ニコ、酒場で戯言

Always look on the bright side of life.

なべ presents

丸玉食堂@元町 「ワンタメンメン」

2015-06-30 00:00:00 | ラーメン(東京)
神戸2軒目。

今日のノス活。
元町駅のガード下。

タイル張りの店内。奥へと誘う魑魅魍魎のカウンター。
日本がアジアの一部だと感じさせなくなっていく都市開発にあって
ここはアジアが溶けている。

台湾料理の老舗。
家族連れから、身元不明の宴会客、博打打ちから、老夫婦まで
全てのアジアが溶け合って共存している。
面食らうことはない、我らもアジア人。
遠慮無く、楽しませてもらおう。

麺を蒸かしたかのような甘い香りと
それをギリギリ支える淡い味付けのスープ。
お互いそっと寄り添いながら、控えめの主張が新鮮だ。
麺はひたすら、やわい。

そろそろ腹具合の限界が来たようだ。
最後にきて、もっと食文化で繋がっていたいと感じる店と
出逢っただけに惜しい。本能だけがまだまだこのお店の料理を欲していた。

 

 

 






住所 兵庫県神戸市中央区元町高架通1-124
電話番号 078-331-5385
営業時間 11:00〜20:50
定休日 火曜、月曜不定休

たちばな@元町 「たこ焼き」

2015-06-29 00:00:00 | ラーメン(東京)
神戸に移動したら、まずおやつ。

ちゃんとした明石焼き初めて食べたなっしー!
たこ焼きもそうだが、焼き手で仕上がりが全然違うんだと実感する。
ケーキのように甘い香りが立ち上り、食感はひたすら優しく。

斯界に精通する友人を持つとさりげなく、こういう店に
出会えるからありがたい。








住所
兵庫県神戸市中央区三宮町3-9-4
営業時間
11:00~19:30(ラストオーダー19:00)
ランチ営業、日曜営業
定休日
年末年始・10月の第3月曜日

カドヤ食堂@西長堀 「中華そば」

2015-06-28 00:00:00 | ラーメン(大阪)
大阪5軒目。

ふと気付くと本店というのができていた。
赤を基調とする雰囲気はそのままに、そのこだわりはあのままに。
厨房には修行僧のようにストイックに麺を仕上げる弟子たちが
眉間にシワを寄せている。なんか永福町みたいだ。

以前よりもラーメン自体がモダンに振れているようで
なんかもっとカドヤらしさに触れたかったが、
前述のこだわりこそがカドヤらしさということか。
美味しかった。




住所 〒550-0013 大阪府大阪市西区新町4丁目16-13 キャピタル西長堀103
電話番号 06-6535-3633
営業時間 11:00~15:00/18:00~22:30 ※売切れ次第閉店
定休日 火曜(祝日の場合は水曜)

光洋軒@布施 「中華そば」

2015-06-27 00:00:00 | ラーメン(大阪)
大阪2日目。

住吉と光洋軒。

寒い朝に鍋蓋の隙間から立ち上る湯気。
60年もの間、こうやって静かに息づいてきた。

極端に太い麺はストレートでブレようがなく
真黒く澄んだスープにも迷いがない。

換気扇とAMラジオと、馴染みが読む新聞のバサバサとした音も
すべてが舞台装置として実によく出来ていて客は時間に飽かないだろう。
持ち帰りの客が五人前を注文していたようで、
丼を5つ並べ、それにスープを普通に張り、それを酒瓶に注ぐ。
アナログで微笑ましい。なんか心がこもっているなぁ。

不思議なものだが、何かを好きになると、
その複雑さや深さに快感を覚えていくようになるが、
ときに好きになった原点に猛烈に恋焦がれる。

そんなときに拠り所になるような、
シンプルでダイナミックな魅力に溢れる高井田ラーメン。
それを知り尽くした地元の客が、丼を両手で持ち上げ、
グイとスープを飲み干していた。

個人的には住吉が断然気に入った。







住所 〒537-0002 大阪府大阪市東成区深江南3-20-15
電話番号 06-6972-8833
営業時間 月~金 9:00〜19:00、
土・日・祝 8:00~18:00
定休日 火曜日

住吉@布施 「中華そば」

2015-06-26 00:00:00 | ラーメン(大阪)
大阪2日目。

住吉と光洋軒。

寒い朝に鍋蓋の隙間から立ち上る湯気。
60年もの間、こうやって静かに息づいてきた。

極端に太い麺はストレートでブレようがなく
真黒く澄んだスープにも迷いがない。

換気扇とAMラジオと、馴染みが読む新聞のバサバサとした音も
すべてが舞台装置として実によく出来ていて客は時間に飽かないだろう。
持ち帰りの客が五人前を注文していたようで、
丼を5つ並べ、それにスープを普通に張り、それを酒瓶に注ぐ。
アナログで微笑ましい。なんか心がこもっているなぁ。

不思議なものだが、何かを好きになると、
その複雑さや深さに快感を覚えていくようになるが、
ときに好きになった原点に猛烈に恋焦がれる。

そんなときに拠り所になるような、
シンプルでダイナミックな魅力に溢れる高井田ラーメン。
それを知り尽くした地元の客が、丼を両手で持ち上げ、
グイとスープを飲み干していた。

個人的には住吉が断然気に入った。









住所 〒537-0002 大阪府大阪市東成区深江南3-20-8
電話番号 06-6981-5205
営業時間 8:30〜18:00(売切れ次第閉店)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)

くそオヤジ最後のひとふり@十三 「はまぐりらーめん 他」

2015-06-25 00:00:00 | ラーメン(大阪)
大阪二軒目。

ついさっき、ストライクでフルスイングしたというのに、
またひとふりスウィングするために十三に。

眠くはない。お腹はそこそこ腹八分。己の最後の欲が
妄りがましく騒ぎ出す十三。

目が血走るが、なんとかガマーンして
ラメーンを目指すくそオヤジ。

オラオラオラオラぁ、最後のひとふりしてやらぁぁぁ。
無理してヤカって邪念を振り払ったところで、
みな麺グループの話題店へ突入。

グハッ!

