日本国の借金は1,000兆円を超えたと報じられている。大変な事態
である。いかに日本国民は貯蓄率が高くとも、国の借金とは何の関係もな
いことである。ちなみに日本人の貯蓄総額は18兆ドルといわれる。1ドル
97円(24日のNYドル)として計算すれば、1,746兆円となる。しかし、国
の借金以上に貯蓄がある、といっても将来を楽観視する根拠とはならない。
やがて日本政府は、国の借金分を国民から何らかの方法で徴収せざるを得
ない時期が遠からずくるだろう。その時、国民は重税に苦しむようになるのは
火を見るより明らかである。
これに対し、産業の活性化や減税などを柱とする案が政府・与党で検討さ
れていると報じられている。具体的には、①ベンチャーキャピタルに対する
企業の出資。②事業の切り出しや統合などの事業の再編。③設備投資の
初年度一括償却。④駅舎など鉄道施設の耐震改修。⑤病院や老人ホーム
のバリアフリー改修、などがあげられている。たしかに一理ある。しかし、国
の借金を大幅に減らすことはできないだろう。
現在、世界中が最も必要としているのは、大型蓄電器と地熱のマグマ発
電である。大型蓄電器は、夜の電力を蓄電し昼などの電力の最大使用時に
利用するために開発が切望されている。そのための大型蓄電器が世界中に
一機もないのである。また地熱のマグマ発電技術も世界中が模索中である。
世界中のすべての国は、地球の中心目掛けて掘り進めば必ずマグマに突き
当たるはずである。そのマグマの熱を利用した発電技術を開発すれば、わざ
わざ遠い国から石油やガスなどを運んでくる必要もなくなる。究極の発電方法
といえよう。その開発技術は米国でさえ頓挫したままである。しかし、日本の技
術力は突出している。国立研究所や国立大学などのすぐれた研究者を総動員
して開発技術にとりくめば、必ず実現できるはずである。この大型蓄電器とマ
グマ発電技術を開発して、諸外国に輸出するようにし、その利益を何らかの方
法で、国庫に直接入るようにすれば、膨大な国の借金を返済できるものと考え
る。そうすれば、日本国民を救うことができるはずである。
シェールガスやメタンハイドレードなどが注目されているが、それらは温暖化
を加速させるものに他ならない。また、原発は環境破壊を加速するものといわ
ざるを得ない。人類の最終エネルギーは、上記の大型蓄電器とマグマ発電に
かかっているのは間違いないことである。
日本政府と国会議員諸侯は、目を覚ますべきである。日本の科学者は必ず
期待に応えてくれるだろう。膨大な借金返済を国民の税金に頼るのではなく、政
府みずから積極的に自助努力すべきだと考える。安倍首相に期待している。
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