ニコ、酒場で戯言

Always look on the bright side of life.

なべ presents

一年ぶりの春 リンカーンと天皇賞・春

2005-04-29 21:31:00 | 競馬


画像提供:リュバン☆さん


※親サイト、ニコ酒競馬コーナーより転載。



リンカーンって、どんな馬だっけ。

そんな問いにスラスラと答える私。競馬ファンだって、きっと答えられる。人それぞれに思い入れや、期待値や、それとも馬券でお世話になったとかで答えは微妙に違ってくるが、リンカーンって、どんな馬だ?ってみんな答えられる。ディープインパクトみたいに驚異的な走りで魅了するでもなく、しかし、GIに出てきて買おうか買うまいか頭を悩ませるくらいの存在。誰もが答えられるリンカーンは、こんな競馬の常識で語られるようになっている。

思えば、リンカーンは2004年の春、天皇賞で1番人気になっていたのだ。阪神大賞典を武豊で勝って、多くの競馬ファンは、リンカーンを競馬の常識で1番人気に押し上げた。

「きっと、無様な競馬にはならない」
「ユタカが乗るし、比較的賢い馬だからまず連はカタいぞ」
「血統的には長距離は合ってるはずだ」

みんな、そう思っていた。

だが、終わってみれば、13着に惨敗。

「押し出されるように人気になったようなものだからなあ」
「GI2着2回とはいえ、両方とも完敗だったからな」
「新聞に載ってるユタカの『ここが試金石』ってコメントを読んでりゃあな」

競馬というものはこういうものである。負けたら、言い訳の常識が成り立ち、それが酒の肴となる。でも、それはリンカーンがどんな馬なのか、を徐々に形成していくのだ。汚名を返上しようとした宝塚記念は3着。天皇賞・秋は体調不良で惨敗。

「おい、リンカーンはどうする? 買うのかよ。うーん、迷うな」


---------------------


私はリンカーンのそんな常識が形成されるのと同時に、別のリンカーンが形成されていくのを感じていた。

母親のグレースアドマイヤに惚れて、焦がれて、リンカーン。SS産駒で期待の星。気付けば、喉の疾患もなんのその、グレースアドマイヤが出れなかった春クラシックにだって挑戦した。秋にはGIでも勝負できるようになっていた。

「グレースアドマイヤの仔も凄いな」

その仔が、どうにか勝てば、それだけで勲章。親仔二代の贔屓は競馬のロマンであって
、密かな自分の誇り。どうして勝つかを真剣に悩み、どうにか勝ってくれと祈ったりしてみた。そして、件の惨敗の天皇賞・春へ。

期待して、勝って、いろいろ夢をみて、そして、ふと気付くとそこにはもうリンカーンだけが存在していた。グレースアドマイヤの仔リンカーンではなく、グレースアドマイヤはリンカーンの母だった。存在の比較でなく、リンカーンという馬が独立して心に刻まれた感じがした。これも親心ってある意味、いうのだろうか。

グレースアドマイヤはリンカーンの後、順調に、健康に仔を産みつづけた。すぐ下にはグローリアスデイズという牝馬を、更に妹にはプリンセスグレースを産んだ。私は勿論、この妹たちの活躍を楽しみに観ている。グローリアスデイズはこれまた頑張り、GIにまで出れるようになった。プリンセスグレースも無事にデビューした。

グローリアスデイズがオークスに出れば、母親の無念を思ったりもした。もうちょっとで重賞に手が届くとなると興奮した。プリンセスグレースがデビューすると聞くと、どうやったらオークスに出走できるかを考えたりした。先日なんて、福島にグローリアスデイズが出ると聞いて、ちょっと観にいってみようと旅もしてみた。

だが、リンカーンのように勝つために身悶えなどしないのだ。本当に無事に走ってくれることが一番だと思ったりするだけなのだ。それは思い入れがリンカーンよりもないのでなく、~まさにグレースアドマイヤに思うのと同じように~ 無事に長く活躍してほしいと思っているだけなのだ。グレースアドマイヤだって、母となってから随分と頑張っているのだから。

