ニコ、酒場で戯言

Always look on the bright side of life.

なべ presents

天然資源

2004-08-04 23:28:34 | 雑記
玉田がもたらした決勝点は日本代表チームの奮闘を見事に
表した得点だった。相手ディフェンスと競ってかつ踏ん張りきれた
のは、託されたチームの意思が透けて見てとれた。
卑劣なブーイングに囲まれながら選手たちは逞しい。
相手を考えれば思わぬ苦戦だろう。その原因やメンバーはさておき、
その中で踏ん張る選手たちには感動と熱さを覚える。傍観者で
いることが不可能な熱い試合。細かな議論は後でいい。アジアカップは
そういう大会だ。


その玉田の調子があがってきた。託されてなおどこか飄々として
みえるのには玉田のもって生まれた性格がある。
少なくともレイソルで玉田をみてきた私にはそう思える。
天然であるという純粋さだ。勿論、ここでいう天然とは
「天然ボケ」の天然である。

何も考えていないわけでは勿論ない。ただ発想はシンプル。
それを体にダイレクトに伝える素直さがある。年を重ねて
経験を積むと慎重さが伴ってくるものだが、玉田には経験を
ポジティブに純化して蓄積する才能があるような気がする。
ドリブルにはどんどん迷いがなくなり、チームのリズムも大切に
できるようになってきている。若竹の勢いだ。

試合を楽しむように笑顔で臨んでいても足をつらし、最後まで
走っている。本来純粋なFWではなかったが、代表FWという地位を
得、自然に得点を意識しだしている。得点を意識するという日本の
FWの長年の課題は玉田にとっては自然な成り行き。その天然さがいい。

アイドルはブライアン・ラウドルップ。
しかし、玉田にはそんな洗練されたプレーは似合わない。
向かう先はフリスト・ストイチコフ。この日の1点目の豪快な
弾道はその証。ストイチコフほど試合を支配できる存在になれ
るだろうか。

決勝の相手は地元中国。異様で不当な反日感情の中、騒然とした
雰囲気の中、頭で考えたのではいいプレーはうまれない。
決勝も引き続き玉田に期待したい。

ああ、しかし、代表11試合連続ノーゴールという城の記録に
並ばなくてよかったなあ(笑)

最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Aio)
2004-08-05 17:45:50
(≧∇≦)やっぱ玉田1面だぁ~!

そうですかぁ、柏での玉田は天然なんですねぇ。

正直、柏の試合って見たことない…orz

だってテレビでやってくんないもん(涙



ラウドルップは過去50年間の欧州選手ベスト50の中で

25位にランクインしてましたね☆
返信する
( ̄ー ̄) (アシッド)
2004-08-08 02:01:06
天然、っていうと語弊があるというか

勘違いされやすいんですが、要は凄くシンプルで

素直だということです^^ いい意味で子供っぽい。



2ndもテレビでやる予定は少ないです、今のところ(笑)

是非一度日立台へいらしてください^^



ラウドルップ、実は私もブライアンのほうが好きでした。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。