今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

1,000兆円に押しつぶされる日本国民 !

2013-08-26 00:03:55 | 幸福の追求

 

  日本国の借金は1,000兆円を超えたと報じられている。大変な事態

である。いかに日本国民は貯蓄率が高くとも、国の借金とは何の関係もな

いことである。ちなみに日本人の貯蓄総額は18兆ドルといわれる。1ドル

97円(24日のNYドル)として計算すれば、1,746兆円となる。しかし、国

の借金以上に貯蓄がある、といっても将来を楽観視する根拠とはならない。

やがて日本政府は、国の借金分を国民から何らかの方法で徴収せざるを得

ない時期が遠からずくるだろう。その時、国民は重税に苦しむようになるのは

火を見るより明らかである。

  これに対し、産業の活性化や減税などを柱とする案が政府・与党で検討さ

れていると報じられている。具体的には、①ベンチャーキャピタルに対する

企業の出資。②事業の切り出しや統合などの事業の再編。③設備投資の

初年度一括償却。④駅舎など鉄道施設の耐震改修。⑤病院や老人ホーム

のバリアフリー改修、などがあげられている。たしかに一理ある。しかし、国

の借金を大幅に減らすことはできないだろう。

  現在、世界中が最も必要としているのは、大型蓄電器と地熱のマグマ発

電である。大型蓄電器は、夜の電力を蓄電し昼などの電力の最大使用時に

利用するために開発が切望されている。そのための大型蓄電器が世界中に

一機もないのである。また地熱のマグマ発電技術も世界中が模索中である。

世界中のすべての国は、地球の中心目掛けて掘り進めば必ずマグマに突き

当たるはずである。そのマグマの熱を利用した発電技術を開発すれば、わざ

わざ遠い国から石油やガスなどを運んでくる必要もなくなる。究極の発電方法

といえよう。その開発技術は米国でさえ頓挫したままである。しかし、日本の技

術力は突出している。国立研究所や国立大学などのすぐれた研究者を総動員

して開発技術にとりくめば、必ず実現できるはずである。この大型蓄電器とマ

グマ発電技術を開発して、諸外国に輸出するようにし、その利益を何らかの方

法で、国庫に直接入るようにすれば、膨大な国の借金を返済できるものと考え

る。そうすれば、日本国民を救うことができるはずである。

  シェールガスやメタンハイドレードなどが注目されているが、それらは温暖化

を加速させるものに他ならない。また、原発は環境破壊を加速するものといわ

ざるを得ない。人類の最終エネルギーは、上記の大型蓄電器とマグマ発電に

かかっているのは間違いないことである。

  日本政府と国会議員諸侯は、目を覚ますべきである。日本の科学者は必ず

期待に応えてくれるだろう。膨大な借金返済を国民の税金に頼るのではなく、政

府みずから積極的に自助努力すべきだと考える。安倍首相に期待している。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