ただ、リンカーンはグレースアドマイヤの仔であって、それ以上の存在なのである。


--------------------


シンボリクリスエスでもなく、ゼンノロブロイでもない。ましてやディープインパクトなどではないリンカーンだが、私は身悶えするほどにGIの勝利を望んでいる。

おい、リンカーン。もう、すでにグレースアドマイヤの仔とか、バレークイーンの一族の牡馬だとか、そんな肩書きだけでは通用しないよ。そうやって、無事に過ごすのは妹たちでいいじゃないか。世間の競馬ファンや馬券師は

「GIにちょいと足りない馬」

だとか

「前哨戦でアイポッパーに差し返される相変わらずパンチの足りない馬」

だとか思われてるぞ。

おまけにオーナーの旦那は勝機ありとみて牝馬まで送り込んできたじゃないか。

相変わらず調教で全力を出すこともないようだが、それでいいのかよ。



馬には無理をしたって輝かないといけないときがある。それが1回だって、名馬みたいじゃなくたって、いいじゃないか。混戦だとかメスまで参加してしまった天皇賞・春だからって嫌味言われても、きっと心に残るファンがいるはずなんだ。

何より、常識を覆すのが血統的な宿題だろ? 

13湯麺HIDE@松戸 2005.4.23

2005-04-27 19:41:22 | ラーメン(千葉)
福島から無事に帰ってきましたが、その報告は沢山あるので後日とさせていただきます。なので福島にいく前日に無理矢理組み込んだ連日の13湯麺HIDEの報告を(笑) うーん、やっぱりうまかったっす。

------------------------------

食べておかないと、と思うともう強引に予定組んじゃうのである(笑) 今日はつけ麺。このお店が殊更にお気に入りな相方はいつもの湯麺(醤油バカのため)ではなく、私推薦の塩湯麺を注文。つけ麺は以前に食べてゴマ油のテーストがちょっとひっかかって以後頼んでいなかったのだったが、今度はあつもりで変化をつけて。

相変わらず丁寧な仕事ぶりがうかがえる厨房での様子と出て来たつけ麺のビジュアル(*´д`)アハァ。あつもりを否定するムキもあるが、私は好きだ。何より冷めずにいただけるから良い。そして、この店は麺がおいしいし、しっかりしているのであつでも大丈夫なはずである…、というか凄く(・∀・)イイ!! 

しかも、あつもりにしたからかはまったくもって不明だが、以前に感じたゴマ油の香りによる支配が、今回はさほどでないのである。もう、こうなるとヴマイヴマイであっという間に完食! スープ割も魚介がプンと香り完璧。ヴマければヴマイほど惜しくなるが、今は納得した上での復活を待つのみである。そして、できれば最後にもう1回くらい食べたいな(笑)

------------------------------

ニコ酒のラーメンコーナーはコチラ

13湯麺HIDE@松戸 2005.4.22

2005-04-23 00:04:09 | ラーメン(千葉)
おいしい店が閉店や移転と聞くととても残念に思うのは当たり前だが、おいしいだけではない“良い”お店が閉店と聞くとどうにもやるせない。私が知る数少ない“良い”お店HIDEが2005年4月28日をもって閉店、ということのようである。いつもと同じように気持ちの良い接客と丁寧な仕事っぷりを披露している。感激だ。店内には張り紙があって、閉店の挨拶であった。閉店の理由も書かれていて、私にとっても身近な問題なだけに複雑な閉店だ。いろいろ思うところもあるが、ともかく、ラーメンにストーリーが乗る、そんなドラマのような一杯を食べにいったのであった。

今回は以前から試してみたかった黒味噌湯麺。それと恒例のバラ煮丼。もう、盛りの美しさからして良いっ!!!若干濃厚で凝縮した味噌テーストがとても良く、寒い時期に食べておけばよかったと思わせる逸品だった。もやしのしゃきしゃき感もよかった。うーん、かえすがえすも残念。一緒にいった人が食べた塩湯麺を一口もらい、「いやあ、もう1回、あと1回はきて、これ食べたいなあ」と思ったのであった(というか決定)。勿論、バラ煮丼は文句無くうまいかった。

あと1回をどこで捻出するのかが問題…。実はあたくし、日曜から温泉の予定ざますの。福島です。詳しくはまたこちらで報告します。というわけでHIDEはまた帰ってきてから(というかその日くらいしかいけないかなあ)。

