ニコ、酒場で戯言

Always look on the bright side of life.

なべ presents

中華そば しば田@仙川 「中華そば」

2014-06-30 00:00:00 | ラーメン(東京)
酒を酌み、言葉で交わしたことを、
今度は無言で仕事(丼)を通して語り合う。
素敵じゃないか。

まぁ、僕は仕事じゃないけれど、
ときにはわかったフリもいいものだ。
言葉における表現の仕方も
仕事におけるテクニックも
瑣末なこと。

気持ちが知れれば
物事は進んでゆく。

くじらで交わしたサッポロラガーの契りは、
桜咲く仙川でも生きていた。

「また、やり(呑み)ましょう」

今日はそれくらいしか言葉は
交わさなかったが、
すでに大ファンになっているこの中華そばが
あのときの会話のように雄弁で、
酒で失った記憶を呼び戻してくれるようだ。

隣の女性一人客は、
いきなり胡椒をひとふり、
そしてあっという間に食べ、飲みきった。
よほど美味しかったのだろう。
後から来た御老輩は、
杖に手を置き、ニコニコと
中華そばを待っている。

人それぞれの愉しみ方を、受け入れ、
促している、いやぁ、いいそば屋だ。





住所 東京都調布市若葉町2-25-20
電話番号 080-4001-0233
営業時間 11:00~14:30/17:30~20:30
[月] 11:00~14:30
定休日 火曜

浮城食堂@岩槻 「ラーメン」

2014-06-29 00:00:01 | ラーメン(埼玉)
今日のノス活。
浮城食堂@岩槻。

浮城とは岩槻城の別名。
名を残すというのは良いことだ。

逆に岩槻を通る東武野田線はなんと
東武アーバンパークラインという名になるという。

過日、散策を愉しんだ玉ノ井も
東向島などという味気のない駅名になっている。

マーケティングに基づいた表現は
的確なんだろう。が、
昔からの名前には込められた意味が宿る。

決して懐古主義でもなく、
レトロ趣味も持ちあわせてないが、
なんでも新しい物が良いとは
限らないことは分かってきた。

老夫婦が営む、時間がない食堂。
昭和38年から50年。

注文前におかあさんと
そんな世話話などをしていたら、
なぜかナルトの話になり、あら、
ウチの親子丼にもナルトが乗るんですよ、
などと言われ、サイドメニューを
野菜炒めから変更せざるを得ない。

「おとうさん、さすがにごはんは
 ちょっと加減してよ。」

「いやあ、せっかくだから
 腹いっぱい食べていってよ。」

ハハハ。
名前同様、先達の心遣いは
敬わなきゃ。いただきます!

こういうやりとりの後は
米粒ひとつも美味しくなる。
ラーメンのわかめもカタ茹での
タマゴもぜーんぶに意味がある。
意味が込められている。

アーバンパークラーメンばかりが
良いとは限らないことも分かっているよ。











住所 埼玉県さいたま市岩槻区本町4丁目1-13
電話番号 048-756-2126
営業時間 11:00~19:00
定休日 日・祝

麺高はし@赤羽 「半ミックス麺」

2014-06-28 00:00:01 | ラーメン(東京)
堆積した関東ローム層、
通称、赤土、を語源とする赤羽。
その赤土を削り取りながら
濁流と化した荒川。

見よ、まさに赤羽の成り立ちを
表現したようなこの1杯。

半ミックス。

バラ肉は地層のように
肉と脂が積み重なり、
大判のチャーシューは、
厚いローム層を表す。

暴れ川荒川のごとく、
力強い旨味が氾濫する
このスープに魅了された1年間。

突然ですが、
僕の赤羽生活はこの3月で終了です(´;ω;`)ブワッ。

なんと肌の合う街。
大好きな街の一番世話になったお店で、
いつものメニューをいただいて、
さて、もうひと仕事して帰ります。


住所 〒115-0045 東京都北区赤羽1-38-10
電話番号 03-3903-1575
営業時間 11:00~13:20頃/17:20~18:30頃
[土・祝] 10:40~13:00頃
※ 終了20分前までに行列参加必須
定休日 日曜日

麺屋7.5Hz @新橋 「中華そば」

2014-06-27 00:00:00 | ラーメン(東京)
BGMがNMB48という肩に力の入り様。
鴨がネギ背負って~なんたらかんたら~
(ごめんなさい聞き取れません)。

というわけで現地で高井田系を
食べたことのない人にとってはカモネギな1杯。

だが、確認の食べ歩きなどつまらない。
物語のあらすじだけ知っても楽しくない。
思い切り楽しもう。

一人でも多く人が大阪に遊びに
行くきっかけになるといいですね。
なんか記憶よりもしょっぱい感じがするが、
溢れるお店の意気込みの分だ。

たぶん薄めもできるが、それは近隣の
サラリーマンと高血圧の人の嗜み。
ボインはお父ちゃんのもんと違うのんと同様に、
高井田系のスープは飲むもんと違うんやで~なので、
ボリュームは麺量とライスで調整しよう。







