貨幣経済崩壊のプロセスを予測する!
温暖化の悪影響は地球の動植物ばかりでなく、地球上のすべての生物に前例の
ないような健康被害と品質劣化をもたらすであろう。コロナウイルスに至っては
医療体制の崩壊現象の本格化を想定できるような事態にまでなっている。具体的
にその規模と被害内容を書いてみよう。
⑴台風や竜巻などの大風害の場合。
風速と被害に関しては、日本人の藤田哲也氏と米人のアメリカ国立暴風雨予想
センターの局長だったアレン・ピアソン氏が共同で提案した「藤田スケール」が
ある。それによると風速が50m以上になると家の屋根が壁ごと飛ぶ。60m以
上になると木造の家が大被害をうけるだろう。70m以上になると鉄骨などの大
きな建物も大きな被害を受けるようになるだろう。100m以上になると車がミ
サイルのように飛ぶだろう。110m以上になると、大型トラックが空からふっ
てくるというようなあり得ない甚大な被害が発生するだろう。140m以上にな
ると地上の建造物は皆無となるだろう。鉄筋コンクリートの建物もひどい被害に
あうだろうと予測している。この藤田スケールは日本よりも米国で有名だと云わ
れている。約20年前にグアム島が強大な台風に襲われた。その時は窓のない部
屋に避難させられて事なきを得たという。その時、海側の台風に直撃された部屋
の窓(ペアガラス)は一枚残らず割れてしまったのである。また、窓のない部屋
がない万一の場合は、台風のくる方角と反対側の部屋に次善策として避難するの
も一考ではなかろうか。またホテル等で山崩れの可能性が考えられる場合は、山
側と反対側の部屋に避難させてもらうのも考えておいたほうが良いのではなかろ
うか。いずれにしても自分を守るのは自分しかいないと考える以外に方法はない。
温暖化によって家屋を新築せざるを得なくなった人々の内、借金やローンなしに
現金で建て替えることのできる人は何%いるのであろうか。貨幣経済は危機に瀕
するようになると云っても過言でない状況に加速されるであろう。
⑵ 洪水や高潮とうの大水害の場合。
台風などによる大水害の被害が甚大になってきた。さらに恐怖の高潮の大影響が
心配されている。高潮は台風津波といって、日本は海に囲まれた海洋国であるの
で高潮の悪影響も無始できない状態にある。特に東京は高潮が危ぐされている。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書に特記されているくらいで
ある。東京にはゼロメートル地帯がある。そこを中心とする大被害の予測は昨年
NHK特集で報じられている。南極や北極の氷の融解、山間地の氷河の融解、さ
らにツンドラ(永久凍土)など万年雪といわれた世界中の氷が溶ける早さが加速
している。すなわち海面の上昇が今後さらに加速される危険性がある。スーパー
台風と云われて久しいが、いまやメガ台風と呼ばれるようになってしまった。ス
ーパー台風を超してしまったという意味になるのであろうか。平均気温が4°C上
昇すると東京の海面は8m上昇するとIPCCは予測している。東京を捨てざるを
得ない時がくることをIPCCはすでに予測している。それにもかかわらず多くの
日本人はのんびりとしている。飽食と美食でそのことを考える力もないのであろ
うか。各種の資料をもとにした科学的予測も目には入らないらしい。馬の耳に念
仏といったところであろうか。日本人の科学者もIPCCに入っているではないか。
その委員になっている科学者はなぜ日本人に大声で知らせないのであろうか。な
ぜ日本の新聞界はそのことを隠そうとするのであろうか。人が悪いと云われても
仕方ないのではなかろうか。さらに国会で上記の点が、なぜ取り上げられないの
であろうか。国会議員は科学的資料を読む力がない人ばかりなのであろうか。
風水害の大被害が日本全国規模になるとすれば、まさに貨幣経済の崩壊が見え
地底に都市を造り地球自体の回復力にそって地球再生のプロセスを人類はプログ
ラミングし実行しなければ、人類は全滅するであろう。これまで経験したことが
ない災害被害予測は、けたはずれの大被害となるはずである。そうなってから地
底都市計画を考えるのは、後悔先に立たずの状態となり人類は絶滅せざるを得な
いであろう。自業自得というべきであろうか。風水害の被害は年々大きくなり、
われわれの予測をはるかに超えたものとなるであろう。どこから直していいか分
からなくなるからである。しかし地球上の人類が滅亡するとき、996人の賢者
が現れて我々を救うと仏教経典に説かれている。
いずれにしても台風や高潮等の被害は年々大きくなるのは必至で、各種保険の
純益を見れば、現在どの程度の位置にあるかがすぐに分かるであろう。1番早く
影響大となるのは順に農業共済、漁業共済、生命保険会社、損害保険会社等々の
純益状況に反映され、最終的には制度的にも、会社経営的にも破綻する運命にあ
るといえよう。好き嫌いに関係なく、貨幣経済は行きつまるのは確実と思われる。
しかし最終的にはわれわれの生命体は全宇宙に1兆あると云われる地球のよう
などこかの星に転生するであろう。我々の生命も永遠のものであることを知るべ
きである。貨幣経済のあるなしに関わらず絶望する必要はない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます