農業じゆう人

     健康を第一に無農薬で
          安心・安全・新鮮な野菜作りに励んでいます!

大晦日

2020年12月31日 12時58分26秒 | 私事
落語家の"柳家小三治師匠"は、毎年暮れに高座にあがると噺の枕でこう語りだす。
 "年を惜しむ気持ちになるような1年が来ないものかと思うんです"
 "ほんとにいい年だったよ!終わるのがもったいないくらいだよ"と国民のみんなが
 ニコニコしながら終われるような年が来ないもんでしょうかネ。
 記憶にある限りいっぺんもなかったような気がします。

小三治師匠の枕ではありませんが、今年は例年にもまして痛感する年になったような
 気がしてなりません。 「コロナ」という言葉を使った記事を検索すると、今年は
 ある新聞の朝夕刊だけでも2万9千件余にのぼったという。 19年はわずか24
 件だったそうだ。 本来はそれくらいしか登場しない語句だそうで、1989年以
 降の30年間でも855件だそうだ。 その名を持つウイルスが、今年は世界に襲
 い掛かったわけです・・。

かつて紙面に載った「コロナ」は自動車の名であったり、もともとも意味である太陽
 大気の外層でのことであったりした。 11年前の皆既日食のときは、新聞やマス
 メディアなどでも「硫黄島から届いた黒い太陽と輝けるコロナの図に息をのんだ」
 などと書かれたり表現されています。 のちに、同じ言葉がこれほど災厄を物語る
 わけですから未来は分からないものだ。

きょうで、そんな悪夢の1年が暮れる。 相変わらず未来は見えないが、新年はウイ
 ルスの誕生から足掛かけ3年。 夜明け前がいちばん暗いものだと胸に言い聞かせ
 たいものだ。 危うさを秘めながらも株価は年間16%上がった。 そこには数年
 先への期待がこもっているのだろう? どんな時代になるにせよ、戦いの「戦後」
 は必ずやってくるものです。
「コロナ」なる言葉は、何もなかった昔の語感には戻れないないだろう。 しかし、
 それでも「コロナ後」という言葉にうんと伸びやかな雰囲気のただよう未来を、や
 はり夢みるとしませんか。 歴史を顧みれば戦後日本の多くの制度は、じつは戦時
 下にスタートしています。
 コロナ下で生まれるさまざまな挑戦も、また新しい歴史をつくるに違いない。

 今年はコロナに振り回された1年でしたこの教訓・経験をかてに新しい年に生かし
  健康を第一に頑張っていきたいと思っています。
  何の参考にもならないブログにお付き合いいただきありがとうございました。
  皆様もどうぞよいお年をお迎えください。

   12月のウオーキング集計(31日)
      歩いた日 29日  歩けなかった日 2日 (すべて雨)
  2020年のウオーキング集計(366日)
     歩いた日 305日 歩けなかった日 61日 
               (雨 47日 体調不良 9日 治療休養 2日 その他 3日)

炭酸ガス入浴剤

2020年12月30日 12時36分27秒 | 健康
  だんだん寒くなり、ゆっくりとお風呂に入りたい季節になってきました。  その際にちょっと一手間。
  炭酸ガス(二酸化炭素)を出す入浴剤を使うと、さらに体がポカポカになります。
   入浴剤大手バスクリン(東京)などは2006年、炭酸ガスを出す入浴剤の効果を調べた研究成果を
   発表した。 39度の湯に10分間、全身入浴した後、皮膚の血流などを1時間にわたって測った。
  その結果、炭酸ガスがない湯に比べ、血流が2~3割多かったという。 また皮膚の表面だけでなく
   皮膚の深部の温度についても、高い状態が入浴後に維持されていたという。

  「お風呂の湯と反応して出る炭酸ガスの効果によって、体が温まるんです」。 そう解説しているの
   は温泉治療専門医の“早坂・東京都市大教授”です。 湯に溶けた炭酸ガスは、皮膚から体内に吸収
   され、手や足などの血管を広げる効果があるという。 血行が良くなったことで、お風呂に湯の熱
   が全身に運ばれて、体全体がより温まるという具合だという。 炭酸ガスはその後、呼吸によって
   肺から外に出て行く。
  泡が出ている様子を見たり、触ったりするのは楽しいが、泡を直接、体に当てても思惑通りの効果は
   でないという。 バスクリンによると、効果をもたらすのは湯の中の炭酸ガスなので、溶かしきっ
   た後が重要だという。 その後も一定の時間、効果が続くそうだ。
  「全身の入浴でなく、足湯だけでもある程度の効果がある」と話しているのは、皮膚科専門医で藤田
    医科大ばんたね病院の“矢上教授(総合アレルギー科)”。 冬は血行障害などによる足の潰瘍を訴える
   患者が増える。 洗面器やバケツなどを使い、炭酸ガスを出す入浴剤を入れて足湯をすると、血行
   が良くなって症状が改善するケースがあるという。