住所 〒105-0003 東京都港区西新橋1-22-1
電話番号 03-6205-7598
営業時間 [月~金] 6:30~22:00
[土] 6:30~15:00
定休日 日祝

饗 くろ喜@秋葉原 「納豆煮干し和えそば」

2014-06-26 00:00:00 | ラーメン(東京)
もうくろ喜では塩しか目に入ってこない、
そんな不憫なカラダになって2014。

ひと仕事終えた蒲田駅で昼飯リサーチ。
くろ喜でななな納豆と聞いて、
カラダは北体勢用超絶行こう。
電車に飛び乗る。

ヒヤとアツを問われたが、アツにして正解。
和えそばは丹念に全体を包み込むように
何度もかき混ぜることが何より肝要。

そのうち煮干しと納豆の香りが
充満してきて、顔がニヤけてくるが、
躊躇いなくそのまま変態的に
ニヤけてしまおう。
ねばねば。ずばずびばばばば。

食こそ最高のエロティシズム。
変態は恥じるに及ばない。
さあ、いよいよおかわりを
食べられるくらい美味しかったが、
変態の行き過ぎは品性を失う。
何事も八分目が理だと言い聞かす。



住所 〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町2-15
電話番号 03-3863-7117
営業時間 11:30~15:00/18:00~21:00、[水] 11:30~15:00
※麺がなくなり次第終了
定休日 金曜日・日曜日・祝日 (水曜日はランチのみ営業)

麺や七彩@東京ラーメンストリート 「冷やし担々麺」

2014-06-24 00:00:00 | love七彩
※2014年3月

かけ用に冷やしてあるスープは
いつもより木目細かくて濃厚。

それを冷しスープとして使うには、
ホイップするようにかき混ぜ仕立てゆくそう。
その過程が空気が入り、濃密なのに
ふわふわの仕上がりになる。
少しの振動にプルプルとその身を
揺らして、見た目も楽しませる。

鶏白湯派生での冷やし担々麺を
裏メニューとしていただいたことは
これまでもあったが、
今回に関しては度肝を抜かれた。

担担麺というよりは
湛然とした面持ちに

湛湛麺

というべきか。

実にカッティングエッジな1杯に

端端麺

というべきか。

などと言葉遊びに耽ってみるが、
こんな一杯を笑顔で企むのは
いかにも藤井さんらしく、これは

耽耽美主義

なのだとオチをつけてみたり。





住所 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 地下南通り 東京ラーメンストリート
電話番号
営業時間 7:30~10:00(L.O.9:45)、11:00~17:00(L.O.16:30)※17:00以降は「TOKYO味噌らーめん 江戸甘」として営業
定休日 無休

ふぢの@築地市場(場内) 「ラーメン」

2014-06-23 00:00:00 | ラーメン(東京)
場内の雄。

ここに来たらタンメンか酸辣湯で、
実際にそれらが美味しいのだが、

「男は黙って醤油から」

というセオリーをすっかり忘れていた。
情報に流れされる日々にグッバイ。
醤油が気持ち強く立つのは
早朝から働き汗をかいている人の為。
バランスとは丼の中だけで
決まってゆくわけではなく、
訪れる人や季節や雰囲気の中で
醸成されてゆくと改て知る。

存外に美味しい。

余談だが、その醤油と対照的に
所謂旨味成分ってやつは浅め。
そこに場内の気概を感じた。





住所 東京都中央区築地5-2-1 (1号館)
電話番号 03-3542-0365
営業時間 5:00-13:15
定休日 休市日

大勝軒@祖師ヶ谷大蔵 「つけそば」

2014-06-22 00:00:01 | ラーメン(東京)
永遠のMCN。
馴染みの祖師ヶ谷大蔵。

レガシーメディアと
レガシーツケメン。

無論、ポジティブな意味でレガシーだ。
レガシーの瓶ビールを添えて。

競馬(スポーツ)は優劣を競うものだが、
料理は点数を争うものではない。

料理は、感じてから理屈を予想してゆき、
競馬は予想をしてから感じてゆく。

勝敗で負けたらごまかさず受け止めるが、
美味しい美味しくないは自分で決める。

こんな相反する価値を自分自身を通して、
こうして結びつけている。

音楽とフットボール。
仕事と私生活。

こうやってバランスを自然にとって
生きている自分に、たまに感心する。




住所 東京都世田谷区祖師谷5-1-29
電話番号 03-3484-2484
営業時間 11:00~20:00(早く閉める場合あり)
定休日 水曜