ニコ酒のラーメンコーナーはコチラ

今年の目標 【裏】 4月

2005-04-21 23:44:41 | 雑記
・デヴィ夫人の幼馴染になりすまし「おいよ~、根本(本名)~、ひさすぶりだな~。おめー、なに気取ってんだ?」と話し掛け、「あら、誰かしらこの汚い人! 知らないわ!」と邪険にされつつも、狼狽するデヴィ夫人をみてみたくならない。

・ジャ○ーズ事務所に所属するときに身が引き締まる思いがするのは、お尻(の穴)をキュっと引き締める防衛のためなのだ、という勘違いを流布しない。

・今更ながらだが、清原ってあんなキャラで人気が出た選手だっけ?と疑問をもちはじめない。少なくとも西武にいたときのほうが十分に“怖かった”んだが…、それに巨人ファンが気付くとネタ満載の巨人軍が崩壊していって普通にお金をかけて強い巨人が誕生しちゃうから、それは避けたい。

・高橋尚子は年齢的にもQちゃんじゃなくてQさんだろ、と指摘する場を求めて、ロードワークのストーカーをしない。何故なら、追いつけないからである(そうなのか) そして、Qさんって呼んでみるシーンを想像して笑いをこらえない。


・今まで俺たちは、ドラえもんじゃなくてアニメ「大山のぶ代」を観ていたのか?(((;゜Д゜))))ガクガクブルブル などと声変わりにショックで我を失わない。

・グリーンウェルでミセリと張り合わない

・切符購入時に液晶タイプのタッチパネルのとき、押しても反応がないと、今一度強く押したりしない。そういうのはお年寄りの得意技である

・電車でつり革につかまっていると、座席上部の網棚の興味のそそられる雑誌が置いてあるのを、取ってしまうのが恥なのか、それともそれを取る勇気が無いのを恥じるのか、を真剣に考えているうちに最寄の駅についたことで、それ自体を流さない。何故なら、また悩むからである。

今月はやはりパワーダウンしておりますです。

まだまだ楽しい日本語

2005-04-20 01:51:04 | 雑記
今回は非常にくだらないので、気が立っている人は読まないでください。Time is money 私は訴えられても時の返金には応じません。

実は恒例となっている「今年の目標 【裏】4月編」を考えていたところ(考えていたんかい!)、ふと思いついたことがあったので記事にしていみました。

疲れがピークに達すると妙に脳が活性化してきて、そのあたりが体育会体質というか脳まで筋肉系(そこまで達しないと活動しない脳って…)な私の特徴なのでありますが、活性の仕方が年々、お馬鹿な方向へと向かっていることに対する自分セキュリティーは体育会系の脇の甘さに通ずる脆弱さなんでありんす。つまり、何を言っているか自分でもさぱーり分かりませんが、くだらんことを思いついたということであります。




「自分的美しい日本語認定会」

だ~。勿論、くだらない美しさを決めるのである。


50音。各行は母音の「あ~お」に従って5字並べられる。その並びは発音するにつけ、スムースで美しく、平坦なアルファベットの比ではない。「あいうえお~」と言ってみよう。うーん、マンダム。「哀 戦士」うーん、ガンダム。

となるとこの並びに沿った言葉は、それだけで美しい日本語ではないか! うーん、超意味不明だ。書いてる自分がすでに意味不明だ。早く寝たい。それが、「【お】【か】(例えば「丘」)」のように2行(段)にわたってしまっている言葉は美しくない。あくまで母音列5字の中で完結しているからこそ美しいのだ。更に、例えば「さくら」のようにいろいろな行に飛んでしまう言葉は美しくない。美しいっぽいが、そんなに行を飛ばしてダイナミズムを生み出すよりもあくまでスムースに。奥ゆかしい日本語の妙である(更に迷宮に)。というか、疲れた私の中で美しいと認定するのだ! 認定は超眠いとき限定としておくが(ノ∀`)アイター。

さて、早速はじめよう。

<あ行>

【あい】…「愛」キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!! いきなり、言葉も美しい。この認定会の認定における最大の根拠となるのは、逆説的に、この言葉の存在があるからかもしれない~(思いつき)。あい。最も尊い言葉であり、最も美しい響きということにたった今、私によって認定されますた。これから、ラヴとか言っちゃダメ。あい。因みに、「アイーン」という基礎知識の現代用語があるが、これは凄い。「アイ」と順列にきて、バックドロップのように「ン」にうっちゃるのである。強力な言葉だ…。さすが志村…。