  炭酸ガスを出す入浴剤は、身近な材料で手作り
 できる。 使うだけでなく、作る楽しみもある。
  必要な材料は、食用の重曹(炭酸水素ナトリウム)
 クエン酸、霧吹きに入れた水だけ。 食紅など
 で好きな色を付けると、なお楽しいという。
 「カラフルなのもが作れます」と早坂教授。
 使う道具は、スプーンとラップ、チャック付き
 のポリ袋。 どれも近所のスーパーや薬局で手
 に入るものばかり。 重曹約30㌘とクエン酸
 ひとつまみの食紅をチャック付きのポリ袋に入
 れ、よく混ぜる。 この時に水を入れすぎると 
 反応してシュワシュワと泡が出てしまうので、
 少しずつ加えること。 よく混ぜたものをラッ
 プで包み、ギュッと固める。 クッキー作りな
 どで使う型に入れて、星やハートの形などにし
 てもいい。 乾かして完成です。 最初は失敗
 しても、次第にコツがつかめるようになります。
 
  体験した皆さんも最初は水を入れすぎてしまうようですが、試行錯誤を繰り返すうちにコツをつかみ
   うまく作れるようになっているようです。
  固まりにくい場合は、塩や片栗粉を少量入れるとよいという。 ただし、湯に入れた後は追いだきを
   避ける。 塩などによって給湯器にサビが出る恐れがあるので要注意です。
  作る際にアロマオイルを混ぜると、香りなども楽しめる。 ただ、人によっては逆に香りが気になっ
   てリラックスできないことも。 また、皮膚のかぶれといった影響が起きる可能性もあるという。
  矢上教授は「自分や家族の体にアロマオイルが合うかどうか、確かめながら使ってほしい」と話して
    います。 (人の体はそれぞれ違うということお忘れなく)

なわとび

2020年12月29日 12時44分17秒 | 健康
  平らな場所さえあれば、どこでもいつでも1人でもでき遊べる「なわとび」。 
  手軽な割にいい運動になりそう・・・。 そう思い在宅勤務の合間にチャレンジ
  した人もいたと聞いたことがある。 実際にやってみると・・あれ? 体が重い。
  10回も続かず、くり返すうちに息があがった。 軽々ととんでいたこどもの頃
  を思い出したところで時間は巻き戻せない。  基本から習ってみませんか?
  なわとびの普及活動を行っているNPO法人「日本なわとびプロジェクト」の
   “後藤理事”が教えています。

  まず場所ですが、コンクリートや舗装された道は着地の衝撃が大きくなるのでで
   きるだけ避け、体育館や公園などがよいと話しています。
  靴は、ランニングシューズなど底のしっかりしたものに。 とぶ前に、太ももな
   度を軽くのばして準備体操をすること。 つま先立ちでとぶために負荷がかか
   るアキレス腱をよくのばしておくことも大事なことなので忘れずに。 寒くな
   り体が硬くなる季節は特に念入りに行うようにする。
  準備が整ったら、最初はなわを使わず、こぶしで腰をたたきながら、その場でと
   んでみる。 体をまっすぐにしてわきをしめ、前を見てとび、調子をつかんだ
   ら、なわをもつ。
  基本は、なわを前に回して
 両足でとぶ「前とび」や、
 かけっこのように左右の足
 で交互にとぶ「かけ足とび
 」だ。 60回続けたいが
 苦しければ10回でも20
 回でもよい。 慣れてきた
 ら手を前で交差したままと
 ぶ「交差とび」や、1回と
 ぶ間になわを2回回す「二
 重とび」に挑戦するのもよ
 い。二重とびのコツは天井
 からつり下げられているか
 のように、姿勢をまっすぐ
 にすることだという?
 くれぐれも無理は禁物です。
 自分のペースでとび、疲れ
 たら休むこと。
  呼吸が苦しくならず、会話ができる程度を目安にしよう。  着地で痛めやすい
   ひざは、内側に向かないように注意する。 足が痛いと感じたら休む。

  後藤理事は、「1日目はきつくても、慣れてくると、とべるようになります。 
   続けることが大切」と話す。 毎日は無理でも1週間に3回程度は続けたい。
   慣れたら、3~5分とんで休憩のセットを繰り返す。
  また、「1人で続けるのがつらいと感じたら、スマホのアプリを使う手もありま
   すよ」と、トレーナーのお手本動画を見ながら技にチャレンジしていくアプリ
   「JUMPSTA」を紹介している。
  ついでに、なわとびを使った体操も教えていた。 4分の1に折ったなわで背中
   をねじり、半分か4分の1に折ったなわを使って肩をまわす。 デスクワーク
   の合間の肩こり解消によさそうです。

  国立健康・栄養研究所が公表している身体活動の強さでみると、なわとびはとび
   方によって安静にしている時の8.8~12.3倍のエネルギーを消費し、時
   速8~13㌔のランニングに匹敵する。
   同志社大の”柳田教授(スポーツ健康科学)”は、生活習慣病の予防のために、筋トレ
   のような「レジスタンス運動」とウォーキングやジョキングのような「有酸素
   運動」を組み合わせることを勧めている。 なわとびは、高くとんで筋肉に負
   荷をかければレジスタンス運動に、高くとばず軽く走るようにとべば有酸素運
   動になるという。 「ただし、ひざを痛めたり血圧が上がりすぎたりしないよ
   うに注意してほしい」と柳田教授。 持病がある人は主治医に相談してからに
   すること。 転ばないように足元が安定してすべらない場所を選ぶことも大切。

  コロナ禍でなわとびの売れ行きがいいんだとか。 スポーツ用品のアシックスの
   「トビナワ」は6~8月、昨年に比べて2倍以上売れたという・・。
    無理せず自分に合ったやり方でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

はぐらかし

2020年12月28日 12時31分49秒 | 話題
「戸締りをしっかり」「ポストに新聞や郵便物をあふれさせてはダメ」
 「犬を飼いなさい」・・・。 どれも防犯の基本です。
いちいちもっともな指摘だが、その昔、侵入した先でこういう心得を
 説く泥棒がいたんだそうだ。 
大正末から昭和の初めころに「活躍」した妻木松吉という人だそうだ。
人呼んで「説教強盗」。 当局の追跡をうまくかわし、妙な人気があ
 ったんだそうだ。 自分のほうに罪があるのに、いつの間にか相手
 をシュンとさせたというのだから一種の芸なんだろうか?
 
さて昨今の日本学術会議をめぐる問題で、この話を思い出した。
会員候補6人を任命拒否した側が、なぜだか?いつの間にか?組織の
 改革論を展開してきている・・。
 先日(12月11日)、自民党のプロジェクトチームは“井上科学技術
 相”に提言を手渡した。 「2023年9月までに政府から独立を」
 「一定の政府支出は継続すべき」「会員選考をもっと透明化せよ」。
 なるほど、とうなずきそうになる・・が、ちょっと待てよ!では。
 任命拒否の理由や経緯については素通りらしい。 なかなか巧みな
 松吉流ではないだろうか・・。
 
この一件が発覚してから2カ月半たったが、首相の言葉を聞いてもま
 とんと腑に落ちない。 どんな説教をするにしても、まずは家に押
 し入ったほうが非を認めてほしいものです。
 
 最近の政府は、自分達にとって不都合なことはすべて答えず・隠す
  そしてはぐらかしたことを平然と言う。 諸問題についての質問
  は我々国民が選んだ人が聞いていることですから、わかりやすく
  丁寧に答弁することが義務ではないでしょうか。

寒い季節は痔に注意

2020年12月27日 12時36分11秒 | 健康
  何もこんな時期にこの話題?とおっしゃられると思いますが‥やはりこの時期です。
  寒い季節になると血行不良を招き、痔に悩む人が多くなるという。
  今年はコロナ禍による在宅勤務で運動不足の人が増え、リスクも高くなっている。
  適切な予防法と、症状が出たときの受診の目安を知っておきましょう。

