ニコ、酒場で戯言

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なべ presents

2014麺 ~ 振り返り その1 ノス活編~ 

2014-12-30 00:00:00 | ラーメン(その他)
お店とまったく同じ味が家で食べられるようになっても
自分の足で歩ける限り、きっとお店に訪れるだろう。
そんなことを気付かせてくれるのはいつもノス活。

懐古主義ではなく、昔ながらの中華そばなんて
つまらない呼び方でもなく、昔から美味しかったラーメンの一端。

印象に残ったものをいくつか。
今年はほとんど地方に行けなかった。




去年も“表紙”を飾った祖師ヶ谷大蔵大勝軒。
ここでゆっくりと本を読んだり、新聞を読んだりするのが好きなんです。
地元のお店を大切にすることもステキな食べ歩き。

丸信中華そば@谷保
友人の馴染みのお店ということで紹介してもらいました。
家族連れに愛される名店。味もとてもいい。




同じく丸長のれん会。丸長@宮原
目立ちませんが、宮原のこのお店は代替わりをした上で、
しっかりとしたものを出している。セットのチャーハンは必須。



同じ埼玉からふたつ。
まずは、多万里食堂@大宮
立地から雰囲気までパーフェクト。



閉店してしまった珍華@志木
地元の若者がおばあちゃんに可愛がられていた光景がいまだに忘れられません。



続いて残念ながらこちらも閉めてしまったお店。
木八@高井戸
ラーメンも面持ちとオヤジさんの風情が見事にシンクロする
背脂豚骨醤油という東京のクラシック。
ラーメンには一定の澱みを残しておいてほしいと思います。



三玉家@青梅
自家製の細縮れ麺とチャシウ。
久しぶりにカラダが震えました。




蓬来軒@新検見川
たまたま20周年のその日に訪問することができました。
55歳からはじめたお店の20年。だから美味しいのではなく、
美味しいお店だから、20年続いた。話もとっても楽しかった。