【いう】…「言う」である。これからは「喋る」とかじゃなく積極的に「言う」と言おう。おっ、「言おう」というのは順番こそ違え、あ行・母音だけで構成される言葉なんだな。「言え」とか「言う」のバリエーションは母音だけで構成されているのか。「美しい日本語を言う」わけだから、「言う」という言葉自体が美しいということか…。深い…。いや、深くない。

【うえ】…「上」。やはり「下」というネガティヴな言葉より美しい、と解釈すべきなのだろう。

<か行>

【かき】…「柿」。うーん、この時点でキングオブフルーツの座はドリアンから柿にうつったといいってよいだろう。「柿が赤くなれば医者は青くなる」柿はビタミン豊富で風邪予防にもなるぞ! さすがだ。因みに私は「牡蠣」が苦手なので、今後も口にする機会は少ないだろうが、レベルの高い食べ物だということは素直に認めよう!一口カツだと思ってカキフライだったときのショックは諸君には分かるまい!

【きく】…「菊」。やはり、キタ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*!!!!! 日本の国花の一つである。そうだったのか。言葉として美しいから国花として制定されたという“裏”があったのかあ(国花に制定もへったくれもない)。裏を暴いてしまった以上、国から監視される生活は免れない。デューク東郷に狙われないようにしたいところだ。これからは菊花賞もはっきり「きくかしょー」と発音していこう。言いにくいな。更に<聞く>や<効く>などこの【きく】は人間の根源にかかわる重要な言葉にも宿っている。他にもっと重要な言葉が山ほどあるだろう、という冷静な突っ込みは当方好きではない。「言う」と「聞く」が両方美しい、というダイナミックな発見をしただけで興奮しろ!(大きい声で言いくるめる風=恫喝)

<さ行>

【さし】…「差し」 逃げ・先行・差し・追い込み。俗にいう決まり手4種だが(そんなもん無い)、そうか、近代競馬では先行が王道だと思っていたのだが、「差し」が王道だったとは…。そう思うと、「差し」という脚質には何でも“差しちゃう”みたいな常勝の香りがするな。今週は東京、京都開幕週か…。前残りだろうから、差し馬ばかり狙って、また馬券はスカスカだな'`,、('∀`) '`,、

<た行>

【たち】…「太刀」ではない。断固「館」である。ひろし万歳! ♪泣かな~い~で~、である。あの不気味な顔立ち(失礼!)から何故人気(「ひとけ」と読まないでね♪爆)があるのかと思ったのだが、姓名に秘密があったとは…。そう思うと彼は孤高のタレントだという気がしてきた。どうだろう、皆さん。美容院にいったときに「キムタクみたいな髪型にしてください」や「ベッカムみたいにしてください」といったらおそくら商売っ気だったぷりに「お客さんなら似合うと思いますよ~」と言ってもらえると思うが、「館ひろしさんみたいにしてください」と言ったら、おそらく怪訝な顔をされるだろう。何故なら彼は孤高だからである。

【自粛】…あまり低俗なことを書くと男子中学生しか反応してくれないので割愛。

<な行>

【なに】…「何」。人類がここまで発展してきたのはこの「何?」精神があったからに他ならない。そんな壮大な言葉もやはり、美しい響きによって表現されている。

<は行>

【ひふ】…「皮膚」。女性は死ぬまで“女性”であり続けるというが、綺麗なお肌、お皮膚への執着はやはり半端ではない。男からすれば、そんなもん、と思いがちであるが、そんなこといっておいて若いピチピチギャルの肌には釘付けになるのだから、やはり皮膚は特別重要なのである。スキンシップという言葉も特別に重要に思えることだろう。ただし、セクハラは厳禁である。

