり表現されています。 のちに、同じ言葉がこれほど災厄を物語る
わけですから未来は分からないものだ。
きょうで、そんな悪夢の1年が暮れる。 相変わらず未来は見えないが、新年はウイ
ルスの誕生から足掛かけ3年。 夜明け前がいちばん暗いものだと胸に言い聞かせ
たいものだ。 危うさを秘めながらも株価は年間16%上がった。 そこには数年
先への期待がこもっているのだろう? どんな時代になるにせよ、戦いの「戦後」
は必ずやってくるものです。
「コロナ」なる言葉は、何もなかった昔の語感には戻れないないだろう。 しかし、
それでも「コロナ後」という言葉にうんと伸びやかな雰囲気のただよう未来を、や
はり夢みるとしませんか。 歴史を顧みれば戦後日本の多くの制度は、じつは戦時
下にスタートしています。
コロナ下で生まれるさまざまな挑戦も、また新しい歴史をつくるに違いない。
今年はコロナに振り回された1年でしたこの教訓・経験をかてに新しい年に生かし
健康を第一に頑張っていきたいと思っています。
何の参考にもならないブログにお付き合いいただきありがとうございました。
皆様もどうぞよいお年をお迎えください。
12月のウオーキング集計(31日)
歩いた日 29日 歩けなかった日 2日 (すべて雨)
2020年のウオーキング集計(366日)
歩いた日 305日 歩けなかった日 61日
(雨 47日 体調不良 9日 治療休養 2日 その他 3日)