話がとっても楽しいといえば、ここ三益@荻窪
歯切れの良いオヤジさんの話と奇跡の350円。
東京ノスタルジックの究極といってもいいかもしれません。



タンメンの名店、大宝@白金高輪
調理に至る様式美に惚れます。



心の札幌。前川@恵比寿
大盛が別丼という心意気に心酔します。




超ひがし@新松戸
毎年行っていますが、今年はこちらで掲載。
煮干しがブームになっても、ここはいつでもハッとします。最高。




ここから面白いの3つ。


そばはち@曳舟
天ぷらのラーメン。
油脂分の少ないシンプルなラーメンに
このトッピングは合うんです。



山田@恵比寿
味噌ととんかつという組み合わせも絶妙。
わんぱくな大人を惹きつけて止みません。




王民王民(ミンミン)@鐘ヶ淵
僕の定番は「塩半々」。チャーシューとパーコーが
ダブルで乗るスーパーな一杯。




吉野@赤羽
ピンクなレアなチャーシューは最新店の専売特許じゃない。
こんなさりげない中華屋でこのチャーシュー。



玉屋@東十条
老夫婦のコンビネーションをいつまでも見ていたい。



丸嘉@万願寺
香り豊かな中華そば。
八王子系でない老舗は貴重。



天宝@下神明
臨時休業になることも多く、
臨時営業に出会うなんて仲間内で
盛り上がる。出会ったときは幸せだ。



大勝軒@一ノ割
永福系ではここに惚れました。
店主の正確な捌きがステキ。




最後は定点観測。

天竜@浅草橋
次にいったとき、また食べられるかな。




永楽@大井町
トキメキのゴ◯ソバ。




最後は渋谷の喜楽
自分の原点のこの一杯。いろいろとかわった部分もあるが、
いつも心に楔を打ち込んでくれます。


2013麺 ~ ダイジェスト その2~ 

2014-01-01 00:00:00 | ラーメン(その他)
2013年印象に残ったラーメン達です。
1月から食べた順で紹介していきます。

自分の好みのお店に素直に行っているからでしょうが、
自分で眺めても全て美味しそうですね。あはは。

まずは今年近所に移転をしたajito ism@大井町。
今年も楽しませてもらいました。やっぱりピザソバが
お気に入り。

サマソニもね。


甲斐@久我山。
塩をずっと食べたいと思っていましたが、ようやく。
素朴でシンプルながら、これぞラーメンと言いたくなる一杯。


大好きな多賀野は自家製麺に。
あのキャリアと人気があって、更に前進しようと
する姿勢に感服します。自家製麺を楽しむなら、やはり
このつけそば系でしょう。


最近なかなか行けない菜@本八幡。
丼が丸に戻っての塩。美しく、美味しく。
菜の美学は未だにブレません。ホントにいいお店だ。


いつだって僕の100点、松波ラーメン店@松陰神社前。
今年は行けたのは2回。もちろん2回とも100点。


けんけん@立石。
何を食べても全て美味しい、という表現はこのお店のためにあるが、
とりわけこの下町味噌ラーメンが好きなんです。


まさ吉@武蔵小山。
もちろん、中華そばも白湯もいいのですが、
飲んだあとはこのつけそばがいい。ハマります。


鶴ヶ峰の支那そばや。
ずっと宿題にしてました。
醤油、塩とも盤石。この系統ではもっとも印象の良いお店でした。


ウミガメ食堂@センター南。
奇珍樓の三代目が独立。
個人的にも大好きなタイプで、
遠いのがただひたすら口惜しい。


はやしまる@高円寺。
このつけ麺がとにかくオーソドックスで
良かった。目立ちはしませんが、もっと
注目したいお店です。


とみ田はやはりとみ田でした。
露出が増えても、行列が途絶えなくても
松戸のあの店舗でマイペースで続けているのがいいですね。


瀧井@三軒茶屋。
ノスタルジックのまとめに入れたほうが
いいかもしれない。新しいお店なのに生姜が
香る懐かしい東京醤油ラーメン。美味しかった。


不如帰@幡ヶ谷。
塩が今年出たんですよね。
凝っても散らからないこのお店らしい一杯でした。


めじろは残念ながら閉店してしまいました。
よく通ったわけではなかったですが、好きなお店
だったし残念です。


イチカワ@つくば。
すっかり大人気店となりましたが、
龍ケ崎にあったときのような尖った部分は健在。
カッコ良かったです。


みむろ@梅島。
満来インスパイアですが、
ピンクチャーシューの出来、ヒラヒラした麺、
新しいエッセンスを入れて好みの仕上がりに。
凄く好きです。


八雲@池尻大橋。
最強のワンタンメン。
今年も美味しかったです。僕はもっぱら白派。


燦燦斗@東十条。
現在もっともハードルが高い
人気店。名店と呼ぶに一切の躊躇いのない
素晴らしい出来です。チャーシューをアテにビールをいってから。


ひがし@新松戸。
1+1が3にも4にもなるこのセットメニューは健在。
今年はもう少し行かないとな。


うえだ@志木。
僕はこのシンプルな軍鶏の塩が大好き。
舌に乗っかる濃密な旨味がいいんですよね。


慶@上尾。
何度も食べてますが、このありそうでない
超ストロング札幌スタイル、好きです。



閉店してしまったまんぼぉ@四街道、最後の一杯。
復活を祈ってます。


赤羽に事務所を移し、かなりお世話になった高はし。
半ミックス、半バラが僕の定番。
クラシックなカオススープが最高。


すずらん@渋谷。
少し飲んだあとかけラーメンに。


にっ田屋@栃木市。
あの小三郎のお弟子さん。
キラーコンテンツ生姜ラーメン。


魂麺@本八幡。
稲庭中華そばと尾道風の中華そば。
こういうローカルなラーメン、抜群ですよ。




海龍@善行。
クラシカルな中華そば。
好みが全開。


仕事でいいことがあったときは必ずべんてんを
食べてます。今年も3回かな、食べました。
ザ・ベスト。べんてんの塩ラーメン。


若月@新宿。
今年は2回とも楽しい宴の後に。


太華@戸塚。
毎年毎年載せてるような気もしますが、
好きなモノは好き。首都圏で食べられる貴重な尾道中華そば。


福一@成田。
本軍鶏白湯そば。
12周年限定。最近なかなか行けないですが、
変わらぬラーメン愛が溢れています。


雲林坊@九段下。
ここはお気に入りで、よく行きました。
汁あり、汁無し担々麺ともにパクチーを2倍マシが
僕の流儀。





季織亭@経堂は
今年2月で閉店します。
年末もお邪魔しましたが、
凄く残念。最後までパパ、ママのおもてなしを
楽しみたいと思います。


長尾中華そばが東京にやってきた。
青森系でもこの純なあっさり煮干そばが
大の好物。これを納豆ご飯にぶっかけて
食べるんです。



深澤ラーメン@柏。
柏のラーメンで飛び切りのお気に入り。
何を食べても本当に美味しいが、一番印象的だったのは
このサンラータンメン。


花の季@宇都宮。
最強のタンメン!
本当にこのメニューは凄い。


同じコンセプトのグレイト@市川真間。
野菜の美味しさを担々麺で表現。
目からうろこの絶品担々麺。
これは凄い。



以下、お馴染みのお店たちで
特に印象に残ったモノ。

大喜@湯島。
武川さんの遊び心が
沢山のアレンジメニューになって登場。
今年はもっと醤油とかとりそばを食べよう。
たぶらかさないで(笑)

冷やし中華


冷やしとりそば(味噌ver.)