  痔は「3人に1人は経験する」とされ、起こりがちな病気の一つです。 とくに
   寒い季節は「血行が悪くなって肛門のうっ血が進み、水分をとらなくなって便
   が硬くなることでも痔になりやすい」とJCHO東京山手メディカルセンター
   (東京・新宿)大腸肛門病センターの“山名センター長”は話している。
  さらに、在宅勤務によって、長時間座りっぱなしの生活を送る人が増えた。 肛
   門のうっ血を進め、痔になるリスクを高くしている。

 痔は大きく、いぼ痔(痔核)、切
 れ痔(裂肛)、痔ろうの3種類に
 分けられる。 最も多いのはい
 ぼ痔だそうだ。 うっ血によっ
 て肛門周囲にある肛門クッショ
 ンという部分が腫れて盛り上が
 ってくる症状。 切れ痔は、硬
 い便などで肛門の皮膚が切れた
 状態のこと。 大腸菌などの細
 菌に感染し化膿するのが痔ろう
 です。 「切れ痔は便秘がちの
 女性に多く、痔ろうは下痢がち
 の男性に多い」(山名センター長) 
 季節や生活習慣の影響もあるが
 痔になる最大の原因は便秘など
 の排便習慣の乱れにあるという。 
  排便時間が長いと肛門に負担がかかり、うっ血も進む。 排便時間は3分以内が
   理想だそうだ。 無理に出そうといきむことが痔の原因になる。 出ないとき
   はしつこくがんばらず、次の機会を待ちましょう。
  毎日排便しなければと、脅迫されるように考えるのも良くない。 マリーゴール
   ドクリニック(東京・港)の“山口院長”によると、「回数よりも大切なのは便が
   出るなら2~3日に1回でも問題ない」という。

  便秘を防ぐには便意を感じたとき、すぐにトイレに行くことが大切だという。
   食生活では暴飲暴食を避け食物繊維を積極的にとる。 「最近は炭水化物を控
   えるダイエットで食物繊維不足になる人も多い」と山口院長は注意する。
  便秘を防ぐためにも、ある程度はご飯を食べたほうがいい。 よくかむことで少
   ない量でも満足でき、腸の動きも良くなる。 また、水分が不足すると便が硬
   くなり便秘になりやすい。 1日1.2~1.5㍑の水分をとりたい。

  症状が軽い場合は生活習慣だけで改善することも多い。 座りっぱなしなら、1
   時間に1回は立つようにする。 入浴は血行を良くするので、痔の予防や改善
   に役立つそうです。
  座薬や軟膏などの市販薬を試してもいい。 いぼ痔が小さいうちなら排便後に指
   で押し戻すことができるそうです。 山口院長は「痛みがなく押し戻すのが面
   倒でなければ、そのままにしておいてもいい」という・・。
  もちろん、受診が必要な場合がある。 一つは出血。 痔が原因のケースだけで
   なく、大腸がんの可能性もある。 色が鮮やかな場合は肛門からの出血が多い
   という説が浸透しているが、素人判断は危険です。 「便器が真っ赤になるく
   らい大量の出血、3日以上出血が続いたときは肛門科や肛門外科を受診して」
   と山名センター長は助言している。 市販薬を1~2週間使って症状が良くな
   らないときは、痔ではない可能性もあり受診が必要だという。 
  また、日を追うごとに痛みが強くなるときも要注意。 「痔ろうになる前段階の
   肛門周囲膿瘍の可能性がある」(山名センター長)。 痔ろうは発症すると治りに
   くく、腫れて膿が出ることを繰り返しやすいそうです。
  直腸粘膜にできるいぼ痔(内痔核)の場合、手術をしなくても「ALTA法という
   注射療法で日帰りで治療することもできる」(山口院長)。 気になる方は肛門
   科で相談してほしいと院長。 いずれにしてもなかなかやっかいな病気です。
   普段の日常生活から注意しておくことが何より大切なことだと思います。

シニアの労災を防ごう

2020年12月26日 12時46分20秒 | 世間
「人生100年時代」といわれるようになり、年をとっても働く人が増えているいう。
  真に働くことが好きな人もいるが、そうしなければならない人も多くいるのでは
 ないでしょうか。 現実この寒い中で行われている工事、工事をする人も大変でしょうが
  その前後で交通整理をしている高齢者の方々・・大変だろうな~とつくづく思います。
 元気で働き続けるためにはどんな注意が必要なんだろうか・・。
  
