今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

安保法案は日本を血の泥船にするものだ!

2015-09-02 07:55:57 | 幸福の追求

 安保法案が山場を迎えつつある。安保法案がもしも成立

すれば、日本中が血の海となる可能性が大きい。先に書い

たように、イスラム国と対立することになるからである。

これまでは口先だけのイスラム国批判に徹してきた日本政

府であるが、自衛隊が直接交戦することはさけられないで

あろう。米国の指示どおりに日本政府は動かざるを得なく

なるからである。イスラム国の壊滅を目指す米国の体制が

必ずしも悪いとは云えない面もあるであろう。しかし、イ

スラム国からすれば米国と日本が一体化したと見られるで

あろう。その結果、日本中で各種のテロが多発する可能性

がある。具体的には、

 

①    自衛隊員が直接的に攻撃目標になる可能性がある。

②    治安維持に当たる警察官が攻撃目標となる可能性がある。

③    日本政府高官、すなわち大臣や国会議員が攻撃目標にな

る可能性がある。

④    子供や女性や一般市民がテロに巻き込まれる可能性があ

る。

⑤テロは自爆テロだけでなく、化学薬品などの各種のテロが

多発する可能性がある。

⑥    日本全国にある地下街がテロの攻撃目標になる可能性が

ある。

⑦    人が一杯集まる野球場やコンサート会場等が攻撃目標に

なる可能性がある。

⑧    海外にある日系企業などが攻撃目標となる可能性がある。

⑨    高層ビルが攻撃目標になる可能性がある。

 

このようにテロを予測しただけで身の毛がよだつ。まさに、

「守は難し」と云うことである。イスラム国を支持する人々

は世界中にいるようである。また、イスラム教徒は世界中で

増えつつあるようである。日本も例外ではない。

 日本全体を血で固めた泥船にするべきではない。政府や与

党は安保法案をみずから廃案とすべきである。もしも同法案

が成立し、テロによる犠牲者や戦死者が一人でも出た場合、

その責任が厳しく問われるであろう。現状のままで良い。


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