しじみとあさりとはまぐり。
貝って全部エロいやんか!
俺の感情もてあそぶやん!
さて、それはさておきひとふりの話。

あさりはタレが甘め。はまぐりはキリッと醤油を効かせ。
ラーメンというフィールドが得意とする、
食材を強烈にフィーチャーする手法で貝をアピールする。
あざといがわかりやすく、乱暴だがインパクトがある。

くそオヤジもハマるのだ。味の色恋営業。
そして、夜の街へと消えていくのだった。
俺の勘定ももてあそぶやん!



住所 〒532-0024 大阪府大阪市淀川区十三本町1-3-13
電話番号 06-6309-9910
営業時間 月~木曜日 11:30~14:00/18:00~23:30
金曜日 11:30~14:00/19:00~翌1:00
土曜日 19:00~翌1:00
定休日 日曜、第2第4月曜

ストライク軒@天神橋筋六丁目 「シンカー 他」

2015-06-24 00:00:00 | ラーメン(大阪)
大阪一軒目。

フットボールでバモりに(西へ)来たのに、
ベースボールですするというアンビバレント。
しかし、一軒目はどこだってバッチコーイ。

貝が乗っているのに、ほぼ鶏白湯。

なるほど!

シンカーを待っていたのに、スローボールという。
球種はなんでもストライクはストライク。
ゴールはファインでも泥まみれでもゴール。

明日の試合前に勉強になる夜。
そして、夜のプレイボールが高らかに宣言された。








住所 〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋5-8-8
電話番号 06-6352-0633
営業時間 11:00~売切次第終了
定休日 月曜日

秀ちゃんラーメン@赤坂 「ラーメン」

2015-06-23 00:00:00 | ラーメン(東京)
静かに告白しよう。

確かに食べたのは2014年のことだ。
創業当時の味に戻す、という謳いに安易に乗ったことも否定しない。
仕事の合間に行ったことも認める。

ただ、圧倒的に良かった。
臭くてあぶらこくて見るからに澱んでいて、そして説得力がある。
ワイルド・コントロール。

この味が保たれるなら、盲目的に応援しよう。
という告白だ。




住所 〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-58 赤坂福住ビル1F
電話番号 03-5545-9488
営業時間 [月・火・水] 11:30~23:00(L.O.22:30)
[木・金] 11:30~翌1:00(L.O.翌0:30)
定休日 土曜、日曜、祝日

日の出屋@牛田 「ラーメン」

2015-06-22 00:00:00 | ラーメン(東京)
今日のノス活。

旅籠の街として発展したところには、
歴史の旨味をまとい文化を醸成した店が数多く残る。
この北千住も例外ではない。

安くて美味しく真っ当なお店に歩けば棒に当たる様に出逢う。
ただ、理屈抜きで楽しめる店は星や評点はあまり役にも立たず、情報は食えない。
唯一大切な情報といえば足立市場が休みの水曜日は休みの店が多いということだ。
それは承知している。大好きなりんりんも例外ではない。しゅん。

すると、とあるラーメン、甘味屋に出会う。

いい風情だ。
暖簾がはためいていたので、祓いながらくぐると、
恐縮したご夫婦の顔が覗いた。

「仕込み中なのよ。ごめんなさい!もう少し時間がかかるの」

出逢いは縁なので、そこでは待たずに退陣することにした。
この昼ごはんの後は長距離の移動が待つ。
この辺りでキメないといけない。

まだ、幸い駅までは距離があり、
じきに良い店に出逢うだろうと思っていた。

レストラン三幸。



こちらも良い佇まい。
カフェーの様でいてレストランだという。
おすすめとあるビーフシチュウを選ぶが、
その後入ってきた馴染がメニューを見ずにビーフシチュウを頼んでいるのを見て、
選択に間違いなしと満足だ。

ビターでコクのあるドミグラスがまるでコーヒーのように
カラダと頭を起こしてくれ、ようやく昨日の酒が抜けた。



しめしめ。

ただ控えめなポーションに可憐しくも物足りなさを感じていると、
すっかり目を覚ました灰色の脳細胞が囁く!

「さっきのご夫婦の店に戻ろう!」

果たして、日の出屋の暖簾を2度くぐる。
今度はお店も僕も両者が笑顔である。
先程仕込み中と聞いていたことが、
なんかそれは僕の分を用意して
くれていたかのように錯覚させ、
美味しさが増した。

お客が来てくれることのありがたみを
凄く知っている良いお店に、
僕は気持ちで応えられたように気がして、
ひとり余計に気分がよくなるばかりの昼下がり。

お店に掲示されたカレンダーの3/11には

「最後は人柄で決まる」

とある。

忘れられない日に、忘れられない言葉を得た。
このお店だから目に飛び込んできたに違いない。




住所 〒120-0022 東京都足立区柳原1-33-2
電話番号 03-3888-1664
営業時間 11:30〜20:00
定休日 隔日曜日