  総務省の労働力調査によると、65歳以上の高齢者で仕事をしている就業者は毎年
   増え続け、2019年は892万人(男性531万人、女性361万人)だった。
  就業者全体に占める高齢者の割合は13.3%で過去最高となったそうだ。
  一方で仕事中にケガをする高
 齢者も増えているという。 
 厚生労働省が公表する労働災
 害発生状況によると、19年
  の労災の全死傷者(休業4日以上)
 12万5611人のうち「6
 0歳以上」は3万3715人
 で、全体の26.8%を占め
 たそうだ。 労働者1千人当
 たりの年間死傷者を見ると、
 男性では「75歳以上」が4
 .04で最も多く、最小の「
 25~29歳」(1.94)
 の約2.1倍。  女性では
 「70~74歳」が3.94
 で最も多く、最小の「30~
 34歳」(0.82)の約4
 .8倍だったという。

  業種別では、製造業▽陸上貨物運送業▽建設業▽小売業▽社会福祉施設▽飲食店な 
   どの死傷者が多い。 事故の種類では、「転倒」が最も多く、「墜落・転落」「
   動作の反動・無理な動作」が次ぐという。
  重い障害が残る脊髄損傷を負うケースも少なくないそうだ。 独立行政法人労働者
   健康安全機構労働安全衛生総合研究所の“高橋主任研究員”が労災データに基づい
   て12年~14年に起きた387件(「墜落・転落」255件、「転倒」118
   件、「(機械などへの)はさまれ・巻き込まれ」14件)の脊髄損傷について分
   析したところ、全体の約43%に当たる166件が60歳以上だったという。
  「墜落・転落」で脊髄損傷を負った事故で高さがわかる137件のうち30%(4
   1件)が高さ「2㍍未満」の場所で起きていて、9件は「1㍍未満」だった。
   41件のうち半数近い19件は60歳以上だったそうだ。
  トラックやはしごから落ちたケースが多く、トラックの積み荷の上に乗り、前かが
   みの姿勢でシートをたたみながら後ろ向きに移動していて、積み荷の端に来てい
   ることに気づかずに足を踏み外して地面に落下した60代の男性の事例もあった。

  高橋主任研究員は「高齢者が事故に遭うと若い人に比べて脊髄損傷のような重傷を
   負いやすいことが労災データからわかります。 高齢者自身が身体機能の衰えを
   自覚するとともに、高齢者が危険性の高い作業をしなくてすむような工夫や配置
   が管理者や他の労働者に求められると思います」と話している。
  高齢になると、不眠などの睡眠障害を抱える人が少なくない。 労働安全衛生総合
   研究所の“玉置研究員”は「睡眠の質は、注意力や判断力、学習にかかわる脳機能
   の維持にとって重要であることが多くの研究で示されており、睡眠の質の低下と
   労災の関係を示した複数の研究もあるという。 事故を防ぐためには、質の良い
   眠りで脳機能を健康な状態に保つことが大事です」という。
  良い睡眠をとるために心がけるべきことを玉置さんに挙げてもらった。
   ➀日中に軽いストレッチ程度の運動をする。 仕事のない日も体を動かす。
   ➁夜によく眠れない場合は、午後の早い時間帯に30分程度の昼寝をする。
   ➂就床直前は熱い風呂を避ける。
   ➃夜は覚醒作用のあるカフェインが入った飲み物を控える。

  労働省は今年3月、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」を初
   めて定めた。 事業者に対して職場環境の改善や高年齢労働者の体力に応じた仕
   事の提供など要請するだけでなく、労働者に対しても、自分の身体機能を客観的
   に把握したり、日ごろから基礎的な体力の維持を図ったりすることなどを求めて
   いる。  しかし、高齢になってもなお働かなくてはならないのは厳しいこと。
   一定の年齢まで働いたら、その後は無理せずに普通に暮らすことができる社会を
    つくってほしいものです。

感染リスク高まる冬本番

2020年12月25日 13時23分11秒 | 世間
  冬らしい寒さの日が増え先週は日本海側を中心に大雪に見舞われた。
  ただでさえ冬は風邪がはやりやすい。 新型コロナウイルス感染症が広がる
   今冬はどんな気象条件に注意し、年末年始を過ごすたらようだろうか。