もりそば(納豆ver.)


味噌ラーメン



くろ喜@秋葉原。
金曜ブランドの紫くろ喜や
普通の塩がやはりいいね。
限定も沢山食べたけど、そう思います。

鴨白湯つけそば


鴨そば


冷やし煮干し


塩そば


3年目のかけそば



七彩(食堂七彩含む)
いっぱいお世話になりました。
何より今年は稲庭中華そばの年でしたが、
毎年“七彩”の名の通りバラエティに富んだ
メニューで楽しませてくれます。

担々麺はこのパクチーマシマシ仕様で


根菜と蔵出し味噌の煮込み麺


うちわ海老の味噌ラーメン


あさり出汁の冷やし


小麦ヌーボー


小麦ヌーボー(東京本店)


今年は特に大ヒットだっただたちゃ豆


稲庭担々麺


稲庭中華そば(塩)


稲庭中華そば(味噌)


稲庭中華そば(味噌 @東京本店ver.)


東京軍鶏(クリスマス)


ターキー(クリスマス)



蔦@巣鴨
今年はあまり行けませんでしたが、
行く度に感動を与えてくれました。







続いて2013年オープンのお店。
あまり多くは行きませんでしたが、その分中身は濃くて。

KABOちゃん@駒込
ラーメン好きが高じてお店を
出したわけですが、美味しいものが好きという
前向きなエネルギーを原動力に、説得力のある
一杯に昇華。個人的にも嬉しいです。特にこの塩がいい。


絢@仙川
実直な店主が送り出す実直な一杯。
本当にグッときたラーメンでした。


その近所に出来たしば田@仙川。
その完成度に感嘆しました。

この2つは2014年も通いそうです。

くじら食堂@東小金井。
七彩出身ではありますが、それより
個人的にも世話になった下ちゃんのお店という
感じ。溢れる意欲が丼にいっぱい詰まってます。


埼玉、川島町の四つ葉。
仕事で近くに行くことも多く、
僕にしては珍しく早めの訪問でした。
お気に入りは蛤そば。


金ちゃん@八千代中央。
突如千葉に来たお店。
ローカルな魅力と若き店主の意欲に
非常に訴えるものがありました。


らーめん五ノ神製作所@大久保。
先ほど神田に新しい店もオープンしましたが、
海老を前面に出して、この完成度。
遊び心とセンスというか凄く好きなお店です。
つけ麺の店よりも断然好き。


しながわ@要町。
ドリルマンから派生したお店。
生真面目にラーメンに向き合った一杯、という
感じかな。その想いが伝わってきました。


暁@蒲田。
現在はこのラーメンではないようですが、
大雑把な様で繊細なラーメン、個人的に大好き。


そして、“新人王本命”だったやまぐち@面影橋。
やっぱり美味しかった。



2013麺 ~ ダイジェスト その1 ノス活編~ 

2013-12-31 00:00:00 | ラーメン(その他)
ノス活と題して今年も多くの老舗を訪れ
楽しませてもらいました。
(記事リンクのないものは今後上がります)

2013年元日は天皇杯で優勝祈願のホープ軒@千駄ヶ谷
いつでも学生の気持ちに戻れる、ここは
僕にとってはノス活です。


ノスタルジックには時間がない。
惜しくも閉店してしまったお店も多いですが、
その中で印象に残っている3軒。

まずは月梅@本八幡
店のつくりもネギも、そして味もかわらなかった。


味玉発祥の漢珍亭
ビールに野菜炒め。
そして、味玉入りのラーメン。
行けて良かった。


代田橋大勝軒
アナザー永福系ともいうべき
傍流の巨星も今年墜ちました。
ここも最後に食べられて良かった。


その総本山永福町
かなり久しぶりだったんですが、
目が覚めるほど美味しかった。
いまだに途切れることのない行列。
感服します。


ここからは丸長のれん会(MCN)。

空龍@草加
現在は二代目ですが、先代は
現のれん会会長です。
香ばしいキャベツ入りのつけ麺が絶品。


祖師ヶ谷大蔵大勝軒
代々木上原系。地元ということもあって
こよなく愛しています。家族経営が織りなす
コンビネーション、出前をし続けるスタイル。
理想的な地元のお店。ナビスコカップ優勝の後。
新聞を読みながら最高の一時もあったし、試合に
負けた後もありました。
(画像は最上部)

狛江大勝軒
地元に近いもうひとつの代々木上原系。
ノスタルジックな雰囲気がたまらない。
お気に入りです。


宮原の丸長
つけ麺に半チャーハンのセットという
ありそうで無いスタイル。代替わりして
フレッシュな雰囲気もいい。


代替わりといえば坂戸
ついに開かずのシャッターが
上がりました。幾分洗練されたものの
しっかりと伝統を継承しています。


つくば丸長も久しぶりに。
こんなに力強いつけ麺だったのかと
驚いたもんです。


目白桜台丸長。
男の食堂というべきボリューム感。
桜台ははじめてでしたが、店の雰囲気も
男くさかった。





続いてそんな食堂系。

ぎんねこ@浦和
蕎麦屋ですが、大衆食堂の色合いが
強い。なにより、いまだに昼は大混雑。
惹きがあるということです。


我孫子のひら井食堂。
おじいさん、おばあさんとの話が
尽きず。いつまでも続けて欲しい。


かすみ食堂@霞ヶ関(埼玉)
メニュー多彩なヌーベル食堂。


多万里食堂@大宮
正調の大衆食堂。
店内の雰囲気も最高です。


来集軒ミステリーと題して
ルーツを追ったのも今年でしたね。
加須(12)で得た情報の新鮮さと驚き。
本当に楽しかった。


そして、一番のお気に入り旧竹町(御徒町付近)
の来集軒
。ノスタルジック好きがみんなで集まって
楽しみました。


地方は2軒。

山梨の塩山館食堂
このタンメンの強力なこと。
麺の強靭さにも腰が抜けました。


浜松の味佳
おばあちゃんが全て手作りで
作る驚きの無化調白湯スープ。
凄く古くからあるお店ではありませんが、
店主の小長井すすみさんは78歳。
53歳からはじめたラーメン店。
文句なく凄い、続いているお店です。



“宝庫”浅草からはこの3軒。

角にあるからカド
魚介が効いた下町中華。


日進
競馬開催時だけの営業となっていますが、
浅草ブラックともいうべき、漆黒のスープが
印象的。


最後は菜苑
湯島の巨匠を迎えてのノス活飲み。
最終的に皆記憶ナシ。チャンチャン。


ノス会飲みではここ。
巴家料理店@神田
特徴的な長い麺。上品な
東京ノスタルジックを体現しています。



以下印象に残ったものをツラツラと。

平和軒@五反田。
Twitterで話題となり、瞬間風速的に
盛り上がりました。


桜上水の進京亭
すでに代は替わっていますが、
名代卵入り手打ち麺の素晴らしさが光ります。


愛してやまない共楽@東銀座
歌舞伎界の代替わりとラーメン店の
代替わりに想いを馳せたもんです。


日正カレー。
ドヤ街に残る、昔の雰囲気を湛える
お店。タクシー会社のお抱え食堂から
独立、といったストーリーにも胸が熱くなる。


私事ですが、仕事の事務所が
飯田橋から赤羽に移りました。
その飯田橋でよく通ったこうや系。
高はし。移った先にも高はしがあるという。


大二@若林
揚げネギの永楽系。
枝葉が伸び、その詳細は
わからないことも多いですが、
こんな離れた住宅街にもひっそり
息づいていました。


キタボシ@浮間舟渡
80歳になる店主。いまだに力強く
営業されています。


三軒茶屋ヤンヤン
銀座のヤンヤンは不本意な形で
他の資本に渡ってしまいましたが、
ここは昔ながらのヤンヤンとして
営業しています。


今年にわかに盛り上がった
天竜@浅草橋
店主の体調優先での営業ですが、
ノスタルジック=あっさりという
概念を覆すクラシカル札幌スタイル。
+1枚をマストアイテムに、よく愛用してます。


来々軒はそのビッグネーム故に
系譜はほぼ追えず、また名前だけ広がっています。
神田で潰えたということでこのお店に何かヒントがあるのでは、
と興奮して訪れた来々軒@幡ヶ谷。しかし、別の系統。
マンボライスという逸品にも出会いました。