<ま行>

【まみ】…「真美」。なんだこれ。「館」に継ぐ意味不明な認定である。だが、きっと「真美(真実、麻美など)」と名がつく人はそれだけで何かしら得をしていると思うことにする。そうに違いない。山瀬まみ、などはあの舌足らずな話し方なのに芸能界で生き残っている。これはホリプロの力などではなく、名前の持つ力によるものだったのだ。同じ舌足らずでも小倉優子は残念だが、その得(徳)はないのだ。というか全国に「館まみ」という姓名を持つ方がいらっしゃるのだろうか? なんと神々しい!! 検索したら「人妻館・まみ」というのがヒットした。私、バカ過ぎます(泣)。

【めも】…「メモ」。初の外来語のエントリーである。外来語にして、日本語として美しい響きということはもう、半分日本語である(?)。これから、小泉さんが牛肉輸入問題で逆逆ギレを起こして米国と戦争になったとして、英語禁止になったとしてもこの「メモ」だけは残してほしいくらいである。これからは、正式な場等でも「これらのことは念のためメモっておいてください」と言ってもなんら問題ない。私が認定しているからである。怒られても責任はとらない。

<や行>

【やゆ】…「揶揄」。渋い…。この言葉あたりがエントリーしてくるなんて渋い…。これからはドンドン揶揄っていこうではないか。からかってからかって、相手の気分を損ねるまで揶揄っちゃおう。それが深く踏み込んだコミュニケーションなのだ。因みに、浜崎あゆみ、こと「あゆ」だが、彼女が浜崎やゆみ、こと「やゆ」だったら、きっと若者だけでなく、老若男女に受け入れられていたことだろう。残念だ。

<ら行>

強引に書き出すことも可能だが、美しさを優先して、「無し」

<わをん>

【わを】…「Wooooow!!!」なんだこりゃ(爆) 驚く時には品もへったくれもなく、とにかく「ワーヲ」なのである。この言葉は「ワオ」じゃなく、「ワヲ」が好ましいということなのだろう。


というように検証してきたが、とにかく時間の無駄であった。ずばりいうと何も面白くなかった。だが、くだらない最初の発想がいずれすごい大発明へとつながるように、これは第一歩だと思ってほしい。第二歩は再び私が疲れるまで待っていただきたい。

むさし坊@東川口 2005.4.17

2005-04-18 01:20:46 | ラーメン(埼玉)
誰にでも現世を忘れ、どこか遠くに連れてっておくれよ、という気分になることがあろうかと思うが、私は今まさにそんな気分で、声が変にかわってしまったドラえもんはいないので、自分で高騰しているガソリンを大切にエコランしつつ遠くに行くしかないのである。しかし、ようやく手が離せた時間がすでに午後で、どこか遠くへのどこかは東川口くらいでしかなく、超現世、またもラーメン馬鹿の一席であります。

ところで、クドカンの新ドラマ「タイガー&ドラゴン」はさすがクドカン的なケレンミのないドラマで楽しめそうですな。本歌取りされたらしいクレイジー・ケン・バンドの同名曲がかなり病みつきの予感。ラーメンの、そうラーメンの…、♪俺の話を聞け~。


この「むさし坊」は武蔵浦和と蕨にもお店があって、実はこちら東川口が一番新しい店舗。私は以前武蔵浦和の方で食べたことがあるのだが、かなり以前のことなので味も忘れ気味。悪く言えば印象に薄かったので、評判の良い東川口に再挑戦というわけである。場所は、東川口駅沿い。駅から見下ろすと店舗を確認できるくらいに駅沿い。私は車で行ったが、駐車スペースも店脇に3台ほどある。しかも、待ち客用なのか、駐車スペースではプロジェクターで映画(か?)が流されている。こんな店はみたことない(笑)



他の2店舗と東川口店との大きな違いは麺だそうで、東川口は自家製麺。店内奥には製麺スペースがある。また、他の2店舗の味を決めている方がこちらで腕を振るっているらしい。メニューは基本のむさし坊らー麺(太or細麺)とつけ麺の他にも“普通の醤油”と書かれたらー麺や季節のらー麺などもある。我々の前に券売機とにらめっこしていたおばさんは「すいません~、なかなか決まらないんです~」と恐縮していたが、いえいえ、これだけあったらなかなか決まりません(笑) 私はつけ麺と鶏蛋湯(チータンタンと読む。後述)、相方はオーソドックスにむさし坊らー麺(細)でオーダー。

こちらは店内も大変に清潔でオープンキッチンもとてもきれいに使われている感じ。あと、ラーメン屋さんのトイレといえば汚い(もしくは無い)が定番だが、こちらは綺麗なトイレがある。まあ、比較的新しい店舗だというのもあるが、これは非常に嬉しい。



また、お茶は独自に自家ブレンドで鉄観音、ジャスミン、中国緑茶などのブレンドらしい。驚嘆するほどおいしいというわけではなかったが、すべてに渡ってこだわりがあるということのようだ。勿論、ラーメンは無化調。なんたって、名刺にまで「無化調」と入っているから(笑)



まずは、私のつけめんが登場。先に別盛の具として、クコの身やネギなどが出されていた。今回は、あつもりにしてもらったのだが、麺は釜茹状態というかお湯を少し張った器の中に麺が入ってくる。ぬめりが出たり、のびてしまいそうなものだが、自家製麺の威力なのか結局最後までおいしくいただけた。話が前後してしまったが、つけ汁。これが結構濃厚。ギトギトではなく、濃縮された出汁という感じ。魚介も感じるが、真っ先に得た印象としては赤味噌的な濃厚さ。調べてみれば豆乳と魚介をあわせたらしく、豆つながりか(いい加減だな、(ノ∀`)ヲイ・笑) これをザーっと完食。濃厚とはいえ重さは皆無。麺は先に触れたようにしっかりとしたおいしい麺でかなり高レベルな感じ。多加水もちもち系でうまいうまい~。

 

して、スープ割で先ほどの鶏蛋湯(チータンタン)が登場。+50円でやってくれるのだが、通常のスープ割りにタマゴを溶いて入れてくれるのが、このサービス。スープ割はつけ汁を一旦、雪平に移して加熱してから出してくれるのでおいしくいただける。また、溶いたタマゴがまろやかでなかなかおいしい(*´д`)アハァ。これにご飯をいれて雑炊風にするのがおいしいらしいのだが、私はちょっと遠慮しておいた。


鶏蛋湯

むさし坊らー麺は、鶏の風味が前面に広がる逸品で(゜д゜)ウマー。実はここラーメンなのに豚を一切使用していないらしい。今年流行しているらしい鶏白湯なのだが、噂に聞くような濃厚さはなく、かなりあっさりとした感じ。とても優しい感じで隣に居たお婆ちゃんも完食してました(笑) 最後に味をかえるべく卓上に置かれた塩昆布、黒七味などを投入したら味がほんのりかわって楽しめる。途中で相方さんの「あっ、これイモガラだ」という指摘で気付いたのが、柔らかめのメンマのような謎の具(爆) イモガラだそうです。個人的にはクコの実がいらなかった。何故ならこれだけ優しい味でまろやかに楽しんでいる中に突如しっかりとした甘みが広がると余計に感じられたから。私が甘いもの苦手だから言ってるわけじゃあります(笑)


これは塩昆布


天照 2005.4.17

2005-04-18 01:10:32 | ラーメン(東京)
東川口にいったあと、いろいろと用事済ませて夜ちょい遅くに腹が減って、夜ご飯。ラーメンはもういいなあ、と思っていたが、何故かいろいろ食べたくなってまたこの店に(笑) 今回は久々の天照つけめん。あとは小龍包とグリーンカレーを二人でいただく。

このお店に来て、最初に食べた天照ラーメンは印象いまいちだったので、次回に天照つけめんを食べたら、これがヒットして、ここに居ついた。そんな経緯だったのだが、実は最近はつけめん<<<ラーメンてな感じでこのお店はラーメンがいい。そんな中、つけめんを注文。

確かに食べ応えのある麺をいただくのにつけめんは有効だが、やはりラーメンのほうが好みかなと。つけめんの問題は、揚げネギだとか香味系をかなり早い段階で麺とともにひろいあげちゃうところからなあ。後半ちっと飽きたかも(2杯目だからか・爆)

小龍包は相変わらずモチモチ系でおいしい。3つ入りだから、二人だとやや喧嘩気味にとりあいである。私は優しいので今回は一個。勿論、太るからと先手を打たれたことは内緒である(実は最後にめずらしく杏仁豆腐を食べたくなったのだがこれも鉄壁のカテナチオの前に注文できず)。