  新型コロナの感染パターンや潜伏期間、症状などはインフルエンザと異なる
   が、飛沫感染や接触感染で広がる点は共通している。 また天気と広がり
   やすさとの関係も比較的似ている。 寒さによる体力や免疫力の低下、低
   温、乾燥などの条件が重なれば、感染しやすくなるという。
 日本付近が西高東低の冬型の気圧配
 置になると冷たい北寄りの風が強く
 吹く。 風が体にあたれば熱を奪う。 
 気温は同じでも風速が1㍍強まるご
 とに体感温度は1度下がる。マフラ
 ーなどで風を防ぐのが有効です。 
 汗をかいた時はすぐに拭かないと、
 蒸発の際に気化熱を奪われ体が冷え
 る。また、冷たい風を鼻や口から吸
 い込むと粘膜が刺激されて傷み、ウ
 イルスに感染しやすくなるとされる。 
  マスクは冷気を遮断し、こうしたことを防ぐ効果が期待できる。 首都圏な
   ど太平洋側の平野部では冬型の気圧配置になったとき、山を吹き下りる乾
   燥した風が吹く。 スーパーコンピューター「富岳」のシミュレーション
   結果によれば、湿度が低い時の方が新型コロナウイルスを含む微細な飛沫
   が飛び散りやすい。 インフルエンザなどの経験からも、乾燥がウイルス
   の拡散を促すのはよく知られた事実だ。

  一方、日本海側の各地は曇りや雪となることが多い。 空気は湿り、感染拡
   大に適さないと思いがち・・。 だが、遮断性の高い家屋で窓を閉め切っ
   て暖房を入れれば、すぐに乾燥状態になる。 室温が上がり水蒸気量が同
   じなら湿度は下がる。
  ある程度しっとり感を覚えるのは湿度がおおむね60%以上の場合だという。
   加湿器を使うとよいが、雪を間口の広いたらいなどに入れて暖房器具の近
   くに置いたり、洗濯物を室内に干したりする方法でも空気は多少湿る。

  気象庁は今週いったん寒さが緩んだあと、「年末寒波」がやってくる可能性
   が高いと予想しています。 変化の激しい気象は心身に負担となり、ウイ
   ルスに付け入る隙を与えることになる。
   気象条件に合わせた健康管理を心がけてほしいものです。

クリスマス・・🎄

2020年12月24日 12時54分19秒 | 世間
  “さだまさしさん”の代表曲のひとつに、「風に立つライオン」という曲がある。
  ケニアの医療活動にあたった実在の医師をモデルにした作品です。 いい曲です
  この曲を聴いたことがきっかけで医師を志し、海外での医療支援の道へ進んだ
   人も少なくないという。 音痴な私が言うのもおこがましいですが、歌が持
   つ力の大きさを感じさせる・・。
  一斉に翔び発つ100万羽のフラミンゴ、キリマンジャロの白い雪・・・。
   そんな情景が、日本に残した恋人への手紙の形で綴られている。 くすりと
   笑ってしまうような一節もある。 「こんな処にもサンタクロースはやって
   来ます。 去年は僕でした」。 手作りの衣装を身にまとい、診療所で子ど
   もたちにプレゼントを配ったのであろう・・。

   さださんは、風に立つライオン基金を立ち上げて活動しています。
   一度ホームページをご覧いただけたらと思います。
                   🎅
  アフリカの子どもたちの多くはクリスマスを知らないかもしれない。 だが目
   の前に、設備も医薬品も満足にない中、懸命に治療に取り組む人たちがいる。
   そんな医師たちの姿こそまさにサンタクロースそのものだったことだろう。
  コロナ禍に見舞われて以降の私たちもまた、医療関係者にこうした気持ちを抱
   く年となった。 

  日本看護協会が公表したアンケート調査の結果に驚かされた。 看護師や准看
   護師の2割が「心ない言葉を言われた」「子どもが保育園への登園を断られ
   た」などの差別・偏見を経験していたという。
   看護師らが職場を去った医療機関は15%にのぼるそうだ。
   使命感や善意だけに頼っていては、サンタは本当にお話の中にしか存在でき
   なくなる。 そんな今の世の中、いいのでしょうか。

  今はコロナのことで医療機関にお世話にならないようにすることが一番です。
   それには一人一人がどうしたら罹らないようすればよいのか・・をもっと
   もっと真剣に考えるべきではないでしょうか。 人に頼るのはダメです!

