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犬の寿命、40年で1.5倍以上

2023年11月05日 12時42分30秒 | 雑学
  新型コロナウイルス過で癒やしなどを求め、犬や猫をを飼う人が増えたそうだ。 家族同様にかわいがる
  飼い主は多いようだ。 つらいのは愛犬との別れだが、実は犬の寿命は大きく延びているという。

  「人なつっこく愛らしい姿に一目ぼれした」と話すのは、岡山市に住む60代男性。 愛犬のルーク君
    (アメリカン・コッカ-・スパニエル、オス)はまだ1歳。 2022年7月に迎え入れたばかりだ。
  ペットフード協会によると、22年の犬の新規飼育頭数は前年比7%増の42万6000頭と過去10
   年で最高となった。 同協会の会長、“児玉さん”は理由としてコロナ禍による対人コミュニケーショ
   ンの減少や在宅時間の増加を挙げる。 人気があるのは小型犬や中型犬など比較的、体が小さい犬種。
      
   同協会の調べでは、22年時点の犬全体の平均寿命は14.76歳。 「1980年ごろの犬の平均寿命
   は10歳に満たなく、当時と比べ寿命は1.5倍以上に伸びているといえる」と児玉会長は指摘している。
  これほどまで長寿化した背景には何があるのだろうか‥‥?
  「犬の感染症『フィラリア』に対し、月1回の服用で済む予防薬が1990年ごろから普及し始めのが
   大きい」。 こう説明してくれたのは日本獣医生命科学大学獣医学部の教授、“水越さん”だ。
  フィラリア症は蚊を介し、寄生虫が犬の心臓や肺動脈に寄生する病気。 成虫のサイズは大きと30㌢
   ㍍ほどの長さになり、心臓の機能障害など引き起こす。 あの忠犬ハチ公の死因の一つともいわれる。
   「予防薬が普及するまではフィラリア症が原因で8~9歳で死ぬ犬が多かった」(水越教授)という。
   現在は年1回の予防注射などもあり、フィラリア症で命を落とす犬は大きく減った。
  飼育環境の変化もある。 昔は家を守る番犬目的などとして屋外で犬を飼うのが一般的で、交通事故も
   目立った。 次第に「家族の一員」という価値観が広がり、室内で飼う人が増えたことで、不慮の事
   故で命を落とす犬が減った。 外飼い比べ感染症などのリスクも減る。 犬の体調の変化にも気づき
   やすく、病気の早期発見にもつながる。

  犬の食事も昔は人の食べ残しなどが中心で、塩分過多になりがちだった。 ドックフードが普及したこ
   とで、栄養バランスも改善した。 
  では世界で最も長生きしている犬は何歳か。  調べてみると、ポルトガルに住むラフェイロ・ド・アレ
   ンテイジョという犬種でオスの「ボビ」という犬が30歳と266日(当時)で「存命中の最高齢の
   犬」として、23年2月にギネス記録に認定されていた。 同犬種の平均的寿命は12~14歳程度
   なのでかなりの長寿犬です。 〔ボビは1992年5月生まれで31歳の誕生日を迎えました〕 
  犬種にもよるが、犬は7~8歳になると、人間でいう「シニア」の世代にさしかかる。  児玉会長は
   「現在、日本で飼われている犬の半数以上はシニア」と話す。 愛犬の長生きは喜ばしいことだが、
   一緒に過ごす時間が多くなることで飼い主の支出も増えている。

  ペット保険大手、アニコム損害保険の22年のアンケート調査によると、犬の飼育で1年間にかけた費
   用は前年比約3%増の35万7353円。 このうち「ケガや病気の治療費」は6万7367円と、
   「フード・おやつ」(6万6066円)を抜き最多となった。
   公的な保険がないペットの治療費は一般に人間よりも高額になる傾向がある。 このため万一の費用
   負担に備える民間のペット保険に加入する人は増えている。 かつては病気にかかったらそれまでと
   いう飼い主は多い。 ペット保険の市場規模は1000億円を超えているされる。 長生きをすると
   人間と同じように犬も目が見えづらくなったり、認知機能の低下が起きたりして、老犬としての生活
   が始まる。 つい先日、近所の知り合いが飼っていたモモ(柴犬・オス)は15歳まで生きた。 最後は
   立つこともままならなくなり寝ていることが多くなったという。

  問題は老犬の面倒が見られず、飼育を放棄してしまうケースだ。 老犬の世話が難しい人は「老犬ホー
   ム」を活用する手もある。 ペットは終生飼育。 かわいさや衝動だけで飼ってはいけません。
   飼い主として最期まで責任を持ち、愛犬と楽しく共生できることを願って飼育しましょう。 また近
   年は一時的なことで飼い、飼い主としての最低限のマナーを守らない人が多くいる。 守れないのな
   ら即刻飼うことを止めましょう。 マナー違反は他の人にとっては大変迷惑になっています。