そして、本流の来々軒が浮かび上がります。
祐天寺の来々軒。味の連続性こそありませんが、
由緒正しい本家筋。機会があれば再び行きたい。


千葉の進来軒
後期のお弟子さんではありますが、
こちらも由緒正しい本家筋。
何度もお世話になっていますが、
このときは千葉のラーメン好きを集めて
ささやかなノス会を。


地味ではありますが、個人的にとりわけ
お気に入りの栄楽@水天宮
お父さんが亡くなり、娘さん二人で
切り盛りしています。2013年後半は
お休みをされていましたが、今頃
復活しているのかな。また、行きたい。
オムライスも美味しかった。


築地の紅蘭
銀座路地裏系といえば、
今年オープンのお店が
話題となりましたが、
個人的には断然こっち。
中華系といえば旨味過多な
イメージを持つ方もいらっしゃるかも
しれませんが、ここはその真逆です。


炒めマジックといえば
江戸川橋の新雅
サラリーマンが寄るお店の
典型といったおもむき。親子の
コンビネーションも見ものです。


様式美が炸裂する福壽@笹塚
ザ・ノスタルジックラーメンとでもいうべき
代表的な一杯。そして、なにより味がいい。
改めて食べて驚嘆しました。


そして、もうひとつの
ザ・ノスタルジックラーメンがこちら。
谷ラーメン@有楽町
店に向かう道のりもまた食べ歩きの
楽しみです。


職場を赤羽に移してからの
東京北部ノスタルジックは3軒。

ますや@上中里。
住宅街の中に潜む典型的な街の
中華屋さん。おばあちゃんの中華鍋の
扱いも見事。


かいらく@王子
大衆的なお店で、肩を寄せ合い
いただきます。


牡丹江@赤羽
3大餃子店のひとつでもあります。
閉めてしまったお店もありますが、
ここは続いている。昼から客の
紹興酒が進みます。


最後に飯田橋でよくお世話になった
びぜん亭。故武内さんの名言
「ラーメンは鶏ガラ、豚ガラ、(店主の)人柄の3ガラ」
をよく表したお店。来年も行かなきゃ。




今年は本当に良いお店に出会いました。
これらのお店のおかげで、
僕の食べ歩き観もかわったし、コレクトや
情報、知識のために、だけではなく、
もっと生活の一部としての食べ歩きを楽しみたいと思います。

2012麺 ~ 振り返り その2~ 

2013-01-01 00:00:00 | ラーメン(その他)
2012年は引き続きノスタルジックなラーメンの
食べ歩きも十分に愉しみました。

その中で、よく話していたのは、
「ノスタルジック・ラーメンにはもう時間がない」
ということ。

中野「栄楽」が閉店してしまったというニュースは
その際たるもの。閉店するとは知らず、2週間前に行けたことは
幸せだったんですね。ついぞ、ラーメンを食べることができなかったことだけが心残り。


ここ「めとき」も不定なお休みを経て、また今年復活。
思い入れのある人も多いお店。色褪せることなどまったくない
感動の一杯は、いまだ健在でした。


共楽」は逆に後継者が厨房に入ったことで
しばらくこのノスタルジックとは呼べないほどの
インパクトのあるラーメンが楽しめそう。今年も美味しかったなあ。


立川の「福来軒」は創業100年を数える
老舗中の老舗。店内を飾る昔の店外写真に
ノスタルジーを馳せる。


来集軒 浅草合羽橋本店
本店と記すことができたのは、来集軒めぐりができたから。


御徒町の「来集軒」では、ソースチャーハンという
名品にも出会えました。


臨時休業ならぬ臨時営業の「天宝
ようやく食べることができました。

珈琲大勝軒の知る食べ歩きも
楽しかった。


蘇った人形町大勝軒、「よし町
も今年印象的だった一杯。シュウマイでちびちび飲みながら
〆る一杯。素敵でした。


人形町系では異端なくらいに
しっかり動物系が出ている浅草橋。

丸長のれん会は
“永遠のMCNシリーズ”と題して
コツコツと食べてきました。改めて食べるお店、
宿題になっていたお店など、いろいろと。


狛江の大勝軒。
雰囲気が最高。


西台の大勝軒
代々木上原系らしい仕上がりと
地元っぽいつくりがよかった。


祖師ヶ谷大蔵の大勝軒
住宅街に溶け込むレトロな大勝軒。
気取らない、肩肘張らない、うんちくもない、そんな
気軽な街の中華屋の位置で強烈な存在感を放つ。


新井薬師の丸長
ここの麺は相変わらず独特だなあ。


地方で一番印象に残ったのは、
ここ「平和園」。ノスタルジックでもあります。
こんなに攻撃的なラーメンだったとは、と驚きました。

さて、ここからは印象的だった一杯をつらつらと。


市川真間の「グレイト
この美味しさは、ホント多くの人に伝えたい。
気持ちのよいお店ですね。


くろ喜」は今年精力的でした。
1周年の軍鶏そばは並んでも食べたい一杯、でした。
話題に事欠かないですが、スゴイ人気店になったので
ホントに食べたい!という一杯目掛けていくことにします。