邂逅(かいこう)

2020年12月23日 12時33分42秒 | 言葉
  私事ですが、私は「おすすめ」されることが、非常に苦手です。
  最近は服を買うこともほとんどなくなったが、何かの際に買いに行っても今は 
  「おすすめ」する風潮はあまりなくなったようで、こちらが積極的に意見を 
   求めた時だけ、店員さんはすすめてくれたり説明してくれたりするようだ。
  しかし、昔は店員さんは「おすすめ」することが原則だったようだ。
  またはすすめないことことによって、「あなたはこの店の服にふさわしくない
   タイプですよ」と、暗に示していたものだったのでは・・。

  対面の買い物で「おすすめ」されなくなったかわりに、ネットではさかんに
   「おすすめ」がなされていると思いませんか。
   私がすすめられているのは、温かさのあるズボン・肌着やくもらないマスク
    菜園用の工具などなどさまざま。 チョッと検索するとすぐに反応がある。
   こうした「おすすめ」が表示されてもほとんどは無視することがおおいが、
   コロナ禍は始まってから、「おすすめ」の本に限っては、素直に買って読む
   ようになった。 いや、AIのおすすめには、実はまだ逆らっているのだが 
   新聞の書評やコラムにふと登場した本、私好みの著名な方々が面白いですと
   いっているような本は結構買って読んでいます。
  自分の好みの範疇で選ぶだけだったら手に取らなかったようなそれらの本を読 
   むとすすめてくれた人に感謝するようになることもある。 実際にそんな人 
   たちは、名前だけで実際にあったこともなく遠い存在の人ばかりなので感謝 
   といってもあり得ないことなのですが、心な中では、確かに邂逅がなされい 
   るんです。 おすすめしてくれた人に、出会うこともまずないだろう。 
   でも感謝だけは残ります。

 ここ数日間、ラジオを聞いているたら気象予報士
 さんが珍しい天体ショーが見られると教えてくれ
 た。それは1623年以来397年ぶりの近さで
 木星と土星が大接近するというもの。 22日の
 日の入り後すぐの南西の空で見られるというので
 寒空の中ベランダでポケットカメラと双眼鏡持参
 で眺めてみました。
 右写真のように見ることが出来ました。
  写真の下の方が木星で、斜め上のやや楕円形のように見えるのが土星です。
  次にここまで近づくのは60年後の2080年だという。
  次の接近を見ることは絶対なので私にとってありがたい「おすすめ(情報)
   で感謝しています。

35人学級

2020年12月22日 14時48分21秒 | 地域
学校に子どもがあふれている。 1962年に封切られた「キューポラのある街」は、
 のちに団塊の世代とよばれる少年少女らの成長物語です。
 主人公ジュンの弟タカユキが通う小学校の学芸会は、講堂が立錐の余地もないほど
 埋まっていた。 子ども、子ども・・・でいっぱい。
 (我々の憧れのスター吉永小百合さんが主演の映画です)
当時の小中学校は1学級の上限が50人。 58年に義務教育標準法が施行される前
 は、60人ほどつめこむことも珍しくなかった。 地域によってはそれが10クラ
 ス以上あったから、児童・生徒があふれかえるはずだ。(私は団塊の世代のそのちょっ
  と目ですが、それでもい1クラス50人以上なんて普通でした) やがて段階的な引き下げ
 が始まって上限が40人までに減り、2011年度に小1だけが35人となって現
 在に至っている・・。

25年までに、ようやく小学校全学年での上限35人が実現すそうだ。 今は少子化
 で大半の学級がすでにそうなっているものの、制度の裏付けがあればもっと丁寧な 
 授業ができるという期待は少なくない。 しかし教室をどう確保するか、やる気の
 ある先生を増やせるか、課題はいろいろある。 学力向上に直結するわけでもない。

ジュンやタカユキの時代がよかったなどとは言わないが、人数の多さが多様性を生む
 面もあると思う。 クラスの頭数が少ないと、かえって同調圧力が高まることがあ
 るかもしれない。 などという心配をはねのけるために、少人数の「型」ばかりを
 追求するのではなく中身をあれこれ工夫してもしいものです。
 文部科学省の自己満足では困ります。 学校関係者の意見などを十分に把握したう
 えで進めてほしいものです。 官邸や文科省などだけでの判断はご法度です。