グリーンカレーは…、うーん、こんなに辛くなかったっけ?(笑) 最初食べたときは結構辛かったと思うのだが、いずれこちらのブログでも紹介しようと思っている某タイ&ベトナム料理の名店の超ピキーンとくる本場並みのグリーンカレーに慣れてしまったからか、今日は軽く食べてしまった。グリーンカレーの王子様である(なんじゃそりゃ)

 

とはいえ、満足でした~。

負の遺産

2005-04-14 01:35:01 | 雑記
サポーターが「12番目の選手」と謳われる文化は美しい。サポーターはそれを誇りにクラブをより一層サポートする。

相手の攻撃に面食らい、失点に嘆きながらも、強い精神力で再び相手に立ち向かう。勝利すれば選手同士で称え合い、次の試合への糧とし、敗戦すればお互いに励ましあい、次の試合への闘志を掻き立てる。

だから、12番目の選手という言葉は、決して大袈裟な表現ではない。

ただ、応援して、楽しんだりわめいたり、評価したり批判したりするだけなら、それはファンということになる。そんな厳密な規定などないが、少なくとも“選手”と名乗るにはただ一介のファンであっては困る。選手、とは当事者である。試合を観戦する傍観の人ではなく、試合をする当事者なのだ。

選手にもいろいろあるだろう。役割を真摯に全うする者、途中で役割を放棄する者、喜びも悲しみも爆発させる者、じっと噛み締める者。そして、試合そのものを放棄してしまう者もいる。試合を台無しにしてしまう選手がいる。

そういった選手にサポーターはどういった目を向けるのか。自然体と手抜きは違うと糾弾し、抗議と放棄は違うと訴える。選手をなだめ、時には鼓舞して、試合を成立させ、勝たせるのがその他の“選手”の役割である。11人のピッチに立つ選手が、試合を勝手わがままに台無しにしたら、サポーターはそれをとめ、試合を勝たせることに全力を費やしたい。

だが、サポーターが台無しにしてしまってどうするのか。彼らが、これまでに送ってきた数々のピッチに対する不満と憤りのようなものがそのまま自分に返ってくると思うがいい。責任は“選手”である限り、選手と同じである。傍観するファンよりも苦しく、嘆きたくもなるのも選手と同じ。だからこそ、試合後に励まし、ともに負けたことを深く噛み締める権利を得るのだ。それはとても辛く厳しいことだが、それがチームの歴史をつくっていくのである。





完敗、といのは正直やるせない。我慢の限界だという気持ちは十分に分かる。だが、愚かな勝者となって、他に優越感を誇示したり、くだらない言葉しか持てなくなる前に、ここで深く完敗を心に刻み、美しい勝者になることを夢見たい。その際、激しい歯軋りが歯を欠けさせたり、自分の机がへこんだり、その程度は人の迷惑になることはないだろう。ただ、携帯電話を投げたりするとメモリが全て吹っ飛んでしまうから注意したほうがいい。明日からの生活に支障をきたす。



しかしなあ、
シェフチェンコのシュートの弾道とアンジョンファンのシュートの弾道が同じにみえてくるわ。グっと我慢のとき(まだまだ続くだろうが)

美春@北松戸、大黒家(天丼)など2005.4.9/10

2005-04-14 01:15:39 | ラーメン(千葉)
なかなかニコ思考を作動させることがないので、今回も食べ物のエントリで申し訳茄子です。


まずは美春@北松戸で『嗚呼、冬も終わりだよ。アツアツのラーメン食べ納め』といいながら香味つけめんを食べたツアー(爆) そして、美春はお気に入りなので暑暑になってもアツアツを求めて行っちゃったりするというこの季節感の無さ。しかし、季節のものを食べるのは人一倍好きな私であります。ではレポ。

----------------------------------------

聞けば店の裏手に駐車場を大きく確保という。シンガポール店といい、大変に順調な経営のようで喜ばしいですな。というわけでちょっと間がいあいたが土曜夜に訪問。

私は香味つけめん、相方が期間限定ということと、醤油馬鹿一代ということもあってだし醤油らーめん。因みにこのだし醤油、「魚介と豚骨、鳥骨とのWスープで、魚介はホタテ、鰹、昆布、さんま、焼きアゴ、海老、煮干しを使っています」と謳うように魚介をふんだんに取り入れたスープで以前に出しただし塩らーめんの醤油版。好評なのか、だし塩は継続して出しているようだ。