そのホントに食べたほうがいいのは、金曜日だけのブランド「紫くろ喜」
最後の最後に食べにいけましたが、これはまいった。すべての面で好みの傑作。



ここもお世話になったなあ。
つけ麺じゃない「ajito」もさすがでした。


ようやくいくことのできた「とんちぼ
鶴ヶ島という立地ですが、わざわざ食べに行くべき一杯。


やまらぁ」で台湾まぜそば。
ラーメンフリークだったやまさんらしい
着眼点がさすがでした。


ことしはこの「むさし野」の限定が
食べられました。もう、どうです、これですよ。


長八」も本当に久しぶりに訪問。
今だからこそこの麺を食べてみたい。
その欲求に120%でこたえてくれました。


飯田商店」の限定。
ストイックなつくりとほのぼのとした
湯河原の街。


今年もたくさんお世話になった大喜
12月からはじまった中華そば。オーソドックスで、
どこか懐かしい味わいだが、大喜らしいエッセンスのある絶妙な一杯。


最後も恒例の福一
今年はこの弥七インスパイアで卒倒。
石曽根さんのラーメン愛をビンビンに感じる究極の一杯でした。

2012麺 ~ 振り返り その1~ 

2012-12-31 00:00:00 | ラーメン(その他)
今年のテーマは、思えば「適正」だったような気がします。
味の適正はもちろん、長く人気を博すことの難しさをきちんと
感じられるような、落ち着いた食べ歩きだったかな。

そんな今年一番印象に残ったのは、「
今年オープンのお店ですが、改良の手を休めずに
常に適正なバランスの一杯を提供してくれていた。
とにかくすべてが好みで、行く度に何を食べようかを迷うのでした。
所謂、1番人気の本命馬ですが、ここ数年でみてもダントツに
好みだったので、奇をてらう必要はないですね。美味しかった。





塩も味噌もスバラシイですが、
特に味噌は他ではあまり食べることができないタイプ。

味の適正さ、という話をよくしたのは「食堂七彩
食の楽しみを存分に共有しながら、進める箸に幸せを
感じることができる奇跡の食堂でした。



佐賀海苔を贅沢にもたっぷり乗せて、
煮干スープに浸しながら食べるこの特別メニューが最高でした。
佐藤養悦本舗謹製中華麺がまた素晴らしい。

七彩@東京ラーメンストリート」にはよく行きましたが、
この3杯を。すべて裏メニューで恐縮ですが、どれも珠玉。


まずは、新しいフラグシップとなった和歌山ラーメン。
角長の湯浅醤油で豚骨を炊いた、本場の醤油豚骨ラーメン。
これを東京駅でやるか!と驚いたものです。


鶏白湯煮込み系もよく食べましたが、
ラーメンに仕立ててもらったこの一杯。
毎年食べてますが、ホントに七彩らしい傑作です。


最後は、だだちゃ豆の出来がよかったことで、
一昨年よりもグンと完成度があがった冷やし。これは好みの要素が大きい。

「七彩」ファミリーの「金町製麺」も
よく立ち寄りました。ブログに載せないことも
多く、ラーメンを食べないことも結構ありましたが、
いろいろな限定で楽しせてくれました。


個人的に淡麗で気に入った鮎の限定。


これは反則かな。
伊勢海老のラーメン。


さて、ここからは今年オープンしたお店をいくつか。
昨年も当たり年かな、と思ったが、今年は輪をかけて好みの
お店が多かった。(「蔦」が筆頭なのは、もちろんですが)



銚子から突如江古田に移った「金時
醤油も担々麺も評価が高いですが、個人的には
この塩のキレに感嘆。


「琥珀」はオープン時話題になりましたね。
クラシックなタイプの淡麗系。


「ちゃぶ屋」が破産したというニュースは衝撃でした。
しかし、そこから巣立ったお店に新たに出会うこともできました。
鳴龍」はその筆頭。特にこの塩の豊かな旨味とまとまりは
「ちゃぶ屋」とはまたちょっと違う落ち着いた味わい。


そして、もうひとつが「Hulu-lu」
こちらは、完全にオリジナリティを出したタイプ。
滑らかなタイプの麺ではなく、サクっとした食感にし、
ストンと胃に落ちるシンプルな一杯を、高次元でまとめた
ありそうでないお店でした。


淡麗なタイプをずらっと並べたので、
変化球を。とはいえ変化球と呼ぶには
もったいなさすぎると完成度と愛すべき遊び心。
天を仰いでやられた、と唸ってしまう一杯でした。
カッパ64


JAC」もお気に入り。
徳島ラーメンをモチーフに見事に現代と融合して
かつ、自然に適正に仕上げた一杯。いきなりこの完成度。


千葉からは「仲間
所謂純すみ系の系譜で語られるお店ですが、
その独自性が面白かった。

続いて準新規店というべきか、
このふたつ。


東京いまむら
もう言うまでもないんですが、言わないと伝播していかない
危うさも併せ持つ稀代のラーメン職人、ですかね。
この煮干し増しシステムもオープン当初の鶏ガラビンビンのラーメンも
一期一会の危うさに満ち溢れた名作でした。


魚魚」はトライアウトを経て
『アレアレア』に入りました。人の問題、
純粋なラーメン店としての営業、といくつかの
ハードルを超えて、すっかり人気店となったようですね。
食材へのこだわり、という形容が前に出るお店ですが、それ以上に
普通にラーメン店として凄く美味しい、というところがスゴイ。


最後は「ラ・ズンバ
話題にのぼりにくいお店ですが、
個人的には穴的に是非注目してほしいお店。
変に洗練されう、雑多な魅力を持つお店が
少なくなっているのは残念です。

明日の第2弾に続く。

2011麺 振り返り

2011-12-31 00:00:00 | ラーメン(その他)
今年も引き続きリピートの年だったと思うのですが、よりその傾向が強くなっただけでなく、
意識してそうしていたような気がします。ブログ見てる人はつまらないかもね(笑)
ただ、新店は良いところがかなり多かった年です。ひとつは選べない!

サッカーでたくさん遠征も行きましたが、そこで
自由にラーメンを食べれなかったのが唯一残念なところかな。

そんな今年、もっとも印象に残ったのは渋谷、すずらんのこの限定。
水雲麺。鶏清湯とあさりの旨味、それと得意の平打ち麺。とにかく美味しかった。

ずずらんは今年も楽しませてもらいました。



蕃茄湯麺(トマトタンメン)も美味しすぎて思わずリピート。



震災以降、提供をやめていた元祖限定鶏白湯もパワーアップして、かえってきました。
もちろん、金曜30食限定。一部では黄金色に輝くその彩りから鶏金湯なんて呼ばれていたり。


震災。


3月11日の夜は都内を彷徨い、会社の仲間と会い、車で寝て、会社に戻り、
すべての仲間の無事を確認し、仮眠をとり、翌日ようやく帰宅したことを
思い出します。その帰宅前に食べた、“最初の”一杯は大好きな磯野でした。



とりあえずまたラーメンが食べられた、とホッとしたものです。


今年の新店はかなり熱かった。
特にこの3つ。



まずは、くろき。特にこの塩。ご主人自体が生粋のラーメン好きでありながら、
過去の職人としての経験とスキルを存分に生かした一杯は、果てしなく新人離れした
完成度で感嘆のため息が。暇さえあれば行きたいお店。

次はばくばく。



濃厚つけ麺も悪くはないのですが、このラーメンが美味しい!
こちらは有名店で修行経験こそあれど、まだまだ若い兄弟。がしかし、
くろき同様の完成度。粉まみれで、一生懸命挨拶に来てくれたあの純粋な
目を思うとまだまだ伸びしろがありそう。頑張って、大田和君。



そして、マタドール。大宮時代から全てのパーツを飛躍的にブラッシュアップした
このお店。牛系のお店としてはひとつのピークと考えていいんじゃないかな。
贅沢仕様にしてローストビーフを食べないと、と諭すむきもありますが、通常の
ラーメンでも十二分に満足できます。

まだまだ良い新店がつづきます。



多賀野出身のもりの中華そば。ここも美味しかった。
多賀野よりも全体に落ち着いた味わいなのですが、
じわじわきて、とにかく最後まで飽きない。近所の人が
羨ましい。彼らに愛される素晴らしいお店になっていくでしょうね。