久々の香味つけめん。相変わらず(゜д゜)ウマー。ただ今回はちょっっっと酸味が強めかと思った。もう少し香りに丸みがあって分厚い逸品だったような気がするが、今日はちょっとブレたか。それでも十分うまい。




スープ割りはカウンターであってもこれでサーブ

そして、だし醤油も当然味見(*゜∀゜)=3。こちらはダシの魚介がうんと出て、美春醤油の基本ラインを出しつつもまろやかさが突出した出来栄え。塩(前回)より醤油に魚介出汁をより感じたのが不思議だが、ノーマルの特選醤油を食べ慣れている、その比較からかもしれない。ただ、個人的な感想でいえば、別ものとはいえ特選醤油>だし醤油。キリっとした醤油が際立ち、香味アブラの威力も絶大なシンプル特選醤油はほぼ完成した一杯だと思っているので、どうしてもそういう評価かなあ。




つーか、我々の隣に後からやってきて、即特選醤油を注文し職人のように(我々より早く)たいらげて帰ったあのオバチャン…。プロだな…(゜Д゜)y─┛~~。

----------------------------------------

ニコ酒ラーメンコーナーはコチラ


日曜は浅草で夕飯。まぐろ人で食べようかと思ったが、案の定行列。しかも、この日は特別長い(´・ω・`)。出張所は立ち食いだし…、ということで天丼を食べることになった。私の江戸前天丼一番指名はいつも「土手の伊勢屋」で、それとかなり以前、別の日記でも紹介した「多から家」


ここね。梅の天ぷら(大葉に梅挟んで天ぷらにしたもの)を食べたい~。

なのだが、今回は疲れていたので雷門近くの超有名店の「大黒家」で食べることに。因みに別館のほうが雷門に近く、今回もそちらで食べることにした。お品書きをしばし眺めて、「うーん、天ぷらといえば海老」タイプの私ではないのでえび1、きす1、かき揚げ1の天丼を注文。あとは吸い物。

うーん、しかし、ここは色が濃い! さすが、大家である。江戸前らしくカラメ、甘めのタレがこれでもか、と染み込んでいてこれまた江戸前ジャンク! ここまで濃い目だとご飯にタレが染み込まなくて良いというのが私の感想だが、つべこべいわずに食なさいよ、あんた、という浅草の囁きが聞えてきますな。うまいからあっという間にたいらげてしまった。

散る桜 残る桜も散る桜(見過ぎ)

2005-04-10 13:41:54 | 雑記
さくらをして、日本人の心を声高に叫ぶのは好きではない。だが、さくらをみて、純粋に感動する心は大切にしたい。そして、それが日本人の美徳であるなら誇りたい。およよ~、綺麗に決まった~ところで、またさくらである。

さくら前線。日本に美しき春と緑をもたらす呼び水・プロローグである。ちなみに競馬に春をもたらすのは桜花賞である。桜花賞が私に春をもたらすかは微妙なところである(笑) さくらをみることはさくら自体を楽しむだけではないと気付くのである。さくらのキュートな花びらが落ちるや生命力に満ちた新緑の葉がつき、毛虫が発生する。バーベキューをさくらの木の元でやってはいけないのである。皮膚科でそう怒られるわけである。

と、後付の能書きはどうでもよいとして、上野恩賜、さくらの名所、というわけでチラリとよってきたであります。


今年の宴会の傾向としてマツケンサンバ軍団が幅をきかせていたことをご報告しておきます。学生たちは「ドゥドゥビィドゥビィドゥバァ、ハイ、ハイ、ハイ、ハイハイあるある探検隊」でおなじみのレギュラーを連発しておりました。





そして、帰りは昨日も通った五香のさくら通りを通って帰ってきたであります。見過ぎ。


夜桜もよかったであります。

ただ、これだけ凄いとCGじゃないか?と見紛うのであります。あと、今回の記事のタイトルを「ピンク画像」としたほうがアクセス数は上がるのでしょうか? はね上がるでしょうな(爆) 「日本人好みのピンク画像」としましょうかね。