新店、と呼ぶには抵抗がありますが、松戸にあのとら食堂の分店ができる、というのは
エポックメイキングな出来事でした。シンプルイズベスト。味も遜色ないですよ。


ここまでが新人王。
順不同ですが、個人的には通った回数等を考えてもくろきかな。



新人の次点はソラノイロ。まとまりがあって優等生ですよね。
美味しかったです。



次点がもうひとつ。伊吹は伊藤インスパイアといっても過言じゃないですが、
もっと煮干にフォーカスしたつくりで完成度が高かった。


今度は準新店。



かなでは、震災後リニューアル。材料の安定入荷が難しくなったことから、
煮干しを前面に押し出した、「改」になりました。もともと煮干しの限定を
盛んにやっていたので、安定しますよね。



2010年の暮れにオープンした二代目にゃがにゃが亭も白河の薫陶を受けた一杯を。
このビジュアルだけで満足できます。


さて、既存店はリピート店ばかりです。



大喜に新登場した支那そば。薄口醤油で仕上げたシンプルな一杯。
飲んだあとにはぴったり。最近お気に入りです。



季織亭で飲んだときに〆で出た雉のラーメン。これが美味しかった。
高級だが旨味を出しにくくも強く出る雉。扱いが難しいが、さすがの
完成度。



久しぶりに食べた來來來も改めて美味しかった。



魂麺で食べた富山ブラックの限定が良かった。
最近似非(?)富山ブラックが蔓延していて辟易していますが、
これは現地レベル。すごかった。



風天のネクストブランドであるイチカワ。煮干しのパラレルワールド。
特に煮干しオンリーで攻めた純煮干しがオススメ。



魚魚もめでたくトライアウト優勝。来年のラーメンスクエアへの出店も
楽しみですね。焦がし煮干しでいくのかな?



限定で良かったのは五ノ神製作所の銀ダラのつけ麺。
濃厚つけ麺と聞くだけで目をそらす癖がありますが、
この切り口は斬新だったなあ。



衝撃的といえば、華丸。
これほど精錬でストイックな一杯を久しく食べてない。
素晴らしい。



未食だったくぼ田も、行かなかったことをほんとに後悔したお店。



地方では北高崎のなかじまがダントツ今年食べた中で№1。
たんたん亭系 → かづ屋系の系譜である程度味は担保されていると
思っていたが、これほどまでとは。。。衝撃的に美味しかった。



成田のcloverの塩。これも印象的でした。
まだまだ千葉県人以外には浸透度が低いような気がしますが、
未食の人は今すぐいかないとダメでしょ。



その成田の福一は10周年。おめでとうございます。
いつもお世話になってます。そして、この限定も凄すぎた。



七彩は4周年を迎え、東京駅へ本店機能を移転したり激動の年。
その4周年の東京軍鶏の一杯はオープン時を思い起こすタイプH。
美味しかった。



花の季の蔵出し味噌を使った発酵食品三兄弟の味噌も
印象的。単純に好みでした。



燦燦斗の油そば。これも美味しかった。
チャーシューは必須ですよね。



ノスラームーブメントが仲間内で興ったのも今年。
いわゆる東京ノスラーを中心に食べてきましたが、味よりも
雰囲気でターキーに一票。





最後は、飲みましょうか。けんけんで何回か今年も楽しませてもらいました♪

さてさて、2012年はますます、地味な食べ歩きになっていきそうですが、
お暇な方はお付き合いください。あと更新の3ヶ月遅れも頑張って解消します(笑)。

ぼぶ亭@元祖札幌や新宿野村ビル店

2011-06-05 00:00:00 | ラーメン(その他)
軽く渋谷で前菜をいただいて、新宿へ。
ぼぶさんのぼぶ亭にお呼ばれして行ってきました。

もう店内はラーメンの猛者どもでいっぱい(笑)
ほぼラーメンの情報はここの人たちから発信されてといっても
いいくらい濃いメンツの中、末席を汚させていただきます。
ワイン持参。

ぼぶさん自作のぼぶブラックとまぜそば。
ブラックはぼぶさんの優しい性格そのままに
すごく優しいカラサ(笑)。チャーシューが売り切れになって
いたのが残念ですが、さっぱりといただけます。

そして、まぜそば。麺量が結構ある! ふわふわの玉子が
美味しくてお酒のつまみにもなります。いや~いいなあ。

ラーメンに対する情熱と愛情と、これだけの人を集める人徳、と。
楽しい空間をありがとうございました&ごちそうさまでした!